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2026年6月8日月曜日

イラン戦争の行方に中国の国家石油備蓄がなぜ影響するのか―汚職まみれの大陸では備蓄タンクが空だったり水が入ってたりとトンデモ話が出てきましたが、やはりシナっぽいですね。

 

中国の戦略石油備蓄がイラン戦争の行方を左右する

Why the Iran War’s Trajectory May Hinge on China’s Strategic Oil Reserves

https://nationalsecurityjournal.org/why-the-iran-wars-trajectory-may-hinge-on-chinas-strategic-oil-reserves/


要約と要点: イラン戦争に関する議論のほとんどは、テヘラン、ホルムズ海峡、ペルシャ湾に展開する艦艇という同じ方向を向いている。アンドルー・レイサム博士は、真の物語は誰も注目していない場所、すなわち中国の石油貯蔵タンクの中で展開されていると考える。長年にわたり、北京は当時としては特に目立たない理由から、大規模な原油備蓄を密かに進めてきた。今、その備蓄こそが、中国が――主要国の中で唯一――慌てふためいていない理由だ。しかし、備蓄は時間を稼ぐだけであり、圧力を取り除くものではない。

イラン戦争が中国を襲う

中国の習近平。画像クレジット:クリエイティブ・コモンズ。

中華人民共和国の習近平国家主席が、ジュネーブの国連事務所で演説する。2017年1月18日。UN Photo / Jean-Marc Ferré

イラン戦争の行方は、テヘランよりも、北京で何が起きるかにかかっているかもしれない。

これは直感に反するように聞こえるだろう。今回の紛争に関する論評の多くは、軍事作戦、ホルムズ海峡、ペルシャ湾への米軍の展開、あるいはイランとイスラエル間の直接的な紛争激化の可能性に焦点を当てている。しかし、この紛争における最も重要な戦略的変数の一つは、中国の石油備蓄かもしれない。北京は長年にわたり備蓄を積み上げてきたが、それが今、より危険な世界において異例の価値を発揮している。戦争が長引けば長引くほど、これを無視することは難しくなる。

最近の報告によると、中国の原油輸入量はおよそ10年ぶりの低水準に落ち込んでいる。北京は、長年にわたり蓄積してきた備蓄を活用することでこれを補っている。その備蓄は、単なる経済的資産ではなかった。それは一種の戦略的保険だったのだ。

中国は長年にわたり膨大な石油備蓄を蓄積してきた。当初の理由が何であれ、備蓄は、前例のない混乱の時期に北京に機動の余地を与えている。毎日数百万バレルの石油を輸入する国にとって、このような緩衝材があることは大きな利点となる。

現時点では、その備えが功を奏しているようだ。中国は代替供給源をめぐる必死の争奪戦を回避できた。他の主要輸入国と激しく競り合う必要もなかった。これは、多くの人が認識している以上に重要な意味を持つ。世界市場に急いで戻るのではなく、備蓄に頼ることで、中国はすでに深刻なエナジーショックがさらに大幅に悪化するのを防ぐ一助となった。

今のところ、北京当局はそれでやり過ごせる。

なぜ中国には時間があるのか

あまり心地よくない現実だが、備蓄は恒久的な解決策ではない。備蓄は時間を稼ぐだけであり、圧力を取り除くものではない。

備蓄から引き出されるバレル1つごとに、北京の対応の余地は狭まる。数ヶ月にわたる紛争は、人々の関心を集中させる傾向がある。ある時点で、問題は「中国が混乱を吸収できるか」ではなくなり、中国の指導者たちは「いつまでこれを続けたいのか」と自問し始めるだろう。

中国に関する西側の議論には、北京は数十年単位で考える一方で、他の国々は選挙サイクル単位で考えていると想定する傾向がある。そのステレオタイプには一理ある。長期戦略でさえ制約に直面する。エナジー安全保障はその一つだ。

隠された時計

過去20年の大半において、中国は多極化世界において、多軸戦略と表現するのが最も適切な方針を追求してきた。イラン戦争は、そのアプローチにストレスを与え始めている。中国はイランと緊密な関係を築いてきた。また、サウジアラビアやその他の湾岸諸国との経済的結びつきを深めてきた。さらに、欧州や米国との広範な商業的つながりを維持しつつ、発展途上国全体にわたり影響力を拡大してきた。

