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2026年2月19日木曜日

米海軍の求める無人艦艇への期待してメーカー多数が熱い視線―商戦は加熱するが生き残る建造企業は少数に淘汰されてもおかしくない

Artist's conception of Blue Water Autonomy's 190-foot, 800-ton Liberty USV.

ブルーウォーター・オートノミーの190フィート(約58メートル)、800トン級リバティUSVの想像図。BLUE WATER AUTONOMY

ロボットボートメーカー各社が市場にひしめき米海軍の注目を争う

海軍が本格的な関心を示していると業界は見ているが大量購入には至っていない。

Defense One 

ローレン・C・ウィリアムズ

2026年2月12日

ストンを拠点とするブルーウォーターオートノミー Blue Water Autonomy は、190 フィートのロボット哨戒艇を今年、試作段階から生産段階へ移行させ、無人水上艦艇を米海軍へ営業し、スタートアップ企業や既存企業がひしめく市場に参入しようとしている。

「現時点では、海軍が『性能を確認できる』よう、サプライヤーに焦点を当てるべきだ」と、ライラン・ハミルトン最高経営責任者(CEO)は、WEST 2026 会議に先立ち、本誌に語った。同氏は、海軍は業界の提供する製品が信頼性があることを認識し、「これらの船舶が艦隊とともに海上運用されている様子を見る」必要があると述べた。

海軍は、中型および大型の無人水上艦艇の必要隻数をまだ決定していない少なくとも3つの司令部で実験が続けられている一方、艦隊の指導者は、無人水上艦艇の購入、運用、保守に関する計画の策定に取り組んでいる。ロボット艦艇の殺傷能力は、ウクライナ国内および沖合の海域で実証されている。また、一部アナリストは、米国が有人艦隊の増強に取り組む一方で、無人艦艇が中国を威嚇する鍵になる可能性を指摘している。

こうした状況を受け、造船大手のHII、防衛業界の大手レイドスLeidosハボックAIHavocAIセイルドローンSaildrone など新興小規模企業など、数十社が海軍に USV を売り込もうと列を成している。

「無人艦艇を艦隊に編入すべきかどうかについては、誰も疑問はないでしょう」とハミルトンは述べた。「実際のところ、『これらの船舶を艦隊に導入して運用開始するまでにはどれくらいの時間がかかるのか、そして艦隊のエンドユーザーが、それらをどのように活用したいのか、実際に何隻必要なのかを実際に把握するにはどれくらいの時間がかかるのか』という点が問題なのです」

複雑な問題

海軍は現在、この問題に取り組んでいると、海軍作戦部長ダリル・コードル提督が先月、記者団に語った

国防総省は「物事を購入することに夢中になり、非常に迅速にスピードアップすることができます…防衛産業基盤はそれを好み、それは非常に能力中心です。しかし、海軍が実際にそのキットを利用、維持、採用、配備する準備をする方法、および運用コンセプトに組み込まなければならない」とコードルは指摘した。

海軍が過剰で急激に調達した場合、運用・訓練・維持モデルが追いつかなくなり、無人水上艇(USV)が倉庫に山積みになる恐れがある。そこでコードル提督は月曜日に発表した戦闘指令書で、海軍の業務遂行における「標準モデル」を提示した。

「これが海軍の標準的な進め方だ。私の目標は指揮統制(C2)と組織構造を適切に構築することにある。だからこそUUVRons(無人水中艇戦隊)、無人水中艇群、艦隊、無人水上艇戦隊といった組織が立ち上がったのだ」とコードル作戦部長は1月に説明した。「この形態を正しく構築できなければ、これらのシステムを維持し、戦力を展開し、訓練を実施し、効果的な実証実験を行う方法が分からなくなる。その結果、戦闘指揮官が何を要求すべきかさえ把握できなくなる。これが課題だ」

