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米海軍空母は "空母キラー "ASBMによる中国の攻撃に耐えられるか?

  ASBMがイエメンのフーシ派により初めて実戦投入されたのはちょっとした驚きでしたが、長年米海軍空母を撃破できると豪語している中共の『本家』ASBMの実力はいかほどなのでしょうか。Warrior Maven記事からのご紹介です。 DF-26「空母キラー」対艦ミサイル 1 週間前、USSカール・ヴィンソンはフィリピン海軍との海軍演習を開始した。演習は、増大し続ける中国の脅威を前に、米国とフィリピンの関係を改善し、親密さを増す目的があった。2023年4月、フィリピンが自国内の軍事基地数カ所を米国に提供することで合意したと発表され、両国間の大きな進展の前兆が見出しで称賛されたのは、それほど昔のことではない。 もちろん中国は、この米国の努力に激怒した。 地政学的な癇癪に相当することだが、中国は南シナ海での領有権を主張するため、「黄山」と名付けられた570級フリゲート艦にアメリカとフィリピン海軍の艦船を監視させた。環球時報によれば、アメリカは「移動中の大型艦艇を標的にする中国軍の能力を恐れており、空母の生存能力が著しく低下される」と主張している。環球時報は中国政府が所有し、中国政府の公式見解を発表するために使用される。「移動中の大型艦艇を標的とする能力」とは、中国が大いに宣伝している対艦弾道ミサイル能力をさす。 『Business Insider』は2024年1月5日、中国が対艦ミサイルをテストするため、ジェラルド・R・フォード級航空母艦とアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦の巨大なレプリカを砂漠に建造したと報じた。 対艦ミサイル(AShM)は長い間存在しており、中国だけでなく、世界中のほとんどの軍隊が対艦ミサイル、あるいは二次的な対艦能力を持つ別の分類のミサイルを保有している。 AShMは巡航ミサイルと弾道ミサイルの2種類に分類される。 米国のトマホーク・ミサイルのような巡航ミサイルは、発射地点から数百マイル以内の地表の標的を攻撃できる。これらのミサイルは飛行中ジェットエンジンで推進され、発射の瞬間から目標に命中するまで誘導されるため、特に移動目標に対しては比較的正確な攻撃兵器となる。巡航ミサイルは地球の大気圏内を亜音速で飛行し、小型の弾頭を搭載できる。例えば、米国のトマホーク・ミサイルは約450kg(1000ポンド)の弾頭を搭載している。対艦ミサイルの大半は巡航ミサイ

中国が米海軍空母などの艦艇実寸大ミサイル標的を砂漠に構築。弾道対艦ミサイルの精度を上げるためか。中国は真剣だ。

  2021年10月20日の衛星画像で米空母を模した標的がタクラマカン砂漠に見つかった。 H I Sutton Illustration for USNI News Satellite image ©2021 Maxar Technologies Used with Permission   中 国軍が米空母の形を模した標的をタクラマカン砂漠に構築しており、標的演習場を新たに構築したのが衛星画像で判明した。画像はMaxar社が提供した。   米空母の実寸大輪郭に加えアーレイ・バーク級駆逐艦の輪郭少なくとも二つが演習場に見つかった。場所は 新疆ウイグルのRuoqiang 若羌 县 にあり、中国がいわゆる空母キラーのDF-21D対艦弾道ミサイル試射に以前使った演習地に近い。   タクラマカン砂漠で見つかった米駆逐艦を模した標的。H I Sutton Illustration for USNI News Satellite image ©2021 Maxar Technologies Used with Permission   空母標的は平面で空母のアイランドは構築されていないようで、航空機用エレベーター、兵装など詳細は省略されている。レーダーを使えば周りの砂漠からこの標的が浮き出るはずだ。   さらに標的二つがあり、空母標的より詳細に構築されている。柱数本があり、おそらく計器測定用だろう。レーダー反射をシミュレートするものかもしれない。   また同演習場内にはレイルが敷かれており、10月9日のMaxar衛星画像を見ると全長75メートルの標的に各種計装をつけて幅6メートルのレイル二本で移動させている様子がわかった。   同地区はこれまでも弾道ミサイル試験に使われていると地理空間情報提供企業AllSource Analysisが解説している。   「米艦艇を模した実物大標的に加え、レイル移動式の標的もあることから標的捕捉、照準のテスト用だろう」と同社は見ており、模型のすぐ近くに兵器が命中した形跡がないという。「艦艇を模した標的に各種センサーもついていることから、この演習場は今後各種試験に使う意図が見られる」   衛星画像履歴を見ると空母標的は2019年3月から4月の間に構築されていたことがわかる。その後、工事が続いたが2019年12月に解体された。その場所が今年9月再び工

