2024年12月27日、セベロドヴィンスクのセヴマシュ造船所にて。United Shipbuilding Photo ロ シア海軍は、ノルウェー近郊に配備される予定の最新鋭原子力攻撃型潜水艦の5番艦を受け入れたと、モスクワが先週発表した。 攻撃型潜水艦アルハンゲリスクは12月27日、北極圏のすぐ南に位置する白海のセヴマシュ造船所での式典でロシア海軍に引き渡された。アルハンゲリスクは、各種攻撃兵器を搭載するために改造されたヤーセン-M級の4番艦であり、ヤーセン全体では5番艦となる。アルハンゲリスクは昨年から一連の海上公試を受けた。 攻撃兵器に関しては、13,800トンのヤーセンM型は、射程1,000マイルの3M-54カリビルNK陸上攻撃巡航ミサイル、P-800オニキス対艦ミサイル、3M-22ジルコン極超音速対艦巡航ミサイルを搭載できる。 カリビルを搭載したロシア海軍の潜水艦は、数年前から米国と同盟国の海中脅威リストの上位に挙げられている。長距離ミサイルで武装した攻撃型潜水艦は、北海からヨーロッパ各国の首都の75%を危険にさらすことができる。 ロシア潜水艦の北方海域での活動拡大は、米国とNATO同盟国の双方に、この海域により注意を払うよう促している。 ロシア潜水艦K-561カザン。 ロシア海軍写真 ロシアはヤーセンM級を12隻に増やす計画だ。半分は北方艦隊に配備される。アルハンゲリスクの後、ペルミ、ウリヤノフスク、ボロネジ、ウラジオストクと続き、現在セベロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で建造中である。 当初、このクラスは艇の引き渡しに時間がかかり、1番艦のセベロドヴィスクは1993年の建造開始から引き渡しまで20年以上かかった。しかし、ロシア海軍は2021年に引き渡されたカザンを皮切りに、建造期間の短縮に取り組んできた。 「カザンは、ロシアが将来の同クラスの艦の建造コストと建造期間を削減することを可能にする、多くの進化的ステップを示している。そのため、同級の将来の潜水艦は、以前の想定よりも速いペースで艦隊に投入されることが予想される」とRUSI報告書は述べている。 式典でのスピーチで、ロシア海軍トップのアレクサンドル・モイセーエフ提督は、大西洋と太平洋への潜水艦の配備について話し、ヤーセン級カザンが夏にキューバを訪問したことにも触れた。 「...
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