このアプローチは驚くほどうまく機能してきた。

これまで中国は、冷戦期に国際政治を形作った多くの困難な選択を巧みに回避してきた。北京は、硬直した陣営に加わるのではなく、対立する地政学的陣営の双方と関係を維持し得る勢力としての立場を確立した。

戦争は、平時には完璧に機能するように見える戦略の限界を露呈させる。

北京はイランとの関係から多大な利益を得ている。イラン産原油は中国のエナジー安全保障を支える一助となっている。米国の覇権に対するテヘランの反対姿勢は、より多極的な国際秩序を求める北京の広範な利益と合致している。

同時に、安定したエナジー市場は北京にとって重要である。予測可能な海運ルートや持続的な経済成長も同様だ。湾岸地域での長期化する紛争は、これらすべての利益に反する。

これらの利益が常に同じ方向を向くとは限らない。

北京は、数週間続く混乱ならおそらく吸収できるだろう。

数ヶ月となると話は別だ。

もし石油市場の変動が数ヶ月続いたり、海運の混乱が長引いたり、中国の備蓄が減少し続けたると、北京は最終的に、長年回避しようとしてきた選択を迫られるかもしれない。イランを支援することと、地域の安定を維持することの間に、相反する目標が生じる可能性がある。

多極化戦略にとっての課題

中国がワシントンの後ろに並ぶことを期待すべきではない。

北京がテヘランから離反する可能性も低い。

国家がそれほど急激に方針転換することは稀だ。

しかし、紛争による経済的コストが積み重なるにつれ、中国の行動原理が徐々に変化する可能性はある。密室では、北京は緊張緩和、市場の安定回復、そして地域戦争の拡大防止に関心を今より寄せるようになるかもしれない。それは中国の指導者たちが国際的な調和への新たな決意を見出したからではない。単に、彼ら自身の国益がその方向を指し示し始めるからに過ぎない。

その圧力は、北京からの公式声明というよりは、テヘランとの非公式な対話の中で最初に感じられることになるだろう。

これに特に珍しい点はない。

各国は、関係が自国の利益にかなう限り、パートナーを支持する。状況が変われば、しばしば再計算を始めるものだ。国際政治の歴史は、戦略的コストが上昇し始めると、国家が関係を再評価する例で満ちている。

今のところ、北京にはかなりの柔軟性が残されている。備蓄が余裕を与えており、他の主要輸入国がすでに直面しているかもしれない困難な選択を、中国の指導者たちは回避できている。

しかし、柔軟性には限界がある。

北京は計算を始める

ほとんどの戦争は、戦場から遠く離れた力で形作られる。金融システムは重要だ。産業能力も重要だ。エナジー供給も同様である。イランでの戦争も例外ではないかもしれない。

アナリストたちがミサイル攻撃、海軍の哨戒、外交声明に注目する一方で、中国の貯蔵施設内で別の争いが静かに繰り広げられている。北京は、対立、分断、地政学的リスクが特徴となる世界に向けて、長年にわたり準備を進めてきた。その準備は時間を稼いだが、無傷の身を保つことはできなかった。

もしこの戦争があと数ヶ月も続けば、どちらの側にもつかないよう最も懸命に努力してきた国でも圧力は高まり続けるだろう。圧力が一定の点に達すれば、紛争終結に向けた最も強力な推進力は、多くの観測者が十分に注視していない首都から発せられるかもしれない。

その動きは北京から始まるかもしれない。■

著者について:アンドルー・レイサム博士

アンドルー・レイサムは、ミネソタ州セントポールにあるマカレスター大学の国際関係学および政治理論の教授である。Xで彼をフォローできる: @aakatham

2026年4月10日金曜日

中国衛星が静止軌道上で怪しい動きを示しており注意が必要だ

 

宇宙空間に中国衛星の不審な行動、過去10年に75回の「異常な」動き

CSISの調査報告書によると、静止軌道(GEO)上の数機の中国衛星の動きには、軍事・諜報任務の可能性を示唆する活動パターンが見られる

Breaking Defense

テレサ・ヒッチェンズ 

2026年4月7日 午前10時30分

ワシントン発 — 戦略国際問題研究所(CSIS)による新たな分析によると、静止軌道(GEO)に展開している中国衛星群が、過去9年間に少なくとも75回の「異常な」機動を行っていた。その動きは、必ずしも4種類の軍事・諜報活動を示唆するものではないにせよ、それらと一致するものである。