イランへ臨戦態勢、しかしイランは米海軍艦艇を撃破する能力がある

Locked and Loaded: Could Iran Sink the U.S. Navy If War Breaks Out? イランにはミサイル多数がある。それで艦船を沈められるのか  Could they start sinking warships?  by  Sebastien Roblin September 15, 2019    Topic:  Security    Blog Brand:  The Buzz    Tags:  Iran Military Technology World Missiles https://nationalinterest.org/blog/buzz/locked-and-loaded-could-iran-sink-us-navy-if-war-breaks-out-80851 2 009 年、中国が移動式中距離弾道ミサイル DF-21D を開発し 900 マイル先の艦船撃破を狙っていると明らかになった。この技術は当時出現したばかりだったが、米原子力空母の残存性が議論になった。というのは DF-21D が空母運用の攻撃機材の戦闘半径より外から狙い撃ちできるためだった。このことから米海軍は対弾道ミサイル機能を駆逐艦、巡洋艦に SM-3 ミサイルとして装備することを迫られた。 弾道ミサイルは弧を描く弾道で飛翔距離と速度を最大限に確保する。大気圏外に一旦移動してから考えられないほどの速力で標的に向かうこともある。 DF-21 はマッハ 10 までになる。ただし、 10 年前は対艦弾道ミサイルそのものが存在しておらず(ソ連が開発を試みたものの実用化できなかった)、というのも都市破壊用の弾道ミサイルはともかく移動中の小型標的を正確に狙う技術が未確立だったためだ。 とはいえ、わずか二年後にイランも対艦弾道ミサイル開発に成功したと発表してきた。イランは自国軍事技術を誇張したり虚偽の作り話をすることが多いが、 2013 年に流出した映像にはミサイルテストが成功した様子が写っていた。また 2014 年には米情報分析で同ミサイルの配備が確認されている。このミサイルにはハリジファルス Khalij Fars (「ペルシア湾」)の名称がつき、イラン国産開発短距離弾道ミサイルファテ F

中国のミサイル発射は対艦弾道ミサイルの初の発射だった

China's Reported Anti-Ship Ballistic Missile Test In The South China Sea Is A Big Dea l The test fits within a larger trend of increasingly provocative Chinese efforts to assert their authority in the disputed region. BY JOSEPH TREVITHICK JULY 2, 2019 THE WAR ZONE https://www.thedrive.com/the-war-zone/28810/chinas-reported-anti-ship-ballistic-missile-test-in-the-south-china-sea-is-a-big-deal IMAGINECHINA VIA AP IMAGES 中 国が少なくとも一発の対艦弾道ミサイル発射テストを実施し、各国の思惑が交錯する南シナ海にしたとの報道が出た。真実なら中国軍がこの地区を標的にミサイル発射した初の事例であり、それ以上に中国の過激なまでの太平洋での権力拡大をさらにエスカレートさせることになりそうだ。 NBCニュースが、匿名米関係者の談として最初に報道したのが2019年7月1日のことだった。NBCの取材源はミサイルの種類を言及せず、最終的にどんな標的に命中したかも触れていない。中国政府、米国政府いずれも試射の事実を公式に認めていないが、先週末に実施したようだ。中国は航空関係者向けにNOTAMを南シナ海で二地点を対象に発出して、ミサイル発射と軍事演習について注意喚起していた。NOTAMの有効期限は6月30日から7月1日を有効期限としていた。 NOTAMのひとつが海南島からパラセル諸島まで広範な海域を指定していた。北にはスプラトリー諸島があり、中国が実効支配するウッディ島も範囲に含まれていた。この位置関係から中国軍はミサイルを本土から発射し、ミサイルが飛翔に失敗しても海中落下するよう設定したようだ。 人民解放軍のロケット軍(PLARF)には機動性を備え空母など大型艦を十分標的にできると言われる弾道ミサイルがすくなく

★北朝鮮は対艦弾道ミサイルを開発ずみ

今この瞬間で北朝鮮のASBMが脅威にはならないようですが、注目すべきはイランと北朝鮮の技術移転です。イランから一方向の技術供与があるだけでなく北朝鮮からどんな技術が提供されているのか、核技術なのか生物化学兵器なのか。どちらにせよこんな危険が現実になる前に北朝鮮は地図から抹消するのがいいでしょう。 North may be developing an anti-ship missile Mar 14,2017 http://koreajoongangdaily.joins.com/news/article/article.aspx?aid=3030907&cloc=joongangdaily%7Chome%7Cnewslist1 イランの技術支援を受け北朝鮮が対艦弾道ミサイル (ASBMs) を開発中との話が複数筋から入ってきた。 韓国国防省関係者は北朝鮮は標的捕捉技術を実用化ずみで、スカッドERミサイルで昨年9月と今年2月に実験していると3月12日に明かした。 ASBMは移動目標の最新位置を探知し、飛翔の調整が可能で予め設定した目標を狙う通常のミサイルとは異なる。今のところこの技術を有するのは中国とイランだけと言われる。 北朝鮮が技術をイランから入手した可能性があると現地筋が述べ、両国は1990年代から軍事開発面で関係強化している。 イスラエルのバルイラン大ベギン=サダト戦略研究センター主任研究員ダン・ショハムは中央日報の電子メール取材で北朝鮮がファテ-100を2012年頃に入手していると指摘。同ミサイルはイラン最新のASBMである。 現時点で北朝鮮ASBMが脅威にならないのは同国に位置捕捉用の衛星がないためだ。 北朝鮮のミサイル開発では北朝鮮動向を専門にするウェブサイト38 Northが詳しいが、プンゲリ核実験場の衛星画像から第六回目の核実験が近づいていると伝えている。 同ウェブサイトは大規模なトンネル掘削工事が続いていると指摘し、距離は800メートルになっているという。第六回目実験の日程で考えられるのは8月16日で金日成生誕記念日だ。 北朝鮮は主要記念日に軍事力を誇示する傾向がある。■