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SNCは "ドゥームズデイ・プレーン"後継機SAOCを "完全デジタル"開発で進める。E-4の4機体制に対し、SAOCは10機程度になる予想も。大韓航空から購入予定の747-8は5機の契約だ。

  知名度の低かったSNCが製造元のボーイングに勝った理由がデータ所有権だったとは驚きですが、SNCには知見を持った有力企業がチームとして加わり、E-4後継機の改修に自信を示しています。さらに、現在は4機のE-4部隊ですが、後継機SAOCが10機近くになるとの情報も入り、現在大韓航空から747-8を5機調達する契約のSNCが更に機材調達に走る可能性も出てきました。Breaking Defense記事からのご紹介です。 595th Aircraft Maintenance Squadron maintainers prepare the E-4B for flight as a visiting documentary production team loads onto the Nightwatch to film a local training sortie and air refueling mission from Offutt Air Force Base, Neb., May 15, 2024. (US Air Force photo) SNCは、「契約のもとで生産するすべてが空軍のデータになることを保証する」と語った ボ ーイング 747ジャンボジェットを核戦争にも耐えられる軍用機に改造する、 シエラネバダ・コーポレーション (SNC)の大仕事は容易ではない。 先月末、空軍のサバイバル・エアボーン・オペレーション・センター(SAOC)契約を獲得したSNCは、同機の「デジタル・ツイン」を作る。 SNCの航空戦略計画・プログラム担当副社長ブレイディ・ホーボルトは、本誌との最近のインタビューで、「当社は、完全なデジタル・プログラムに取り組んでいる。「デジタルモデルを作り上げるだけでなく、同機のデジタルツインにする」。 老朽化した空軍のE-4Bナイトウォッチに代わるSAOCプログラムでは、国防長官を輸送する以外に、移動式核指揮統制前哨基地としても機能するため、「ドゥームズデイ・プレーン(終末の日の飛行機)」と呼ばれている。SNCは大韓航空から747-8を5機取得する契約を結んでおり、作業はまもなく開始される見込みだ。 新造機材でない場合、重要な飛行制御装置やOEMの知的財産であるソフトウェアなどには一切触れないようにしたいため、改造には異なるアプローチ...

E-4B後継機のコンセプト・アートからわかった興味深い特徴について: VC-25B(ボーイングが改修に苦労中)との共有化はできない? 747として最後に残る機体になりそう

  NAOCあらためSAOCとしてシエラネヴァダコーポレーションが受注に至ったことは先にお伝えしました。同社から発表のコンセプト図からThe War Zoneがあれこれ推察してくれましたのでご紹介します。予想通り機体は製造済み747-8となり、同じ機体の改修に手こずっているボーイングと並行して作業が進んでいきますが、記事もし適しているように共用できる領域もあるはずで、今後ボーイングとSNCが接近する可能性もあるでしょう。 Sierra Nevada Corporation シエラ・ネバダによる「生存可能な空中作戦センター」のコンセプトには、E-4Bとの共通点と相違点がある シ エラネバダ・コーポレーション(SNC)は、軍用機の大規模な改造でよく知られる企業だが、老朽化した空軍のE-4B「ナイトウォッチ」国家空挺作戦センター(NAOC)機の後継機SAOCとして130億ドル相当の契約を獲得した。核硬化対策を施した航空機は4機あり、主に1970年代に調達されたもので、747-200型機をベースにしている。SNCは、E-4B後継機のコンセプト画像を初公開し、注目に値する特徴を明らかにした。  今回想定されるSAOCの機体数はE-4Bの機体数を上回るとあり、退役が目前に迫っている別の機体の役割も担う可能性もある。 All four E-4Bs on the ramp together at the same time. (USAF)  第一に、SAOCがボーイング747-8をベースにした機体になることはほぼ確実だ。こ747の生産ラインは2022年に閉鎖され、ジャンボジェットの長い歴史に終止符が打たれた。そのため、機体は中古で入手するしかない。747-8は155機しか製造されず、そのうち旅客機仕様の747-8iは55機しか製造されなかった。これは、ボーイングが将来のエアフォース・ワン用にVC-25B型に改造しているのと同じタイプで、これも中古で入手したものである。SAOCプログラムの要求を満たすには、4発エンジンが必要であることなどから、747がほぼ唯一の選択肢となった。  コンセプト・アートでは、E-4B後継機は、象徴的な白と青のペイント・スキームを含め、現行機によく似ている。しかし、747-8iは-200より大きく、内部空間は4,800平方フィート近くもあり、新しい...