改革開放を始めたばかりの「素朴な」中国が三十年ほどでここまで「敵意むき出しの」脅威になったのは驚異です。ただ一国の海軍力は装備だけでは語れない部分があります。果たして本当にPLAN部隊が効力を発揮するのか、その実証の機会が来ないことを祈るしかありません。なんといっても海自の本分は抑止力にあるはすで望むらくはもう少し攻撃力を増やしてもいい気がしますが 。 Why War Between Japan and China Could Be the Ultimate Naval Clash (And Maybe World War III) Kyle Mizokami February 27, 2017 https://news.usni.org/2017/02/28/iron-fist-2017-japanese-forces-time-crunch-establish-new-amphibious-unit-camp-pendleton-calif-rough-seas-queasy-stomachs-tested-350-japanese-soldiers-command#more-24240 日中間の海上戦がここまで現実に近づいたのはごく最近にのことだ。1980年代の中国は沿海防御しかままならない海軍力だった。まして兵力投射を数百マイル先に行うなど想像でしかなかった。反対に日本はその時点でも新鋭駆逐艦部隊を運用し、数千マイル先の通商路の防御にあたることができた。日本は中国がいかなる対抗策を繰り出しても容易に対処できたはずだ。 この状況は変わってしまった。四分の一世紀に渡り国防力整備を続けた結果、現在の中国軍事費は当時の10倍規模になった。中国国防費は2,000億ドルで、日本の防衛費430億ドルの5倍近い。このため海上自衛隊(JMSDF)には装備整備と訓練が深刻な課題になっている。 日中間の海軍戦の想定では、両国海軍の指導原理を検分する必要がある。海上自衛隊はほぼ純粋な防衛力であり、船団護衛、対潜戦、弾道ミサイル防衛、人道救難で訓練を積んでいる。兵力も防御中心で、対艦ミサイルは少数で巡航ミサイルは皆無だ。攻撃的な作戦は領土奪還の強襲揚陸を除き耳に入ってこない。これでは戦闘を日本に都合よい形では終了させられないだろう...
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