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2025年1月10日金曜日

ロシアが「ヤーセン」級原子力潜水艦5番艦を就役させた(USNI News)

 

2024年12月27日、セベロドヴィンスクのセヴマシュ造船所にて。United Shipbuilding Photo


シア海軍は、ノルウェー近郊に配備される予定の最新鋭原子力攻撃型潜水艦の5番艦を受け入れたと、モスクワが先週発表した。

 攻撃型潜水艦アルハンゲリスクは12月27日、北極圏のすぐ南に位置する白海のセヴマシュ造船所での式典でロシア海軍に引き渡された。アルハンゲリスクは、各種攻撃兵器を搭載するために改造されたヤーセン-M級の4番艦であり、ヤーセン全体では5番艦となる。アルハンゲリスクは昨年から一連の海上公試を受けた。

 攻撃兵器に関しては、13,800トンのヤーセンM型は、射程1,000マイルの3M-54カリビルNK陸上攻撃巡航ミサイル、P-800オニキス対艦ミサイル、3M-22ジルコン極超音速対艦巡航ミサイルを搭載できる。

 カリビルを搭載したロシア海軍の潜水艦は、数年前から米国と同盟国の海中脅威リストの上位に挙げられている。長距離ミサイルで武装した攻撃型潜水艦は、北海からヨーロッパ各国の首都の75%を危険にさらすことができる。

 ロシア潜水艦の北方海域での活動拡大は、米国とNATO同盟国の双方に、この海域により注意を払うよう促している。


ロシア潜水艦K-561カザン。 ロシア海軍写真


 ロシアはヤーセンM級を12隻に増やす計画だ。半分は北方艦隊に配備される。アルハンゲリスクの後、ペルミ、ウリヤノフスク、ボロネジ、ウラジオストクと続き、現在セベロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で建造中である。

 当初、このクラスは艇の引き渡しに時間がかかり、1番艦のセベロドヴィスクは1993年の建造開始から引き渡しまで20年以上かかった。しかし、ロシア海軍は2021年に引き渡されたカザンを皮切りに、建造期間の短縮に取り組んできた。

 「カザンは、ロシアが将来の同クラスの艦の建造コストと建造期間を削減することを可能にする、多くの進化的ステップを示している。そのため、同級の将来の潜水艦は、以前の想定よりも速いペースで艦隊に投入されることが予想される」とRUSI報告書は述べている。

 式典でのスピーチで、ロシア海軍トップのアレクサンドル・モイセーエフ提督は、大西洋と太平洋への潜水艦の配備について話し、ヤーセン級カザンが夏にキューバを訪問したことにも触れた。

 「ヤーセン-Mファミリーの巡航ミサイルを搭載した近代的原子力潜水艦4号艦は、偉大な祖国の海の境界線を守る。このプロジェクトの艦船は、太平洋艦隊と北方艦隊の任務を成功裏に遂行している。

 「今年、キューバ共和国へのプロジェクト885Mカザンの主力艦の作戦の一環として、世界の海洋における海軍の軍事的プレゼンスという任務を果たす上で、高い成果が達成された」。

 カザンのキューバへの進出は、米東海岸を通過し、ここ数年でカリブ海を訪問した最大かつ最も先進的なロシア海軍行動グループの一部として、USNIニュースは当時報じていた。■


Russia Commissions Fifth Yasen Nuclear Attack Sub

Sam LaGrone

January 2, 2025 4:22 PM

https://news.usni.org/2025/01/02/russia-commissions-fifth-yasen-nuclear-attack-sub


2024年6月13日木曜日

原潜カザン含むロシア艦艇がキューバに到着。監視の目を緩めない米加両軍が追尾。ロシアの狙いはなにか。

 

以前も指摘しましたが、ロシア海軍には十分な数の艦艇がなく、今回見栄を張ってキューバまで新鋭艦艇を派遣したことがしわ寄せを生むのは必至です。それでもあえて作戦を実施したのは「大国」として米国初めウクライナを支援する西側へのメッセージといえなくもありません。米軍筋は軽視しているようですが、追尾はしっかり行っています。


Russian nuclear submarine Kazan arrives in Cuba.