しかし一部アナリストは、世界的な脅威には迅速な対応が必要だと指摘する。

「中国はペースを緩めていない。したがって、実際の火力を海上に展開する緊急性は、平和を維持し、米国が有人戦闘艦の建造能力で中国に追いつくまでの時間を稼ぐための優先事項だと見ている」と、海洋安全保障が専門のヘリテージ財団上級研究員ブレント・サドラーは述べた。

「さらに考えてみると、近い将来に中国側の計算を上回る可能性があり、かつ時間内に配備できるのは無人システムだけだ。ここで言うのは小型クワッドコプターやジェットスキー型ボートのような使い捨てドローンではない。太平洋戦域で必要とされる航続距離を持ち、弾薬を搭載可能な、本格的な無人プラットフォームのことだ。」

MASCに注目が集まる

これまで海軍が主に購入してきたのはロボット水上バイク——例えば、前海軍作戦部長(CNO)のプロジェクト33計画で2024年に開始されたプログラムによるグローバル自律偵察艇(GARC)数百隻などだ。

小型ドローン艇市場は「中型・大型艇よりもはるかに急速に拡大している」と、軍事システム研究者で『ディフェンス・ワン』の姉妹ブランドフォーキャスト・インターナショナルのアナリスト、デイビッド・ハッチンズは述べた。

しかしこの状況は変化しそうだ。海軍は381隻の有人艦艇と134隻の無人艦艇からなる艦隊を構想中で、戦場に無人艦艇を大量投入する構想を明らかにした。昨年、議会は調整法案で中型USVの開発・調達に21億ドルを承認した。

さらに海軍は間もなく、期待が高まるモジュラー攻撃水上艇(MASC)の派生型建造契約を発表する見込みだ。

MASCはまだ試作段階」だが、中型・大型USV分野で「最大の注目株」となる可能性が高いと、Military Periscope(Defense Oneの姉妹ブランド)の兵器アナリスト、トーマス・フリーバーンは述べた。

MASC艦艇の最小バージョンはペイロード20フィートを搭載可能と予想される一方、最大規模のものは40フィートコンテナを4基搭載できる。これにより多様な装備、さらに任務の遂行が可能になるとフリーバーンは説明する。大型艦は攻撃兵器やミサイル迎撃弾を発射可能な垂直発射システム(VLS)の搭載も見込まれる。

「その多く、特に小型装備は、明らかに(対潜水艦戦)や対空探知など、広範かつ包括的な影響力を持つセンサーペイロードを装備するでしょう。したがって、この分野に多額の資金が投入されると思います」。

この最後の部分は、明確に受け止められている。

MASC プログラムは「業界に非常に強力なシグナルとなっています」と、Blue Water Autonomy のハミルトンは述べる。「この強力なシグナルにより、民間企業が積極的に参入し、海軍からの契約に先駆け、自社資金で(投資を)行っているのがわかります」。

そして、一般的に、海軍は無人船舶の計画について、より明確なメッセージを発信している、と同氏は述べている。

「海軍は、その要望や方向性をうまく伝え、おそらくは数年前に見られたプログラムの不確実性の一部を取り除くという点で、素晴らしい仕事をしてきた」と彼は語った。

同社のエントリーは、ダメンの スタン・パトロール 6009(800 トン)をベースにしたリバティ級で、自律運用を可能にするシステムが搭載される。その航続距離は 10,000 海里で、ミサイル発射装置を含む最大 150トンまでの積載量で、数か月にわたる任務を遂行できる。

「Google Ventures などの民間資本を調達することができ、その資金を使って、基本的にあらゆることを... 週 7 日、海上でテストしてきました」とハミルトンは述べています。

建造はルイジアナ州のコンラッド造船所で来月開始され、最初の「リバティ」は今年後半に納入される予定だ。ハミルトンによると、必要であれば、同造船所は最終的に年間20隻を建造することができるという。

バブル発生?