本日発表された「GEOにおける新たなリズム:2016年から2025年にかけての中国衛星による静止軌道上の異常行動に関する定量的分析」と題された研究成果では、「これらの衛星は、GEOにおいて前例のない、明確で分類可能な行動パターンを示しており、それぞれのパターンの意図で疑問を投げかけている」と主張している。

米国宇宙軍(US Space Command)のデータ、中国語メディア、および研究文献を組み合わせて作成された本報告書は、高度約3万6000キロメートルの静止軌道(GEO)帯において、頻繁な機動や「異常な行動」を示した中国製衛星を8機特定した。この軌道域には、高価値な西側諸国の軍事・商業通信衛星多数に加え、国防総省のミサイル警戒衛星や、信号情報(SIGINT)収集のための国家偵察局(NRO)の衛星が配置されている。

データベースに登録がある中国製衛星計109機のうち、問題の8機の動きは追跡され、米宇宙軍第18宇宙防衛飛行隊が管理する公開宇宙物体カタログ「Space-Track.org」に掲載されている。9機目の中国製衛星「SJ-25」は独立した観測者によって追跡されているが、現時点では米国政府も中国政府も、その軌道パラメータに関するデータを公表していない。

CSISの調査では、米宇宙軍のデータを用いて、静止軌道(GEO)上で頻繁に移動している9基の中国衛星のうち8基の機動をまとめた。(出典:CSIS)

これらの衛星の動きはこれまでも記録されてきたものの、CSISの分析では、8基の衛星に見られる移動パターン4つを特定し、それらの動きを潜在的な軍事・情報収集任務と結びつけることができた。CSISの調査報告書は、中国衛星が宇宙を周回する中で具体的に何を行っているのかを確実に知ることは不可能と強調している。しかし、その評価によれば、各衛星の機動はランダムなものではなく、通信、偵察、信号収集、衛星燃料補給といった特定の軍事任務の動きと一致している。

「頻繁に移動する衛星は、移動の性質とタイミングに基づいて、『ラーク(Larks)』、『スカイライナー(Skyliners)』、『ドリフター(Drifters)』、『インクスポット(Ink Spots)』の4つのカテゴリーに分類できる」と分析は説明している。

2010年に打ち上げられ、現在は運用を終了しているChinaSat-20Aは、「ラーク」、すなわち「移動通信衛星」と特徴づけられている。中国の国営メディアは、中国衛星20号を国有企業中国衛星通信集団有限公司が運用する民間通信衛星と位置付けている。しかし、CSISは、多くの欧米のアナリストやNASAが、同衛星は軍事用通信衛星の可能性が高いと結論付けていると指摘し、中国衛星通信集団が同衛星をサービス提供中の衛星群に含めていないことを指摘している。さらに、同社も中国政府も、ChinaSat-20Aの能力に関する詳細を一切公表していない。

9機の中国衛星のうち、SJ-17SJ-20、およびTJS-3の3機は「スカイライナー」と分類されている。これらの衛星は「運用期間を通じて頻繁な階段状の軌道変更を繰り返している。信号情報収集を目的として外国の通信衛星の隣に移動させている可能性もあるが、これを確認するのは困難だ」。CSISは、その動きをロシアのルチ/オリンプ衛星と類似していると指摘している。米国およびNATO当局者は、同衛星が盗聴目的で西側諸国の衛星を尾行していると主張している。

本調査では、いずれも2021年に打ち上げられたSY-12-01とSY-12-02を「ドリフター(Drifter)」衛星と分類している。「ドリフターの軌道パターンは、特定の経度帯をゆっくりと一定速度で横断する特徴がある」と調査報告書は説明する。その名が示す通り、これらの衛星は電気推進で高速移動するのではなく、静止軌道帯内で特異な経路に沿ってただ漂っているだけである。

「SY-12-01の経度系列データは……典型的な『ドリフター』パターンを示している。同衛星は東半球を彷徨い、中国西部上空の東経94.25度から始まり、さらに西へ流されて東ヨーロッパまで到達した後、シベリアを過ぎて東へ戻り、その後方向を変えてこのパターンを繰り返している」と研究は付け加えている。

CSISの調査によると、SY-12-02およびSJ-23衛星も同様の「交互の漂流パターン」を示しており、最初は東または西へ移動し、その後数か月にわたって反対方向に漂流する。報告書は、「この挙動には明確なミッション上の正当性が認められず、GEO軌道上の衛星としては前例のないことである」と強調している。