2024年6月12日、ロシア海軍分遣隊の一部として原子力潜水艦「カザン」がハバナ港に到着。「カザン」(核兵器は搭載せず)と他3隻のロシア海軍艦艇は、6月12日から17日までキューバの首都に停泊する。ウクライナ戦争をめぐる大きな緊張の中で、ロシア軍がアメリカ本土の近くに、強力な潜水艦を配備するのは異例の展開だ。(写真:YAMIL LAGE/AFP via Getty Images)


ロシア艦艇4隻は、カリブ海へのロシア海軍の展開としてはここ数年で最も重要なものだ


シア海軍の最新鋭潜水艦のヤーセンM級原子力巡航ミサイル潜水艦「カザン」が、キューバの首都ハバナに到着した。カザンは、現在カリブ海に展開中の4隻のロシア海軍艦艇のうちの1隻であり、アメリカや同盟国の軍艦や航空機に密接が監視していた。

 カザンとともに、プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシュコフ」、大型外洋タグボート「ニコライ・チッカー」(「ニコライ・チッカー」と表記されることもある)、プロジェクト23130補給油船「アカデミック・パシン」も本日未明、ハバナ港に入港した。ゴルシュコフは礼砲21門で迎えられた。

 ロシア国防省のソーシャルメディア「テレグラム」上の声明によると、「今後数日間、乗組員たちは......さまざまな儀礼行事に参加し、リラックスしたり、地元の名所に親しんだりする機会を持つ」。キューバ当局は先週、艦船が6月12日から17日までハバナに滞在すると発表していた。

The Russian nuclear-powered submarine <em>Kazan</em> and the frigate <em>Admiral Gorshkov</em>, part of the Russian naval detachment visiting Cuba, arrive at the port of Havana, on June 12, 2024. <em>Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images</em>

The Russian nuclear-powered submarine Kazan and the frigate Admiral Gorshkov, part of the Russian naval detachment visiting Cuba, arrive at the port of Havana, on June 12, 2024. Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images

The Russian frigate <em>Admiral Gorshkov</em>, part of the Russian naval detachment visiting Cuba. Note the V marking on the smokestack, a reference to the symbol used by Russian forces in the full-scale invasion of Ukraine. <em>Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images</em>

The Russian frigate Admiral Gorshkov, part of the Russian naval detachment visiting Cuba. Note the V marking on the smokestack, a reference to the symbol used by Russian forces in the full-scale invasion of Ukraine. Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images

The rescue and tugboat <em><em>Nikolai Chiker</em></em>, part of the Russian naval detachment visiting Cuba. <em>Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images</em>

The rescue and tugboat Nikolai Chiker, part of the Russian naval detachment visiting Cuba. Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images

The fleet oil tanker <em>Pashin</em>, part of the Russian naval detachment visiting Cuba, arrives in the harbor of Havana, on June 12, 2024. <em>Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images</em>

The fleet oil tanker Pashin, part of the Russian naval detachment visiting Cuba, arrives in the harbor of Havana, on June 12, 2024. Photo by ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images


ロシア海軍のアレクサンドル・モイセーエフ海軍大将は本日、国営メディア『RIAノーボスチ』に対し、キューバ訪問は「長距離」展開の一要素に過ぎないと語った。


これは、米軍当局者の発言と一致している。米軍当局者は、この展開の一環として、ロシア海軍がこの地域でさらなる活動を行うことを予想しており、ベネズエラ寄港もあり得ると述べている。キューバと同様、ベネズエラもこの地域におけるロシアの同盟国だ。まだ未確認だが、ベネズエラの訓練艦ABシモン・ボリーバルは、6月15日から19日にかけてキューバ第2の都市サンティアゴ・デ・クーバを訪れる予定だ。


キューバに向かう途中、ロシア国防省によれば、ロシアの船団は大西洋を航行中、模擬敵艦目標に対する対艦ミサイル攻撃のシミュレーションに参加している。しかし、ミサイルの実射は行われなかった。


ゴルシュコフはまた、航行中に防空訓練にも参加した。上空を飛ぶ実際の外国軍用機(オペレーター不明のP-8Aを含む)を標的とした。


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このタスク・グループが5月にロシアを出発して以来、アメリカ軍と同盟国の軍艦と航空機が動向を注視している。


