イランのパルチン軍事施設の2004年の衛星写真。写真:Maxar Technologies via Getty イ スラエルが10月下旬にイランのパルチン軍事施設を攻撃したことで、イランが核爆発装置を開発する場合、開発はかなり難しくなるだろう、とイスラエル政府高官2名が本誌に語った。 なぜ重要なのか :破壊された高度設備は、核兵器内のウランを取り囲み、それを爆発させるために必要なプラスチック爆弾の設計とテストに必要なものだ。 米国とイスラエルの当局者がAxiosに語ったところによれば、イランは過去1年間で機密性の高い核研究を再開しているが、実際の核兵器製造に向けたステップは踏んでいないという。 イスラエル政府高官は、イランが核兵器を追求することになれば、破壊された装置の交換が必要となると述べた。 「この装置はボトルネックです。これがないとイランは行き詰まる」と、直接の知見を持つイスラエル高官はアクシオスに語った。 ここだけの話 :イスラエル政府高官は、イランの核開発計画や核開発能力について完全に明確に語ることはできないが、彼らが理解している情報状況を述べている。 科学と国際安全保障研究所によれば、今回の空爆で破壊されたパルチン軍事施設内のタレガン2施設は、2003年以前、核爆弾を爆発させるのに必要な爆薬の実験に使用されていた。 イスラエル政府関係者によれば、この設備はイランの軍事核開発計画の一環として開発されたもので、少なくとも20年間は保管されていたという。 米国とイスラエルの当局者がAxiosに語ったところによれば、イランは昨年、核兵器開発に利用される可能性のある研究を再開したが、民生目的の研究としても正当化される可能性があるという。 「イランは核兵器製造で基礎となる科学活動を行った。それは極秘のことだった。イラン政府のごく一部はこのことを知っていたが、政府の大部分は知らされていなかった」。 タレガン2施設の設備は、その研究には使用されていないが、イランが核爆弾製造に踏み切った場合、後期段階では重要なものになる可能性があった。 「イランが核爆弾の開発を進めようとするならば、これは将来的に必要となる設備である。彼らは別の解決策を見つける必要があり、我々はそれを見ることになるだろう」とイスラエル政府関係者は語った。 舞台裏: イスラエルが10月1日のイ...
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