しかし、同報告書は、専門家らが提示した有力な説明として、これらの衛星が「おそらく諜報活動や宇宙状況認識の目的で、アジア上空のすべてのGEO衛星を監視している可能性がある」と指摘している。

最後に、CSISは、他のカテゴリーに「まだ明確には当てはまらない」動きをする衛星を「インクスポット(Inkspots)」と呼んでいる。中国国営メディアによれば、「衛星の燃料補給および寿命延長サービス技術」の試験・検証を目的として設計されたとされるSJ-25は、このカテゴリーに分類されている。

「2025年1月の打ち上げ以来、SJ-25は軌道維持や周期的なドリフト行動を一切示していない。1月から6月にかけて、同衛星は東経118度から122度の間に不規則に浮遊していた。6月10日から14日にかけて、SJ-25は急速に東経127.4度(中国東部上空)へと移動し、6月5日に東経127.6度に到達したSJ-21とランデブーして燃料補給を行った」とCSISは詳述している。

中国政府も米国政府もSJ-25の運用に関する詳細を認めていないが、独立した観測者による観測によれば、この衛星は「軌道上で他の宇宙機への燃料補給を行った初の衛星である可能性がある」と、同研究は主張している。

CSISの研究は、中国の衛星の機動に関するさらなる調査を要請して締めくくっており、中国語の情報源や中国政府の刊行物から多くの公開情報が入手可能であることに言及している。■


Suspect in space? Analysis finds 75 ‘unusual’ moves by Chinese satellites in nearly 10 years

The moves by a few Chinese satellites in GEO show patterns of activity that suggest potential military and intelligence missions, the CSIS study asserts.

By Theresa Hitchens on April 07, 2026 10:30 am

https://breakingdefense.com/2026/04/suspect-in-space-analysis-finds-75-unusual-moves-by-chinese-satellites-in-nearly-10-years/


2026年1月24日土曜日

2026年の中国は7つの危機状況に同時に直面する

 

2026年に中国が直面する7つの危機は同時発生する

中国の構造的マクロリスクを追跡するアナリストらは、2026年に7つの不安定化要因が稀に見る形で同時に発生する可能性があると警告している。警告対象となるのは、年金拠出と給付の格差拡大、土地売却収入の減少に伴う地方財政の自立性の崩壊、そして新築住宅販売の不振、中古物件の増加、在庫消化の鈍化に陥った不動産市場である。

19fortyfive

ルーベン・ジョンソン

China's Xi Jinping. Image Credit: Creative Commons.

中国の習近平国家主席。

中国で2026年にデフレ・不動産・債務・銀行の7つの危機に同時進行か

2026年1月から、中華人民共和国(PRC)の発展的・政治的緊張に精通したアナリストらは、同国が深刻化する経済的・構造的危機の収束に直面すると予測している。主要な先行指標は、デフレスパイラルの悪化、長期化する不動産市場の低迷、高まる金融リスクとなる。

これらの中国アナリストの結論と影響に関する簡潔な議論は、2025年12月末にカナダサイト「51.ca」に掲載された記事で公開された

サイト51.caはカナダにおける主要な中国語オンラインニュース・ネットワーキングポータルである。特に中国系カナダ人コミュニティを対象としており、同国で最も著名な中国語ユーザーネットワーキング・情報サイトの一つである。

提示された評価は、非主流ニュースサイトや学術出版物であっても極めて重要と見なされ、その調査結果は米国の中国ウォッチャーサイトChina Scopeで翻訳・掲載された。

セクター別指標が中国にとって厳しい状況を示す

2025年12月下旬に集まり収集データを評価したアナリスト陣は、中国の構造的マクロ経済リスクを専門とする経済学者・データアナリストのグループであった。彼らの手法は、中国語版記事で説明されている「セクター横断的定量指標フレームワーク」の構築であった。

彼らは2026年が重大な転換期となる可能性があると結論付けた。この時期、複数セクターにおける動向が相互に増幅し合い、最終的に7つの主要危機が同時に発生する事態を招きかねないと指摘している。

分析では7つの主要指標群に警告サインが確認された。これらは波及効果により崩壊を悪化・加速させる恐れがある:

一つは年金拠出と給付の格差拡大である。中国の年金制度は、急速な高齢化、賦課方式構造を圧迫する低出生率、都市部/農村部・正規/非正規労働者間の巨大な格差により深刻なギャップに直面している。これにより加入率が低く、「空の口座」問題が発生し、若年層は将来の給付を疑っている。これに加え、定年延長や民間年金といった改革も、人口動態の変化や構造的問題に追いつくのに苦戦している。

第二に、地方政府の財政自立性が崩壊しつつある。土地売却収入の縮小と隠れた債務圧力の増大が同時に進行している。土地収入の崩壊、巨額の債務、深刻な不動産危機という「財政の冬」を引き起こす完璧な嵐が形成されている。地方政府が土地売却で資金を調達する従来のモデルは失敗し、「スローモーションの崩壊」が経済成長と社会安定を脅かしている。

第三に、中国では主要都市において新築住宅販売、中古物件流通、在庫消化が同時に逆転する現象が発生している。住宅販売在庫は膨大で消化に数年を要しており、当局は売れ残り住宅の政府買い上げや新規土地供給の抑制といった政策を実施して過剰在庫を削減している。これにより開発業者の投資削減、価格下落(特に中古市場)、そして「優良都市・優良住宅」への構造転換が促されている。

第四の動向として、中小銀行のストレス増大が不良債権、銀行間資金調達難、資産運用商品償還遅延に表れている。不動産不況の深刻化、内需減退、デフレ圧力、地方政府債務増加が原因で、利益率縮小・収益低下・貸倒れ増加を招いている。

産業減速と人口動向

第五に、産業利益・生産高成長・雇用指標の長期的な縮小が続いている。これは既に減速している雇用機会の成長に拍車をかけている。

第六に、一人っ子政策による長期的な出生率低下による人口減少、労働年齢人口の縮小、就学前児童数の伸び悩みが複合的に作用している。

最後に、輸出受注の減退、主要市場向け出荷の鈍化、沿海部の電力消費減少、中東部沿岸地域のコンテナ取扱量減少が示すように、対外需要が減退している。輸出は中国経済のエンジンにとって極めて重要であり、急激に落ち込み始めると「カードの家」のような崩壊を引き起こす。

歴史的に、これら7つの核心指標群が12~18ヶ月の期間内に並行して悪化した例は稀である。しかし2025年後半までに、その大半は既に重大な警戒閾値を超え、連動して悪化を続けていた。

総合的に見れば、これらは全て中国の財政・金融・人口・経済基盤全体にわたり、異例の危険性を伴う「失望の共鳴」リスクを高めている。こうした状況が長期化した場合、中国国内の安定性の低下こそが次に顕在化する問題となる可能性がある。■

著者について:ルーベン・F・ジョンソン

ルーベン・F・ジョンソンは、外国の兵器システム、防衛技術、国際的な武器輸出政策の分析・報告において36年の経験を有する。ジョンソンはカシミール・プワスキ財団の研究部長を務める。また、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻の生存者でもある。長年、米国防衛産業で外国技術アナリストとして勤務した後、米国防総省、海軍省、空軍省、英国政府、オーストラリア政府のコンサルタントを務めた。2022年から2023年にかけて、防衛報道で2年連続の受賞を果たした。デポー大学で学士号、オハイオ州マイアミ大学でソ連・ロシア研究を専門とする修士号を取得。現在はワルシャワ在住。


China’s 7 Simultaneous Crises of 2026

Analysts tracking China’s structural macro risks warn that 2026 could bring a rare convergence of seven destabilizing pressures. The warning set spans widening pension contribution and payout gaps, collapsing local fiscal self-sufficiency as land-sale revenues shrink, and a property market stuck with weak new-home sales, swelling second-hand listings, and slow inventory digestion.