米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦3隻(USSトラクスタン、USSドナルド・クック、USSデルバート・D・ブラック)、米沿岸警備隊のレジェンド級カッターUSCGCストーン、カナダ海軍のハリファックス級フリゲートHMCSヴィル・ド・ケベックは、ロシア艦船がキューバに到着したとき、すぐ後ろにいた。米海軍のP-8Aポセイドンとカナダ空軍のCP-140オーロラ(P-3オリオンの派生型)が上空を飛んでいた。


「標準的な手順に従い、我々は国際水域内で大西洋を通過するロシア船を積極的に監視してきた」と、米北方軍司令部は昨日の声明でTWZに語った。「米軍北部司令部傘下の航空・海上部隊は、米国とカナダの防衛を確保するための作戦を実施している。ロシアの配備は日常的な海軍活動の一環であり、米国に直接的な脅威や懸念を与えるものではない。

カナダ国防省は、「カナダ軍は、米国とともに、大陸防衛を支援する作戦(海上・航空作戦を含む)を日常的に実施している」と述べた。カナダ国防省は、本誌取材に対し、別の声明を発表した。「カナダの最近の国防政策更新である『わが北、強く、そして自由に』が強調しているように、北米大陸防衛はカナダ軍の最優先事項のひとつである。北米へのアプローチを定期的に監視することは、我が国を防衛し、カナダ人と北米のすべての人々の安全と安全を継続的に確保することの一部です"


ここで興味深いのは、ハバナは今月、カナダ海軍の艦船、ハリー・デウルフ級哨戒艦HMCSマーガレット・ブルックも受け入れるということだ。同艦は金曜日に到着しており、6月17日まで滞在する。


キューバの国営紙グランマは、カナダ海軍の訪問はカナダとの"協力関係50周年"と"地域の平和維持のための二国間協力"を強調するものだと述べた。


カザンをはじめロシア海軍艦艇の西半球への到着に米軍が注目しているにもかかわらず、米当局はタスクグループの訪問を軽視している。しかし、原子力潜水艦をこの地域に派遣すること、とりわけ、巡航ミサイルを満載した、現在のロシア海軍で利用可能な最も近代的で高性能な潜水艦を初めて派遣することには、明らかに重要な意味がある。米当局は以前、ヤーセン-M級艦艇は現世代のアメリカ型艦艇と「同等」であり、「アメリカ本土への持続的な近接脅威」をもたらす能力があると評している。



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A library photo of the Kazan. Russian Ministry of Defense


カザンをはじめとする同級の艦艇は、対艦攻撃と陸上攻撃が可能な長距離巡航ミサイル「カリブル」と、二次的な陸上攻撃能力を持つ超音速対艦巡航ミサイル「オニキス」で武装している。将来的には、垂直発射システムのセルにも新型の極超音速巡航ミサイル「ジルコン」が搭載されると予想されている。これらの兵器はすべて、オプションとして核弾頭を搭載することができるが、キューバ、ロシア、アメリカの関係者は、カザンにもアドミラル・ゴルシュコフにも核兵器は配備されていないことを明らかにすることに苦心している。


以前キューバを訪問したことがあるゴルシコフは、ロシアで最も近代的で能力のある水上戦艦のひとつでもある。ロシア当局は昨年、極超音速巡航ミサイル「ジルコン」が同艦に配備されたと主張したが、同艦の主要攻撃兵器は巡航ミサイル「カリブ」であるため、現在同ミサイルが搭載されているかどうかは不明だ。

The Russian Navy frigate <em>Admiral Gorshkov</em> frigate arrives in Havana for its previous port visit, on June 24, 2019. <em>ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images</em>

The Russian Navy frigate Admiral Gorshkov frigate arrives in Havana for its previous port visit, on June 24, 2019. ADALBERTO ROQUE/AFP via Getty Images


ウクライナへの支援継続をめぐり、ロシアと米国を含む西側諸国との地政学的摩擦が特に急増している中、ロシア海軍艦艇もハバナに到着した。クレムリンの怒りは最近、ウクライナがロシア領土を攻撃するために、自分たちが供給した武器を自由に使うことができるという各国の発言に特に集中している。先週、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、長距離兵器を「地域」に供給すると脅し、そこから報復として西側の標的を攻撃するために使われる可能性があると述べた。

カリブ海でロシア海軍の船団が次に何をするにしても、米軍、そしてこの地域の同盟国の一部は、その動きを注意深く監視し続けるだろう。■


https://www.twz.com/sea/russias-kazan-advanced-nuclear-guided-missile-submarine-has-arrived-in-cuba

