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2026年9月14日月曜日

紅海の動向は要注意―サウジアラビアが米国の軍事介入を要請―サウジ主導の作戦では何年かかってもフーシ派を封じジ込められないことは明白ですが、米国としては戦線拡大に躊躇せざるを得ないと笑うのはイランでしょう

 

2025年5月、サウジアラビアのリヤドで、ドナルド・トランプ米大統領がサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談した。(ウィン・マクナミー/ゲッティイメージズ)

サウジアラビア皇太子がフーシ派問題で米軍支援を要請(情報筋)

Saudi crown prince sought US military help with Houthis, sources say


イエメンでイランと結託するフーシ派への対抗を支援するよう、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が木曜日にドナルド・トランプ米大統領に支援を求めたと、この件に詳しい情報筋2名が金曜日に明らかにした。これは、フーシ派が紅海に対する脅威を強めている状況を受けてのことだ。

情報筋によると、トランプ大統領は木曜日にサウジの指導者と少なくとも2回、電話会談を行った。ワシントンはリヤドに対し、現時点では直接的な軍事行動を取る意向はないものの、情報共有や標的の特定については支援すると伝えたと、2人の情報筋は述べた。

ホワイトハウスは、両首脳間の電話会談に関するロイターの質問に言及しなかったが、匿名を条件に語った政府高官は、ワシントンがサウジアラビアおよびイエメン政府と継続的な対話を行っていると認めた。

「米国は、紅海における航行の自由の確保など、自国の核心的な国家安全保障上の利益を守ることに注力すると同時に、地域の安全保障上の課題の管理と解決において、地域のパートナーが主導権を握れるよう支援している」(同高官)。

サウジアラビア政府報道局は、両首脳間の電話会談や会話に関するコメント要請に対し、直ちには回答しなかった。

2つの情報筋によると、米中央軍司令官のブラッド・クーパー提督は木曜日、協議のためサウジアラビアを訪れた。

トランプ大統領への要請に関するニュースは、Axiosが最初に報じた。

サウジの要請はアプローチの変化を示す

米国とイランの紛争は7ヶ月目に入り、当面の見通しはない。この紛争により、世界の原油価格と米国のガソリン価格が急騰し、11月の中間選挙を控えたトランプ大統領の支持率は過去最低を記録した。

ホルムズ海峡とはアラビア半島の反対側にある紅海のバブ・エル・マンデブ海峡をフーシ派が掌握すれば、その支援国であるイランは米国との戦争において決定的な優位性を得ることになる。これにより、第2の主要輸送回廊を通る供給量が減少し、原油価格が急騰する恐れがある。

世界最大の石油輸出国サウジアラビアは、かつて世界の石油の5分の1が流れていたホルムズ海峡がイランとの紛争により事実上封鎖されて以来、紅海ルートに依存してきた。

事態の悪化は7月初旬にさかのぼる。当時、フーシ派は、イラン民間機がサナア国際空港に着陸するのを阻止しようとしたサウジの「戦闘機」と自軍が対峙したと主張した。

しかし当時、サウジアラビアは米国に対し、自国だけでフーシ派と戦えるとし、戦争をエスカレートさせないとワシントンに強調していた。サウジ当局者は、米国の関係者にイランへの経済的圧力を強めるよう促した。

2月28日、米国とイスラエルがイランを攻撃し、イランはイスラエルや米軍基地を擁する湾岸諸国に報復攻撃を行った。米国とイスラエルによるイランへの空爆、およびイスラエルによるレバノンへの攻撃で数千人が死亡し、数百万人が避難を余儀なくされている。■


2018年6月25日月曜日

イラン攻撃の準備に入ったイスラエル、変わる中東の勢力地図



Israel Spends With Eye On Iran Strikes In Shifting Mideast イラン攻撃を視野にイスラエルの装備増強は中東情勢の変化が背景