By

Reuben Johnson

https://www.19fortyfive.com/2026/01/chinas-7-simultaneous-crises-of-2026/


2025年12月20日土曜日

2026年に米国が軍事行動を行使しかねない場所はここだ

 

2026年にはここから第三次世界大戦が起こり得る(19fortyfive)

ブレント・M・イーストウッド

U.S. Air Force F-22 Raptors, E-3 Sentrys, C-17 Globemaster IIIs, C-130J Herculeses and C-12F Hurons participate in a close formation taxi known as an elephant walk at Joint Base Elmendorf-Richardson, Alaska, May 5, 2020. This event displayed the ability of the 3rd Wing, 176th Wing and the 477th Fighter Group to maintain constant readiness throughout COVID-19 by Total Force Integration between active-duty, Guard and Reserve units to continue defending the U.S. homeland and ensuring a free and open Indo-Pacific. (U.S. Air Force photo by Senior Airman Jonathan Valdes Montijo)

2020年5月5日、アラスカ州エルメンドルフ・リチャードソン統合基地にて、米空軍のF-22ラプター、E-3セントリー、C-17グローブマスターIII、C-130Jハーキュリーズ、C-12Fヒューロンが「エレファントウォーク」と呼ばれる緊密な編隊地上走行に参加した。(米空軍、上級空軍曹ジョナサン・バルデス・モンティジョ撮影)

要点と概要 

– ドナルド・トランプ大統領の下で一連の停戦と外交上の「勝利」があったにもかかわらず、2026年の世界地図には、米国が戦争に巻き込みかねない火種が散らばったままだ。

– 筆者ブレント・イーストウッド博士は、最も懸念される5つのシナリオ、①中国の台湾侵攻、②ウクライナの安全保障をめぐるロシアとの新たな対立、③④ヴェネズエラやイランに対する米国の潜在的な攻撃、⑤北朝鮮による韓国への奇襲攻撃を解説している。

– 各戦域には、それぞれ独自の引き金、エスカレーションのリスク、条約上の義務があり、それらが相まって、ワシントンの現在の平穏が実際にどれほど脆弱であるかを示している。筆者の主張は単純だ。抑止力、同盟関係、準備態勢が、2026年が冷戦状態のままであるか、あるいは熱戦状態に突入するかを決定する、というものである。

米国が戦争に巻き込まれる可能性のある5つの場所

ョー・バイデン大統領の下で地政学的環境が第三次世界大戦のような危険地帯に近づいていると感じる者もいたが、ドナルド・トランプ大統領の交渉力のおかげで、和平の突破口、戦争を緩和する合意、停戦が実現し、事態は多少落ち着いている。

しかし、戦争は常にその醜い頭をもたげており、2026年には米国が銃撃戦に巻き込まれる可能性もある。

ここでは、戦争が勃発し、アメリカが地上部隊の派遣や軍事攻撃を余儀なくされる可能性が最も高い地域を紹介する。こうした攻撃は、アメリカがグローバルなテロとの戦争で追い込まれたのと同じような、終わりのない戦争となる可能性がある。

中国が最大の脅威だ

将来の紛争が最も起こりそうな地域は、東アジアだ。中国は、好戦的な新興大国で、アメリカを苛立たせるような敵対的な発言や行動をしばしば行っている。

台湾に対する中国の野心は、常に同島への水陸両用攻撃を引き起こす潜在的可能性を秘めている。

米国が中国の台湾侵攻にどう対応するか不明だ。ホワイトハウスの新たな国家安全保障戦略は、中国と台湾の問題に関し現状維持を支持している。戦略文書からはトランプが介入を命じるかどうかは明らかではないが、中国による台湾奪取の試みに対抗して戦争が常に起こり得る可能性は十分にある。

中国が台湾を飢餓に追い込む封鎖や隔離を命じる可能性もある。これにより台湾から世界中の顧客への半導体輸出が凍結される。先進チップは多くの国で経済を支えている。米国は迅速に対応策を模索せざるを得なくなる。

ロシアが米国の軍事的対応を必要とする可能性がある

長年ホットスポットとなっている別の地域がロシアだ。4年近く続くロシア・ウクライナ戦争では、ウラジーミル・プーチンの軍勢に対抗するため、米国がウクライナに数億ドルの支援を行ってきた。今後数週間で交戦当事者間の停戦と和平計画が成立する可能性がある。

しかし、ロシアとウクライナの戦闘停止の代償として、米国はロシアが再び攻撃した場合に備え、ウクライナに対し将来のNATO型安全保障を保証せねばならないようだ。これは、プーチンがウクライナへの新たな侵攻を命じた場合、米国がロシアとウクライナの間の非武装地帯において、何らかの軍事攻撃や地上部隊の展開を命じることを意味する。ロシアとの戦争が可能性として残ることになる。