Blue Water は、Anduril、GARC メーカーの BlackSea Technologies、テキサス州オースティンを拠点とする Saronic など、激しい競争にさらされている。Saronic は、独自の 造船所 建設を目指している。

「USV業界で大きなプレーヤーになろうとしている企業は、少なくとも 12社はあります。さらに、小規模な企業者も 2、3 ダースほどあるでしょう。各社は会社を立ち上げたばかりか、他社と提携して USV製造に取り組んでいるのです」と、ハドソン研究所の防衛コンセプト・テクノロジーセンターを率いるブライアン・クラークは述べている。

クラークは、生き残る可能性が高いのは数社だけと述べている。

「政府発注が落ち着けば勝者は数社に絞られると各社は認識している。政府は持続的な発注を維持するためUSV建造需要を続けても、12社を存続させる規模ではない。おそらく2社程度が生き残る——各社は自社がその2社に入ると考えている」とクラークは説明する。

「例えばブルーウォーター・オートノミーは中型無人水上艇を建造する。だが造船所は持たない。自律システムの開発、船体の設計、システム統合を担う。だから財務的に存続するのに大量受注は必要ない」と彼は続けた。

「海軍の発注が頭打ちになった際のリスク軽減策を各USV企業は模索していると思う。ただし現状は若干バブル状態だ。興味深いのは、バブルが崩壊した後の生存戦略を各社がどう構築しているかだ」■


Crowded field of robot-boat makers vies for Navy's attention

Industry execs say service leaders are showing real interest—even if they’re not yet buying in bulk.


BY LAUREN C. WILLIAMS

BUSINESS EDITOR

FEBRUARY 12, 2026

 

2025年4月15日火曜日

無人艦デファイアントのDARPA洋上実証が近づく(The War Zone) ― USVの開発はここまで進んできた。中国に対抗する米海軍艦隊が無人艦艇で構成される日が来るかもしれません。

 


USX-1デファイアント。DARPA

無人艦デファイアントのDARPA洋上実証が近づく(The War Zone)

無人艦USX-1デファイアントDefiantは、乗員なしで航行し、大量生産を想定した設計で、長期巡航に先立ち試験をこなしている

USX-1デファイアント中型無人艦は、戦闘艦のような船体形状をしており、数ヶ月にわたる洋上巡航を控えドックサイドでの試験を実施中だ。デファイアントは、乗員なしで航行できるように、また効率的な大量生産ができる設計で、最終的には米海軍に引き渡され、艦隊にさらに高性能なUSVを追加するという同海軍の取り組みとして実戦的な任務を視野に入れた追加試験が行われる。無人艦が今年初めにワシントン州のピュージェット・サウンドで目撃された後、本誌が最初にその進水を確認していた。

 サーコSerco社の海洋エンジニアリングマネージャー、ライアン・マータは、今週初めに海軍連盟の「Sea Air Space 2025」展示会の会場で、本誌にデファイアントの最新情報を提供した。USX-1は、米国国防高等研究計画局(DARPA)の「無人船舶(NOMARS)」プログラムで開発されたもので、マータはこのプログラムで副責任者も務めている。

「現在、船の引き渡し前のドック試験中です。その後、DARPAの典型的な実証試験を行い、技術的に彼らの期待に応えることができたことを証明する予定です」とマータは語った。「計画通りに進めば、今夏には海上に出る予定です。すべてがうまくいけば、長時間の耐久試験を行う予定です」。

デファイアントは現在、シアトルの北にあるエベレット市のピュージェット・サウンドにある海軍施設、エベレット海軍基地に係留されている。同無人水上船(USV)は、サウンドの向こう岸にあるウィドビー島にあるNichols Brothers Boat Buildersで進水した。

 DARPAは、デファイアントの洋上実証は数ヶ月にわたって実施される予定であると発表している。この長期間にわたる巡航をサポートするため、DARPAは海軍と協力し、洋上給油を必要としない新たな洋上給油システムをUSX-1用に開発している。