By ARIE EGOZIon June 21, 2018 at 2:47 PM


Israeli rampage missile


イスラエル軍が新型装備調達に動いており、イラン攻撃の想定とみられる。イランが核兵器開発を再開した場合を想定しているようだ。
すでにイスラエルは20億ドル以上を投じてイラン攻撃準備に入っていると伝えられる。
イスラエルのショッピングリストには新型空中給油機のほか新型兵器にランページRampageミサイルがあり、イスラエル軍事工業企業体(IMI)とイスラエル航空宇宙工業(IAI)が発表したばかりの長距離強襲ミサイルで両社の共同開発だ。
ランページはイスラエル空軍F-35が発射する想定だが同空軍の他機種ほとんどでも運用可能だ。両社によればランページは指揮命令所、空軍基地、整備施設、インフラなど高性能対空装備の防御をうける重要施設攻撃に最適化されている。
IAI、IMI両社によればランページの自重は570キロで全長4.7メートル、射程は150キロという。
イスラエル国防相アヴィゴドール・リーバーマンAvigdor Liebermanからは米国のイラン核合意脱退直後にイランは合意に残るのではとの発言があった。
「イランは綱渡りをしており脅迫まがいの言動も出ているが、合意そのものを反故にすることはないのではないか。というのもイランには激しい攻撃を受けることが分かっておりその場合イラン経済そのものが立ち行かなくなるからだ」
ただしだからと言ってイスラエルがイランの脅威を黙ってみているつもりはないという。「イラン対策の選択肢を下げたことはない。すべての選択肢はテーブルの上にある」
イスラエルが新兵器導入を決めたのはトランプ大統領が核合意脱退を決めたのがきっかけだが、そもそもイスラエルが攻撃力増強をめざす背景には中東の戦略地図再編がある。
イラン、サウジアラビアがこれまで長期にわたりイラクからシリアにかけて覇権をめぐり秘密のうちに戦闘を繰り広げていることが知られ、範囲はレバノンからイエメンにもひろがっている。
トランプ大統領はサウジアラビア支援を公言しイランの影響力封じ込めを狙う。サウジはトランプのイラン核合意脱退を称賛している。サウジからすれば合意は意味のない紙きれにすぎない。イスラエルも同じ見解だ。
イスラエル国防省で軍事情報研究部門に勤めた経験のあるエイモス・ジリード Amos Gilead はBreaking Defenseにイランはトランプの脅かしに屈しないと語る。「核合意はイラン側に有利に働き、あと十年もすれば核兵器保有が現実になります」
米国のイラン核合意脱退でどんな影響がシリア情勢にでるのか。イランはシリアに戦闘要員多数を送り込んでいる。
「イスラエルはイランがシリアに足場を築くのを容認できません。ロシアもシリアへの過度の影響力をイランに持たせないのが得策とみています」(ジリード)
ではイスラエルとロシアが協調してイランのシリア国内での勢力増強を食い止められるのかとジリードに尋ねてみた。「イスラエルからロシアにシリア国内のイラン軍攻撃予定を事前に教えることはありません。ロシアは信用できません」
だがイスラエルはイランを核兵器の観点以外にイスラエル-シリア国境での軍事力増強も重視している。
IDF(イスラエル国防軍)はイランのシリア派遣部隊への攻撃を繰り返している。イラン輸送機が貨物を下した直後に攻撃することもある。
一方でイスラエル情報部は欧米各国がイランに騙されているとの主張を裏付ける情報を集めるのに躍起のようだ。
その中で未確認報道がクウェート日刊紙アル・ジャリダに掲載されイスラエルのF-35戦闘機がイラン領空に侵入したという。
イランは同報道を否定したが、数日後にアリ・ハメネイAli Khamenei 最高指導者はファルザド・エスマイリ准将Brig. Gen. Farzad Esmaili をイラン防空軍司令から更迭している。アリレザ・サバヒ・ファルド准将Brig. Gen. Alireza Sabahi Fardが新司令官に就任し、最高指導者はファルド司令官は同国中央部にあるファタム・アルアンビアKhatam al-Anbia防空基地で指揮をとると発表している。
米軍はイスラエル国内基地各地に軍事物資の集積を増やしている。米軍がイスラエルに軍事装備を搬入できるのは米対外援助法で戦闘予備集積を同盟国内に置くことを認める特別条項があるからだ。同条項によれば装備品は世界各地に展開する米軍部隊が使用する一方、緊急時には集積地の国も使えるとある。もともとこの条項は韓国が米軍装備で北朝鮮奇襲攻撃に対応することを想定していた。
エイモス・ジリードによれば米軍装備品のイスラエル国内集積の狙いは米軍部隊による使用のみという。「これ以外の使途はワシントンが都度決める必要がある」とのことだ。
イスラエルと米国はイランがイランがシリア国内で攻撃を受けていることの報復で地域内軍事同盟関係国や代理勢力を使うのではないかとの点で評価が一致している。
イラン最大の成果はレバノンのヒズボラ勢力で「同国内に別の国を作った」がシリア内線で大打撃を受けているのも事実だ。苦境に立ったシリアのバシャ・アサド大統領を助けることでヒズボラは戦闘員数百名を失っている。
エイモス・ジリードによればヒズボラはレバノンからイスラエルへ発射できるロケット弾120千発がありながら抑止されている状態だという。「シリア、レバノン国内のイスラエル情報部員はヒズボラがイラン製ロケットで長距離精密攻撃能力を得るのを防ごうとしている」のだという。
中東問題に詳しいイスラエル専門家モデチャイ・ケダーMordechai Kedarによれば仮にロシアが本当にシリアからイランを追い出せばイランには大きな敗北になるという。「イランはシリアにプレゼンスを築こうと大金を投じていますが、共和国防衛隊隊員数百名がすでに戦死するという代償を払っています」
ケダーによればアサド政権の維持でロシア、米国の目標は共通しているという。「ロシアはアサドがいなければシリアが混とんとなるばかりか手が付けられない状態になるとわかっているので苦い薬も飲まざるを得ないのです」
イランはトランプ大統領の強硬策を払いのけているが、本当に自国を取り巻く脅威に目をつむれるのか。
「無理ですね。トランプはオバマと違い真剣でありイランもそのことがわかっています」(ケダー)
イエメンも同時にイランの影響力の点で見逃すことが出来ない国だ。
イエメンでイランが支援するフーシ運動はサウジが支援する政府を2015年3月に転覆させ北部地方を支援している。さらにサウジアラビアに100発以上のミサイルを発射している。
ミサイルの標的はサウジ首都でありイエメン国境近くの主要石油製造施設だ。さらにサウジの石油タンカーも狙う。
米国とサウジ主導の多国籍軍がイエメン内戦への介入を2015年に開始し、イランのフーシ向けミサイル供与を非難しているが、イランはこれを否定。
サウジ主導の多国籍軍はイエメン国内に空襲数千回をこの三年で実施し、病院学校等が被害を受け民間人数百名の犠牲が生まれているもののサウジは軍事勝利に近づけない。
サウジ政府は軍人民間人で同国国民数百名がフーシの攻撃で生命を落としたと発表。フーシは迫撃砲のほか短距離ミサイルで攻撃している。
ケダーによればイランの狙いはサウジアラビアの粉砕にあり、オバマ政権はサウジの動向は全く配慮していなかったという。今やホワイトハウスの主は交代し物事は全く違う対処を受けている、という。■

