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英国:テンペストステルス戦闘機に大型長距離空対空ミサイルを装備する必要性を強調(The War Zone)―大型化する対空ミサイルの開発の状況もあわせてごらんください

     BAE Systems テンペストに「より強力な武器」を与えることは、中国空軍力の急速なの開発ペースに遅れを取らないためにも不可欠と考えられており、機体の大型化は当然の方向となる ― これまで「欧州向け」と「アジア太平洋向け」の機体二形式とされてきましたが、機体の大型化という共通項が生まれてきたようです。ただし、各国の思惑が完全に一致し、さらに開発の長期化と費用負担の増大に耐えられない国が出てきたらプロジェクトは終わりますね。 グ ローバル・コンバット・エア・プログラム(GCAP)の下で開発が進められている英国の次世代ステルス戦闘機「テンペスト」の詳細が明らかになってきた。この戦闘機の仕様については、英国、日本、イタリアの3か国間で多くの点がまだ決定されていないが、現在、これらの国々で供用されているものより射程距離の長い大型空対空ミサイルを搭載する計画が判明している。 英国下院委員会がGCAPに関する報告書を本日公表したが、英国政府への提言が提示されている。特に注目に値するのは、「新型機の正確な能力は未定」という但し書き付きでテンペストの能力を概説したセクションである。 しかし、英国国防省のフューチャー・コンバット・エア(未来戦闘機)ディレクターのリチャード・バートンは、パートナー国がシステム要件全般について合意に達したと委員会に報告した。さらにバートンは、要件に関する「ミスマッチ」は「国際的なパートナーシップを損なう傾向がある」と指摘しました。 新戦闘機の設計を推進するテンペストの主要要件については、空軍参謀総長のリチャード・ナイトン空軍大将が委員会に提示した。 その中には、航続距離の延長も含まれる。これまでに発表されたコンセプトアートワーク、モデル、モックアップで戦闘機の全体的なサイズが大型化されていることにも反映されている。 ナイトン大将はまた、テンペストは「改良型ステルス」を採用すると述べているが、その実現方法の詳細については明らかにしていない。また、データ融合の重要性についても言及している。 興味深いことに、テンペスト・プラットフォームの無人バージョンが長期的に開発される可能性は「絶対にある」ともナイトン大将は述べている。 大型長距離の空対空ミサイルが現行装備を上回るペイロードとして搭載される 過去には、テンペストを含...

英国で757ベースの「エクスカリバー」エイビオニクス・テストベッドが次期戦闘機開発のため登場(The War Zone)―もちろんGCAP(F-3)開発に供することになる

     Leonardo 757ベースの飛行実験室は、2035年に計画されているテンペストの就役を支援する 英 国は、次世代戦闘機テンペスト(Tempest)の開発で重要な一歩を踏み出した。新型戦闘機の飛行実験室となる、エクスカリバー(Excalibur)の愛称を持つ飛行試験機(FTA)の試験が始まったのだ。 ボーイング757旅客機をベースとするFTAは、米国と中国でも、現在および将来の世代戦闘機プログラムの技術を証明するために使用される試験専用機の仲間入りをする。  本日、FTAを担当する2つの元請業者であるレオナルドと2Excel、および英国国防省は共同声明の中で、同機が第1段階の改造と飛行試験を無事完了したことを発表した。機体には新しいサイドポッドとベリーポッドが取り付けられ、飛行中の安定性が評価された。 最新のテンペストの予想図  BAEシステムズ  これらのフェアリングは、テンペスト有人戦闘機を中核とする包括的な取り組みグローバル・コンバット・エア・プログラム(GCAP)の一環として、レオナルドが開発している統合センサー、非誘導効果(ISANKE)、統合通信システム(ICS)を搭載するため設計されている。  GCAPには英国、イタリア、日本が参加しているが、テンペストは英国のFCAS(Future Combat Air System)プログラムにも含まれている。これは、先進的な無人プラットフォーム、次世代空中発射兵器、ネットワークとデータ共有などを含む広範な取り組みである。 テンペスト・プログラムにおけるBAEシステムズの以前のグラフィックは、搭乗員付き戦闘機とともに開発されている主要な補助システムや技術のいくつかを示している。 BAEシステムズ FTAが現在飛行中であることは、イギリス南部のウィルトシャーにあるQinetiQのボスコム・ダウン施設で最近、FTAが飛行しているのが目撃されたことで確認された。 先週、イングランド南部上空でテスト飛行を行ったFTA。 イアン・ターナー 現時点では、FTAはISANKEとICSの各コンポーネントのフェアリングを搭載しているが、実際の技術実証システムはまだ取り付けられていない。今日の発表では、"今後数年以内に "飛行を開始すると述べているのみで、これらがいつ追加されるのかは正確には不明...