「DARPAの実証後、SURFDEVRON(米海軍ベンチュラ郡基地)に引き渡され、PMS 406がスポンサーとなる予定です」(マータ)。

 SURFDEVRONは、2019年にテスト部隊として設立された海軍の第1水上開発隊を指す。昨年、SURFDEVRONは正式に、より大きな第1水上開発グループ(SURFDEVGRU)へと発展した。現在、同グループには2つの無人水上艦艇隊(USVRON)が配属されています。また、同グループは現在海軍で就役中のズムウォルト級ステルス駆逐艦2隻を監督しており、最終的には3隻目となる将来のUSSリンドン・B・ジョンソンを受け入れる。PMS 406は、海軍海上システム司令部(NAVSEA)傘下の無人海洋システム部。

 「SURFDEVRONに引き渡す際、期待しているのは、ミッションシステムを使用した一連の演習です。なぜなら、DARPAのデモンストレーションにはミッションシステムが含まれていないからです」と、サーコのマータは付け加えた。「ですから、このような大きな『R』要件の有用性を証明したいと考えています。 それによってどのような効果があるのか?どのようなものを搭載できるのか?ミッションシステムとプラットフォームの統合が私たちの期待するところです」。

 デファイアントでは当初から、安全マージンを確保し乗員が搭乗せずに運用できるように設計されています。これまで海軍が実験してきたUSVは大型のもので、有人艦艇を転用したものか、あるいはオプションとして乗員を乗せることを想定して設計されたものだった。米軍は、USX-1のような中型USVを、全長200フィート未満、排水量500トン未満と分類しているが、スピードボートやジェットスキーをベースにした設計よりも大型だ。大型USV(LUSV)は、全長300フィート、排水量2,000トンに達する。

2023年、米海軍のUSV「マリナー」が後方、「レンジャー」が前方に並んで航行している。いずれも洋上支援船を改造したもの。米海軍

 NOMARSとともに、DARPAの中心的な提案は「1年間完全な無人で、90%の稼働率で海上に出ることができ、高速でターンアラウンドが可能で、運用コストが安価である」というものだ。また、サーコ社のマータによると、「Sea State 3」の条件下で最大速度「20ノット」で航行でき、有用なペイロードを搭載できる能力も備えている。ビューフォート風力階級でいうと、シー・ステート3は風速10ノット、平均波高約2フィートで、最大3フィートまで上昇することもある。

 マータは、デファイアントの仕様や現在の能力についてこれ以上の詳細は提示することはできないとし、詳しい情報についてはDARPAに問い合わせるよう求めた。しかし、同氏は「システムおよび航行の自律性」の両方が高いと説明した。

 デファイアントの実用化の可能性を探ることは、DARPAの当面の計画には含まれていないものの、USVはミッション用ペイロードの統合を念頭に置いて設計されている。

「ミッションシステムを中心に構築しています。つまり、ポッド型またはコンテナ型のシステムです。海軍にはすでにかなりの数があります」とマータは説明した。

 またマータは、2021年に海軍のレンジャーUSVに搭載されたMk 41垂直発射システムをベースとするコンテナ型ランチャーから多目的スタンダードミサイル6(SM-6)を発射するテストを特に強調し、その一例としてペイロードを挙げている。また、サーコはBAEシステムズ社の適応甲板発射システム(ADL)も提示しており、これはMk 41で使用されているのと同じキャニスターからミサイルを発射できる可能性のあるオプションのひとつだ。

陸上テスト中のADL。BAEシステムズ

 ミサイルを搭載したデファイアントは、「駆逐艦の外付け弾草として使用できる」とマータは強調した。「現在、CG-47級(タィコンデローガ級巡洋艦)は退役中です。 128(VLS)セル搭載の艦船です。そのミサイルギャップを何らかの方法で埋めなければなりません。