2018年1月11日木曜日

サウジアラビアがイスラエル製アンアンドーム等装備の導入に向かいそうだ

中東で北朝鮮に相当するのがイランと言う理解でいいのでしょうか。共通の敵を前に今までは考えられなかった組み合わせが実現しているようです。サウジアラビアは脅威に直面しなりふり構わずイスラエルと手を組むのでしょう。イデオロギーより現実の方が重要という例ですね。



Saudi Arabia is reportedly looking at buying Israel's anti-missile Iron Dome system

サウジアラビアがイスラエルからアイアンドーム対ミサイル装備導入を検討か
Iron Dome Israelガザ回廊から発射されたロケット弾にアイアンドーム防衛システムが対抗した。イスラエル沿岸都市アシュケロンにて。July 5, 2014. AP Photo/Tsafrir Abayov


  • サウジアラビアはイエメンのフーシ反乱勢力からミサイル攻撃数波を受けている
  • アイアンドームは実績が最も優れたミサイル防衛装備の一つ
  • サウジアラビアがイスラエル製装備を検討するのは両国にとってイラン対策を真剣な証拠だ



BERLIN – サウジアラビア政府がイスラエル製ミサイル防衛装備アイアンドームの調達でイエメンでイラン支援を受けるフーシ派の攻撃に対抗する案に前向きとスイス紙Basler Zeitungが報じている。
同紙によれば「リヤド在住のヨーロッパ武器販売業者」がサウジがイスラエル軍事装備数点の購入を検討中でアクティブ防護システム(APS)トロフィーも対象と述べている。同システムはラファエル高性能防衛システムとイスラエル航空宇宙工業のエルタグループが開発した。
Basler Zeitung紙はサウジ国防専門家がUAEのアブダビでイスラエル製軍事技術を検分したと伝えている。
サウジアラビア王国はイスラエルと国交がないが、スイス紙はサウジ-イスラエル間の情報関係協力が「さらに進んだ」と報じている。
中東問題の専門家によれば安全保障門で接近が進む両国が軍事面で協力関係を強化するのはイランの中東への影響への対処という共通目的があるためだという。
イランの代理を務めるフーシ勢力は弾道ミサイルを再氏首都、空港、さらに王の宮殿へ発射している。サウジアラビア、米国はともにイランがフーシにミサイル他軍事援助を提供し地域の安定を崩そうとしていると非難。
フーシによる12月のミサイル攻撃についてサウジ主導のイエメン展開連合軍報道官トルキ・アルマリキは「武装フーシによるこの侵略的かつ無謀な行動はイラン政府によるフーシ支援が引き続き行われている証拠だ。目的はサウジアラビア王国の安定をくずすことにある」
「イラン製弾道ミサイル兵器がテロリスト集団の手にわたっていることは地域のみならず国際間の安定にも脅威となり人口稠密都市を標的とするのは国際人道法にも違反する」(アルマリキ)

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