Ukraine President's Office イスラエル-ハマスの話題が中心になる中でウクライナ戦線のニュースがどうしても存在感を落としていますが、The War Zoneはいろいろな題材を伝えてくれます。 米海兵隊が不要としたアサルト・ブリーチング・ビークルは、ウクライナでロシアが設置した広大な地雷原を除去する有効な手段となる ウ クライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「ミサイル部隊と砲兵工兵部隊の日」を祝う式典で、非常に珍しい装甲車を見学した。 戦車と収穫機を掛け合わせたような外観の米国製M1150アサルト・ブリーチャー・ビークル(ABV)は、ウクライナ軍がロシア軍が築いた数百マイルに及ぶ密集地雷原の除去に能力を発揮する。 米陸軍は、M1150 ABVを「高機動・重装甲の地雷原・複合障害物突破システム」と説明している。M1150ABVは、M1A1エイブラムス戦車の車体、2つのリニア地雷除去チャージシステム(2つの地雷除去ラインチャージ[MICLIC]とロケット弾を使用)を備えたユニークな砲塔、レーンマーキングシステム[LMS]、統合ビジョンシステム、全幅地雷除去機[FWMP]またはコンバットドーザーブレードを交換可能に取り付けるハイリフトアダプターで構成されている。 同装備がどのようにウクライナに到着したのかは不明である。国防総省がウクライナに提供した品目リストには、M1150は含まれていない。おそらく、バイデン政権がウクライナに提供した約450億ドルの安全保障支援の一部「地雷除去装置」という曖昧なカテゴリーに入るのだろう。 米国はエイブラムス主力戦車31両の第一弾をウクライナに出荷した。 海兵隊は、前司令官の下で、装甲や「より大型でレガシーなシステム」から離れる全体的な動きの一環として、M1150の処分を開始した。 「M1150アサルト・ブリーチャー・ビークル(ABV)は、近代化を加速させ、第1戦闘工兵大隊(第1CEB)を再編成するために、海兵隊が売却する」と、第1海兵師団は2020年9月にFacebookで述べている。「昨日、第1CEBの海兵隊員は、フォースデザイン2030の一環として、サンマテオからABVを送付した」。 海兵隊はM1150を必要としていないが、ウクライナではM1150は非常に重宝されるはずだ。 最
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