 海軍はティコンデローガ級の退役を間近に控えているが、昨年、そのうち3隻の耐用年数を延長する計画を発表しました。

 「想像できると思いますが、他にも多くの(ペイロードの)オプションがあります。C2ISR(指揮統制、情報、監視、偵察)や、そのようなペイロードです」とマータは指摘した。「デファイアントや一般的にMUSVと呼ばれる艦艇は、戦術的に有用なペイロードを搭載できるほど十分な大きさがあり、戦術的に有用な距離で、開けた海域で活動できることが特徴です」。

また、サーコでは過去にも、デファイアントの任務として後方支援が考えられると提案していた。

 「発射(弾薬)の際には常に人間による介入が必要ですが、装備や運動性能の一部は無人プラットフォームに積み替えることができるかもしれません。小型で安価なプラットフォームは離陸や離水、水平線の先への移動も可能なので、分散型後方支援や分散型攻撃能力という観点では非常に理にかなっています」と、 とマータは付け加えた。「そして、人々がこのプラットフォームで戦争ゲームを始めたら、このサイズ、耐久性、航続距離を持つものに多くの価値と用途を見出すことになると思います」。

2025年のシーエアスペースで展示されたデファイアントの模型。船首にADLが取り付けられている。ハワード・アルトマン

 コンテナ化ミサイル発射機を含むモジュール式ペイロード、およびMUSVが提供する幅広い運用上の関連性について、特に小型設計と比較した上で語ったことは、海軍がUSV計画で目指している方向性と一致している。1月には、海軍はMUSVやLUSVの艦隊よりも、小型でシンプル、かつ互換性のある無人艦の取得に重点を移すことを発表していた。

 また、海軍は近年、乗組員を乗せた軍艦や潜水艦のプログラムにおいて、深刻な遅延やコスト増に苦しめられている。 特に、中国との太平洋における潜在的なハイエンド戦闘に備える中で艦隊の強化を支援する低コストでより容易に生産可能なオプションとして、USVに新たな重点が置かれる可能性もある。 サーコは一貫して、デファイアントがこの点で特に優れた利点を提供するように設計されていると強調してきた。

 「当社は、現在ではやや珍しい、妥当な期間と妥当なコストで船舶を納入しました。当社は船舶の設計者であり、主契約者でもあり、ほぼすべての資材を産業基盤から調達し、それらを統合することで、それを実現してきました」とマータは語る。「造船所主導の主契約というよりも、政府とシステムインテグレーターが協力して資材を調達し、困難に直面した際には中心となって船を引き渡すというやり方でした。これは、1980年代の造船であり、現在のやり方ではありません。」

進水の直前または直後のデファイアント。DARPA


 「14人で14か月かけて船体を溶接しました。船体は、船内に人が乗らないおかげで非常にシンプルです。つまり、トイレも調理場も通路もありませんし、隔壁に穴を開ける箇所もほとんどありません。つまり、非常にモジュール化された構造で、素早い手作業での建造が可能です」と「デファイアントを建造できるレベル3の造船所は、米国に35箇所以上あります。搭載している大型エンジンは、3社で何万個も生産されています。

 また、サーコでは数年前から、デファイアントの設計をベースにした大型USVの可能性を模索していきた。これには、最大4基のADLまたはその他のコンテナ型ミサイル発射機、その他ペイロードを搭載可能な「Dauntless」と呼ばれるものも含まれる。

Dauntlessコンセプトのモデル。ハワード・アルトマン

 デファイアント、またはその他の派生型や派生品が最終的に海軍やその他の軍隊で運用されるかどうかはまだわからない。それまでの間、サーコとDARPAは、無人艦が数週間、あるいは数か月間、広大な海上で高度な自律性を保ちながら運用できるという、無人艦で核となる能力の実証に向け、着々と準備を進めている。■


Defiant Drone Ship Gets Closer To Months-Long DARPA At Sea Demonstration

USX-1 Defiant, which will sail without humans onboard and is designed for mass production, is undergoing trials ahead of its long-endurance cruise.