テンペストの開発が加速中。日伊も加わった国際体制だが、ヨーロッパに2つの新型戦闘機開発が必要なのかとの疑問もあり、F-3として順調に発展するのか今後も注視の必要があろう。

  英国主導の未来型ステルス戦闘機「テンペスト」の開発作業が加速中だ 英 国主導のテンペスト未来型ステルス戦闘機の開発作業は、ロケットソリを使ったマーティン・ベーカー射出座席の試験など、加速度的に進んでいる。乗員脱出システムのテストは、これまでのプログラムの進展を具体的かつ劇的に示している。しかし、これは多面的な開発の一要素に過ぎず、計画通り2035年までに新世代有人戦闘機を就航させるため多くの課題に直面することになる。  射出座席試験のビデオと写真は、プログラムリーダーである BAEシステムズ から、このプログラムのその他作業に関する詳細とともに、本日発表された。射出座席は、テンペストのフライング・テクノロジー・デモンストレーターで使用される。超音速の乗員付きデモ機計画は2022年7月に初めて発表され、2027年までに飛行させる目標も発表された。 フライングテクノロジーデモンストレーターのロケットソリ試験の1つで、射出される瞬間。BAE Systems  実証機には、ユーロファイター・タイフーン戦闘機と同じマーティン-ベーカーMk 16A射出座席が採用される。乗員脱出システムに関する作業は、2022年2月、BAEのホーク先進ジェット練習機の技術を取り入れたコックピットキャノピーを評価する静止射出から始まりました。その後、ロケット推進ソリを使った4回のテストが行われ、各種重量の計器付きマネキンが280ノットと450ノットで射出された。  乗員脱出装置の作業は完了した。脱出に使用する胴体部分は、「代表的な前部胴体デザイン」と説明されているように、実証機とほぼ同じで、試験の生産性を高めるため、ある程度の共通性が必要なようだ。 射出試験に使用される「代表的な前方胴体デザイン」とロケットソリとの結合。BAEシステムズ ハイテクで高度なまで自動化された新しい生産ラインで作られたBAEの「代表的な軍用高速ジェット機胴体」。BAEシステムズ  ただし、デモ機が実際にどの程度テンペストの姿になるかは不明だ。すでに、テンペストを表すコンセプトスタディやモックアップの外観に大きな変化が生じている。  BAEによると、今後4年間で飛行技術実証機を飛ばすため、BAEをはじめとするこのプログラムに携わる事業体(ロールス・ロイス社、レオナルドUK、MBDA、英国国防省など)は、「さまざ...

テンペストの開発はどこまで進んでいるのか。展望と日本、イタリアの関与度合いは。

    Leonardo illustration   4 年前のファーンボロー航空ショーで発表されたテンペスト戦闘機計画は、ヨーロッパに旋風を巻き起こした。同プログラムは新たな実証機と国際パートナーシップ確保に照準を合わせ、関係者は将来の戦闘につながる機体の実現を期待している。     英国防省は、今年の航空ショーで、テンペスト未来戦闘航空システム(FCAS)による次世代飛行実証機を2027年に飛行させると発表した。また、防衛関連企業は、最終製品に向けどの技術を構築し、試験を行っているのか、詳細を明らかにした。   同プログラムでは、有人型または無人で運用でき、スウァームとして知られる小型無人機多数を制御可能な第6世代戦闘機を想定している。国防省によると、実証機は「ステルス対応機能」の統合など、最終的な戦闘機に搭載される新技術のテストを目的とする。   超音速実証機は、技術テストに加えて、2035年までに次世代ジェット機を運用開始するため開発者が使用するスキル、ツール、プロセス、テクニックを紹介し、テストする。   新しい実証機に加え、英政府は日本との新たなパートナーシップを航空ショーでアピールした。 三菱重工業 が主導する日本のF-X戦闘機プログラムは、テンペスト戦闘機とともに、プログラム最適化につながる情報を共有し、学んでいく。   国防省のリチャード・バーソンRichard Berthon未来戦闘機担当部長は、英軍が日本と協力条約を結び120年経つと述べた。   日本の協力範囲は未定だが作業関係は軌道に乗っているという。   「エンジニアリング面では、軍と連携がうまくいっていると思います。私たちは、価値観や機会を共有し、ミッションを共有しているという実感があり、とてもエキサイティングだ」(バーソン)。   ベン・ウォレス英国防相は、日本やヨーロッパのパートナー、イタリアとの「最先端」の技術協力は、世界における英国の同盟関係の際立った利点であると、声明で述べた。   フォーキャスト・インターナショナルのヨーロッパ、アジア、オーストラリア、環太平洋地域担当上級アナリスト、ダン・ダーリング Dan Darlingは、日本がF-Xステルス戦...