Russia’s Kazan Advanced Nuclear Guided-Missile Submarine Has Arrived In Cuba

BYTHOMAS NEWDICK AND JOSEPH TREVITHICK|PUBLISHED JUN 12, 2024 2:18 PM EDT


2024年6月9日日曜日

ウクライナ支援を強める西側に反発し、ロシアが反米各国を支援の動き。その中でロシア海軍最新鋭艦艇がキューバに移動中で、共同演習をカリブ海で展開する


プーチンは西側が供与した兵器でロシア領内への攻撃を容認した西側へのいやがらせとして反米の動きを示す各国へのあからさまな支援をtンカイするとしています。その一環としてロシア戦隊がキューバに向かっているのですが、新鋭艦とはいえ虎の子の各艦艇を遠隔地に展開する負担のしわよせがロシア海軍にどう現れるかが注目されます。The War Zone記事が伝えています。


YAsen-m is heading to Cuba

Russian Navy


ロシアの最新鋭ヤーセンM級原子力潜水艦がキューバに向かう


プーチンがウクライナ支援国にとっての「地域内」敵を武装させると脅す中、ロシア海軍の戦隊が演習のためューバに向かっている


新鋭の原子力巡航ミサイル潜水艦を含むロシア海軍の艦艇が、キューバに向けて移動中だ。キューバ政府関係者は、カリブ海に向かうロシア海軍の艦船はいずれも核兵器を搭載しておらず、モスクワとワシントン間の緊張を緩和する努力の一環と述べているが、今回の事態は、より広い地域での活動に対するロシアの関心を再び強めるものである。


キューバの革命軍省は昨日の声明で、最新鋭のヤーセンM級原子力巡航ミサイル潜水艦「カザン」と、プロジェクト22350フリゲート艦「アドミラル・ゴルシュコフ」、石油タンカー「パシン」、引き揚げ曳船「ニコライ・チカー」含むその他3隻のロシア海軍艦艇が、6月12日から17日までキューバの首都に入港することを確認した。


「いずれの艦船も核兵器を搭載していないため、わが国への寄港は地域への脅威とはならない」と同省は述べた。「他国の海軍部隊の訪問は、友好・協力関係を維持する国々との革命政府の歴史的慣行である」と声明は付け加えた。


その前日、アメリカ政府関係者は、ロシアの軍艦と航空機がカリブ海で軍事演習を行うことを予想していると述べた。ジョー・バイデン大統領が、米国提供の武器を使ったロシア国内攻撃をウクライナに認めたことがクレムリンを怒らせている。


The frigate <em>Admiral Gorshkov</em>. <em>Ministry of Defense of Russia</em>

The frigate Admiral Gorshkov. Ministry of Defense of Russia www.twz.com


「ロシアの定期的な軍事演習の一環として、この夏、ロシアは米国付近で海・空の活動を強化すると予想される。これらの行動は、この秋の世界的なロシア海軍演習で頂点に達するだろう」と米政府高官は述べた。

同高官は、ロシア艦艇の配備は脅威ではないとしながらも、米海軍が演習を監視すると述べた。


「米国にとって直接の脅威とはならないロシアの配備に懸念を抱いていない。「これは、ロシアがまだある程度のグローバルな勢力拡張が可能であることを示すものだ。


ロシアの船団は規模は小さいが、従来の事例よりは大きい。例えば昨年7月、ロシア海軍は訓練艦ペレコップをハバナに派遣し、4日間の訪問を行った。


The nuclear-powered cruise missile submarine <em>Kazan</em> at its base in the Northern Fleet in May 2021. <em>Ministry of Defense of Russia</em>

The nuclear-powered cruise missile submarine Kazan at its base in the Northern Fleet in May 2021. Ministry of Defense of Russia


カザンとアドミラル・ゴルシュコフが際立って近代的で有能な軍事資産であることも重要だ。カザンとアドミラル・ゴルシュコフの両艦は、対艦攻撃や陸上攻撃に使用できる長距離巡航ミサイル「カリブル」や超音速対艦巡航ミサイル「オニキス」を搭載できる垂直発射サイロを備えている。さらに、アドミラル・ゴルシュコフは、ロシアの公式発表によれば、新型の極超音速巡航ミサイル「ジルコン」を運用配備した最初のロシア海軍の軍艦である。