Joseph Trevithick

Updated Apr 10, 2025 8:28 PM EDT

https://www.twz.com/sea/usx-1-defiant-drone-ship-gets-closer-to-months-long-darpa-at-sea-demonstration


2023年10月3日火曜日

ゴーストフリート:日米が連携し、無人艦艇を多用することで中国への抑止効果を狙う動きが出てきた

 

USNI News

ゴースト・フリートは、無人艦船作戦をめざす海軍で進行中のプロジェクトだ

用無人装備をめぐる話題は航空分野や地上技術に焦点が当てられる事が多いが、太平洋における最近の動きで、米海軍の無人艦船「ゴースト・フリート」に脚光が当たっている。アメリカと日本の海軍作戦、そしてアメリカの同盟国と中国の間の地域的な対立に大きな影響を与える可能性が出てきた。

ゴースト・フリートは、無人艦船が自律的・半自律的に多艦作戦を行える海軍で進行中のプロジェクトである。開発中の無人水上艦艇(USV)は、小型の太陽光発電偵察プラットフォームから、魚雷発射が可能な中型クラスまで幅広い。海軍はまた、大型無人水上艦船(LUSV)と呼ばれる、全長200フィートから300フィート、満載排水量1000トンから2000トンの大型艦船群の獲得を望んでいる。これは、コルベットとほぼ同じ大きさで、哨戒艇より大きいが、フリゲートよりは小さい。LUSVは、ミサイル発射管16~32基の垂直発射システム(VLS)を装備する。

無人水上艦第一部隊(USVDIV-1)が運用しているLUSVの2隻、マリナーとレンジャーが9月18日に横須賀に到着した。LUSVは、中型USV(MUSV)のシーハンター、シーホークとともに、航海ロードショーの一環として、初めて日本から出港し運用される。統合戦闘問題(IPB)23.3という演習は、有人・無人協力のテストに重点を置いている。海軍は、同盟国とのこの共同演習は、「インド太平洋における地域の安全保障と安定を確保する」新しい能力をテストし、構築すると主張している。このテストは力の誇示でもある。中国は無人艦船の開発も強化している。これは驚くべきことではない。中国は南シナ海での勢力圏を確保する際、新しい島の建設、浮遊バリアの設置、法執行機関や海上民兵によるグレーゾーン作戦など、すでに独創的な手段を講じている。

USVは中国、米国、そしてその同盟国に人員を最小限に抑えながら作戦を遂行する能力を提供する。米国のLUSVは、より正確には最小限の有人船またはオプション有人船と呼ばれ、通常6人の乗組員を乗せている。この船はほとんどの場合、自律行動するが、乗組員は必要なときに交代する能力を持つ。米国のLUSVと小型USVは、Silvis無線によって弾力性のあるメッシュ・ネットワークに接続されている。レジリエント・メッシュ・ネットワークは、まさにレジリエントだ。ネットワークの一部がダウンしても、システムは自己回復し運用を続ける。これは、人的なネットワーク・サポートが困難な海上アプリケーションでは非常に重要である。ドローンフリートには、有人・無人の両方の船舶から発進できるドローン航空機も組み込まれている。

太平洋における大国間の争いで無人水上艦船の出現が境界線を押し広げる。無人偵察船は、中国艦隊を追跡できるだけでなく、運動オプションも提供できる。海軍の無人偵察艦艇が近い将来、軍需物資を運用する兆候はないが、攻撃可能なLUSVが太平洋で活動している事実は、アメリカのライバルに明確なメッセージを送っている。■


US Navy & Japan Team Up With Drone Boats to Counter China in Pacific - Warrior Maven: Center for Military Modernization

SEP 25, 2023

By Alexandria Elias, PhD, Warrior Contributor 


2023年9月23日土曜日

ゴーストフリート実験艦が横須賀へ到着。無人艦の統合運用の実証が目的。米海軍は分散海上作戦DMOをめざす。




 


