沿岸警備隊警備艦が未確認航空機に追尾され、国防総省がイランの無人機母船説を否定(The War Zone)―以前から一部軍事基地を中心に謎のドローン大群の出現が報道されてきましたが、米国ではさらにヒステリー状態になってきているようです。日本も安閑としていられません。
Frank Ramspott via Getty Images (composite) ニュージャージー州で深刻な国家安全保障問題が展開されているように見える一方で、誤った無人機報告が流布され、ヒステリーを煽っている 米 国防総省は水曜日、ニュージャージー州選出下院議員の「米国沖にイランの母船がおり、無人機で侵入を行っている」との発言を否定した。 ジェフ・ヴァン・ドリュー下院議員 Rep. Jeff Van Drew の主張は、無人機と思われる空の物体を目撃する人が増え、ヒステリーと現実の国家安全保障上の懸念の境界線があいまいになっている中での発言であった。ニュージャージー州での目撃情報は、本誌が最初に報道し、その後、全米で大きな関心を集めるようになってきた。同時に、ニュージャージー沖で、沿岸警備隊が未確認飛行物体に遭遇した事件も確認されている。 「そのような事実は一切ありません」と、サブリナ・シン副報道官は水曜日午後、本を含む報道陣に対して述べた。これは、水曜日の朝にFAAの予算に関する公聴会でドリューが主張した内容についてである。「米国沿岸にはイラン船舶は存在しません。米国沿岸から無人機を発進させる、いわゆる母船も存在しません」。 米軍北部司令部(NORTHCOM)は、「イランまたはその他敵対国からの船舶が、ニューヨーク州またはニュージャージー州付近での無人機活動に関する最近の報告に何らかの形で関与しているという証拠や信頼できる情報は一切ない」と述べた。同司令部は最近、無人機侵入に対する米軍の対応を調整する権限を与えられた。 当局は「母船」の主張を否定したが、水曜日に沿岸警備隊は「ニュージャージー州アイランドビーチ州立公園付近の我々の船舶の1隻の近くで、低空飛行の航空機複数のが目撃された」ことを確認したと、ルーク・ピネオ中尉は声明で述べた。「即時の脅威や業務妨害は確認されていないが、沿岸警備隊はFBIおよび州当局と協力し、これらの航空機のタイプ、出所、意図を把握し、安全とセキュリティに対する潜在的なリスクに対処している。連邦政府の資産付近における航空機の活動については、どのようなものであれ、すべて真剣に受け止めており、不審な活動を見かけた場合は、地元当局に通報するよう、市民の皆様にも呼びかけています」。 沿岸警備...