ヴェネズエラに対する米軍の軍事行動の可能性

米国が西半球で展開する新モンロー主義は紛争を引き起こす恐れがある。米海軍はヴェネズエラを威嚇するため、海兵隊を満載した強襲揚陸艦と共にジェラルド・R・フォード空母打撃群をカリブ海に展開している。プエルトリコの旧米海軍ーズベルト・ローズ基地で米軍活動が活発化している。空軍・海軍機がヴェネズエラ周辺を飛行している。

トランプはヴェネズエラを麻薬テロ国家と見なしている。ニコラス・マドゥロ率いる非合法政権は共産主義者かつ犯罪者であり、違法薬物で米国民を毒殺しようとしている。米国はこれまでにヴェネズエラ麻薬密輸船多数を撃沈してきた。

トランプがカラカスへ実戦攻撃を命じるかは不明だが、軍事的態勢は確実に整ってきた。海兵隊による水陸両用上陸作戦の可能性は低いが、ヴェネズエラ国内の軍事目標への空爆は確実にあり得る。ただし、戦争権限法の発動や、南米国家における潜在的な無期限紛争への議会の激しい反発を招きかねない。

イランに新たな教訓を与える可能性

敵対国への空爆の次の焦点はイランだ。6月の米軍によるイラン核施設攻撃ミッドナイト・ハンマー作戦は成功したが、米情報機関がイランが依然としてウラン濃縮や核兵器開発に向けた活動を継続していると判断した場合、追加攻撃が行われる可能性がある。

イランの最高指導者アヤトラ・アリー・ハメネイは強硬姿勢を崩しておらず、大量破壊兵器技術と制裁解除を交換するいかなる「核合意」でも米国と協力する意思はない。

イランは容易に屈服する相手ではない。テヘランからのサイバー戦争、米国に対するテロ攻撃、あるいはイエメンのフーシ派のような同盟勢力に働きかけ、紅海やアデン湾における民間・軍用船舶への攻撃再開を促す可能性もある。こうした行動が現実化したら、トランプ大統領はイランへの追加攻撃を命じるかもしれない。

北朝鮮が韓国を侵攻し、米国の対応を引き起こす可能性

最後に、北朝鮮はいつでも韓国を攻撃する可能性があり、米国は条約上北朝鮮と戦う義務を負う。この侵攻は急速に進展し、米軍は北朝鮮がソウルを占領するのを阻止するため迅速に対応する必要がある。

これは最も可能性の低いシナリオだが、金正恩が米国を巻き込み、甚大な流血を伴う戦争を引き起こす絶望的な行動に出る可能性を軽視してはならない。

朝鮮半島では冷静な判断が優先され、トランプ大統領が来年の習近平国家主席との首脳会談後に金正恩氏と会談することを望むばかりだ。米下院は最新の国防権限法に条項を盛り込み、議会の承認なしに在韓米軍を削減することを禁止した。

金正恩は米国が依然として北朝鮮侵攻を企てていると主張するかもしれない。この地域の緊張を緩和するには、トランプ政権による直接的な関与が不可欠だ。

今後の展開は?

世界は火薬庫だ。敵を牽制し、偶発的な事態が新たな米軍参戦や武力衝突を引き起こすのを防ぐには、多数の空母、前線配備の陸軍・海兵隊、そして巨額の防衛予算が必要となる。

トランプの国家安全保障戦略は、米国は他国の主権を侵害しないと主張しているが、その留保条項は熱戦を引き起こす可能性のある攻撃を阻止できないかもしれない。トランプが脅威を乗り切り、2026年に平和を維持できることを願おう。■

著者について:ブレント・M・イーストウッド

防衛問題に関する3,000 本以上の記事を執筆しているブレント・M・イーストウッド博士は、著書世界に背を向けないで:保守的な外交政策』および『人間、機械、データ:戦争の将来動向 のほか、さらに 2 冊の著書を執筆している。ブレントは、人工知能を用いて世界の出来事を予測するテクノロジー企業の創設者兼最高経営責任者であった。米国上院議員ティム・スコットの立法フェローを務め、国防および外交政策の問題について上院議員に助言を行った。アメリカン大学、ジョージ・ワシントン大学、ジョージ・メイソン大学で教鞭をとった。ブレントは元米国陸軍歩兵将校である。X @BMEastwoodでフォローできる。


World War III Could Happen: 5 Places America Could Go to War in 2026

By

Brent M. Eastwood

https://www.19fortyfive.com/2025/12/world-war-iii-could-happen-5-places-america-could-go-to-war-in-2026/