2023915日、統合戦闘問題(IBP23.2中に太平洋を通過する無人水上艦「レンジャー」。 US Navy Photo

 

ゴースト・フリート無人艦艇二隻が西太平洋に進出

 


  海軍のゴースト・フリート無人水上艦のプロトタイプ2隻が今週、USVの可能性を紹介する太平洋ロードショーの一環として横須賀に寄港したと、海軍当局者が木曜日に発表した。

ジェレマイア・デイリー中佐Cmdr. Jeremiah Daleyは、日本からの電話インタビューで、USVマリナー、USVレンジャー、無人水上舞台ディビジョンONEUSVDIV-1)の幕僚は先月カリフォーニアを出発し、海軍の将来のUSV艦隊のための広範なテストプログラムの一環でハワイに出航したと語った。

デイリー中佐は、無人艦艇が、有人艦艇の認識を拡大し、海軍の水上艦隊の将来での活動の鍵になると考えている、と語った。

「駆逐艦3隻とUSVで構成される水上作戦群を、345倍の空間をカバーする3つの水上作戦群に転換する能力は、ゲームチェンジャーとなる」。

マリナーとレンジャーは、海軍の大型USVの技術実証艦である。海軍は年内に最初のLUSVの要件を確定し、2028会計年度までに9隻の契約を結びたいとUSNI Newsは今年初めに報じた。

LUSVは、数週間にわたる展開や大洋横断が可能で、空母打撃群(CSG)、水陸両用即応集団(ARG)、水上行動集団(SAG)、個々の有人戦闘艦と統合運用される」と海軍の2024年度予算書にある。

より多くの武器とより多くのセンサーで有人艦を強化することは、艦船間の接続を拡大する新たな分散海上作戦 distributed maritime operationsDMO)コンセプトの重要な要素である。

米太平洋艦隊司令官サム・パパロ海軍大将Adm. Sam Paparoは先月、記者団に対し、「DMOは、拡大機動の原則の下で、大量の砲火を浴びせる能力を我々に与えてくれる」。

ゴースト艦隊の艦船と小型のシーホークとシーハンターUSVの配備は、より広範なコンセプトを現実の世界でどのように機能させるかをテストしている。

マリナーとレンジャーは先月の世界的な大規模演習2023に参加し、第1空母打撃群mp空母USSカール・ヴィンソン(CVN-70)と共に行動し、打撃群のセンサー範囲を拡大した。ハワイからは、2隻のUSVが駆逐艦第7戦隊と第15戦隊の艦船、第3海兵師団の海兵隊員とともに行動した、とデイリーは述べた。

USVDIVがペアを組んだ部隊は、マリナーとレンジャーに搭載されたモジュール式ペイロードのセンサーデータを活用できた。この2隻は、もともとはオフショアの石油・ガス支援船として設計されたもので、標準的な輸送コンテナ以外にさまざまなセンサーや武器を搭載できる。

「訓練や演習の観点からは、完全に運用可能なユニットです」とデイリー。「船舶の制御から、搭載されたペイロードの利用まで、完全に統合されている」。

艦船は外洋で完全に自律的な運用が可能で、陸上のオペレーション・センターから、あるいは近くの艦船から制御できる。

艦は自律航行するが、ブリッジに民間人航海士が常時見張りにつく。

「港の出入りをする以外は、実用的な限り自律モードで使用しています」と彼は言った。

 

2 Navy Ghost Fleet Unmanned Ships Now in the Western Pacific - USNI News

By: Sam LaGrone

September 21, 2023 9:50 PMUpdated: September 21, 2023 10:15 PM

About Sam LaGrone

Sam LaGrone is the editor of USNI News. He has covered legislation, acquisition and operations for the Sea Services since 2009 and spent time underway with the U.S. Navy, U.S. Marine Corps and the Canadian Navy.

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