新LHDトリエステ(全画像、クレジット:イタリア海軍) ト リエステは、第二次世界大戦以降のイタリア海軍に引き渡された最大の戦闘艦となった。 2024年12月7日、イタリア海軍は、第二次世界大戦以降イタリアで建造された最大の戦闘艦である新型上陸ヘリコプタードック(LHD)トリエステを就役させた。 就役式典は、セルジョ・マッタレッラ大統領、グイド・クロゼット国防大臣、ルチアーノ・アントニオ・ポルトラーノ国防参謀総長、エンリコ・クレデンディーノ海軍参謀総長の出席のもと、リボルノ港で行われた。 この最新鋭の水陸両用強襲揚陸艦は、150名の海軍士官候補生によるイタリア共和国への忠誠の宣誓の中で、正式に海軍に引き渡された。 トリエステは、 フィンカンティエリ のカステッランマーレ・ディ・スタビア造船所とムッジャーノ造船所で建造され、約14年前に開始されたプロジェクトの集大成となった。 トリエステの航空写真。 全長245メートル、排水量37,500トンのトリエステは、第二次世界大戦以降、イタリア海軍に引き渡された最大の艦船である。 イギリス海軍の航空母艦が採用しているものと同様の二重アイランド構造を特徴としている。 1,000人以上の人員、230メートルの飛行甲板、600人規模の水陸両用大隊を支援・投射する能力を備え、トリエステは幅広い作戦に対応できるよう設計されている。車両甲板は、民間・軍用の車輪付き・追跡付き車両用に1,200直線メートルのスペースを提供する。 230メートルの飛行甲板を持つトリエステは、代替空母艦として運用することができる。 この艦は多用途水陸両用ユニットとして、危機的状況における上陸作戦や戦力投射のための移動基地を提供する。内部にウェルドックを備えているため、どのような作戦環境においても、重要な戦力をシームレスに水平線上に展開することができる。 軍事的な任務だけでなく、その作戦上の多用途性により人道的な緊急事態にも適応できるため、災害対応に不可欠なツールとなる。 トリエステは水陸両用タスクグループ(ATG)の旗艦として、イタリア海軍艦隊の作戦部門である遠征タスクフォース(ETF)内のITSカヴール率いる空母打撃グループ(CSG)を補完する。この戦略的な位置づけは、国内および国際的な舞台で力を投射し、海洋安全保障を確保するイタリアの能力を強調す...
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