前世代のロシアのSSGNとは異なり、ヤーセン級、特に先進的なヤーセン-M級は、単なる巡航ミサイル搭載艦というよりもはるかに汎用性が高く、汎用攻撃以外に、情報収集や潜在的に特殊任務用としても運用できる。


同潜水艦の能力を示す指標を提供したのは、米北方軍司令部および米加北米航空宇宙防衛司令部のグレン・ヴァンハーク米空軍大将だ。また、この潜水艦のクラスが増えれば、アメリカ本土にとってかつてない脅威となると付け加えた。


米国とキューバ当局はロシアの配備を軽視しているが、それがもたらす脅威という点では、モスクワはワシントンのウクライナ支援に対抗し、世界の他の場所で「非対称的な措置」を取る可能性があると警告している。特にウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアが世界中の「地域」に長距離兵器を供給し、それが西側の標的への攻撃に使われる可能性があると述べている


ハバナとモスクワの歴史的に緊密な関係から、対象地域のひとつがキューバである可能性が高い。


先月、プーチンは毎年5月9日の戦勝記念日に赤の広場で行われる軍事パレードにキューバのミゲル・ディアスカネル大統領を接待した。一般的に、ロシアの本格的なウクライナ侵攻が始まって以来、ディアス=カネル大統領とプーチン大統領の結びつきは深まっている。


ソ連時代にキューバはモスクワの重要な同盟国であり、ロシア海軍の船団や長距離哨戒機の派遣は日常茶飯事だった。ソ連の核兵器がキューバに配備されたことが、1962年のキューバ危機の引き金となった。


最近では、ヴェネズエラも軍事面を含めてモスクワと緊密な関係を築いている。今週初め、米政府高官は、現在のロシア海軍の配備にヴェネズエラへの寄港も含まれる可能性を示唆した。


ロシアはカリブ海地域に戦闘艦艇を一時的に派遣し、艦艇はキューバや、場合によってはヴェネズエラに寄港することが予想される。また、同地域への航空機の配備や飛行もあるかもしれない。


また、アメリカ沿岸警備隊は、大西洋でレジェンド級カッター「ストーン」(WMSL-758)が、アーレイ・バーク級駆逐艦USSトラクスタン(DDG-103)やUSSドナルド・クック(DDG-75)と一緒に行動している様子を撮影した公式写真を公開した。また、カナダのハリファックス級フリゲートHMCS Ville de Québec (FFH-332)との演習中も写っている。

写真は6月3日から6月6日にかけて第2艦隊作戦海域で撮影されたもので、"この地域における海上安定と安全保障作戦"を記録したものだ。


アーレイ・バーク級駆逐艦USSドナルド・クック(DDG-75)は2024年6月5日、米沿岸警備隊カッター・ストーン(WMSL-758)と共に大西洋を航行。米沿岸警備隊 U.S. Coast Guard 撮影:Alana Kickhoefer少尉


この作戦は特にロシア海軍の配備に関連しているものではないが、少なくとも、来週ロシア船団がハバナを訪問する予定のタイミングで発表されたことが興味深い。国防総省がこの状況を注視しているのは明らかであり、何らかの対応が予想される。


米海軍第2艦隊は、大西洋におけるロシア海軍の新たな脅威、特に新世代潜水艦の脅威に対応するため設立された。

このような展開は、老朽化した艦隊で即応態勢を維持し、展開するののにも苦労しているロシア海軍に負担を強いるものであることに留意しなければならない。


ロシアがカリブ海への派遣を今後縮小するのか、それとも現在の派遣が新たにより強固な態勢を示すものなのかはまだわからないと米海軍関係者は述べている。


いずれにせよ、米国はロシア艦船の個別動向とあわせ、カリブ海地域での大規模訓練を含む軍事活動を注視していくだろう。■



Russia’s Advanced Yasen-M Class Nuclear Submarine Is Headed For Cuba

A Russian Navy flotilla is making its way to Cuba for exercises as Putin threatens to arm ‘regional’ enemies of Ukraine’s allies.

BYTHOMAS NEWDICK|PUBLISHED JUN 7, 2024 8:12 PM EDT

https://www.twz.com/sea/russias-advanced-yasen-m-class-nuclear-submarine-is-headed-for-cuba