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ニミッツ空母打撃軍がサンディエゴ出港し、西太平洋に展開する(2022年12月3日)

  2022年12月3日、カリフォーニア州サンディエゴを出港中、水陸両用軍艦USSポートランド(LPD-27)とすれ違うUSSニミッツ(CVN-68) Photo via San Diego Web Cam used with permission ニ ミッツ空母打撃群が、12月3日土曜日にカリフォーニア州サンディエゴを出発し、 西太平洋に展開する 。 USSニミッツ(CVN-68)は現地時間の土曜日午前8時頃に海軍基地ノースアイランド桟橋を離れ、太平洋に向かった。 USNIニュースへの土曜日付の声明で、米第3艦隊はニミッツがサンディエゴを離れたことを認めたが、それ以上の詳細は明らかにしていない。 「USSニミッツ(CVN-68)は米第3艦隊の作戦を遂行するため、カリフォーニア州サンディエゴを出発した」と声明にある。 「ニミッツは空母打撃群(CSG)11の旗艦で、国家の要請に応え、戦闘可能な海軍力を提供し、持続的かつ前方の海軍プレゼンスを通じ紛争を抑止し、必要であれば勝利する準備ができている」。 同空母は11月28日にワシントン州ブレマトン母港に出港し、カリフォーニアを離れる前に空母打撃群司令部を乗艦させるべくサンディエゴへ出港したと海軍当局がUSNIニュースに確認した。Kitsap Sun紙によると、空母は2500人を乗せ、ワシントン州のキツァップ海軍基地を出港しました。 CSG11の司令クリストファー・スウィーニー少将は先週、同紙への声明の中で、「空母打撃群11に配属された乗員は、戦闘可能な海軍力を提供し、紛争の抑止、そして必要であれば海軍の持続的かつ前方プレゼンスを通じた勝利のための人員、訓練、認定を受けている」と述べた。 米艦隊で最も古参の空母ニミッツとその護衛艦、第17空母航空団は、配備に先立ち10月に複合部隊訓練(COMPTUEX)を終了した。9月下旬、ニミッツの飲料水タンクがジェット燃料で汚染されているのを乗組員が発見し、同空母は2週間運航を止めていた。 空母は、艦隊で最古参の古参の巡洋艦であるUSSバンカーヒル(CG-52)、駆逐艦部隊9の誘導ミサイル駆逐艦USSディケーター(DDG-73)、USSポール・ハミルトン(DDG-60)、USSチョンフン(DDG-93)、USSウェイン・E・マイヤー(DDG-108)、USSシュープ(DDG-86)5隻と

歴史に残る艦(1) USSニミッツの退役が近づく中、あらためてスーパー空母各艦の1号艦の功績を振り返り、処分手順を見る。

歴史に残る艦(1)USSニミッツCVN-68 USS Nimitz. U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Aiyana S. Paschal/ Released USSニミッツは1973年完成し、二隻目の原子力空母となった ニミッツは5年かけて退役し、装備や原子炉を除去する 海軍は長年活躍した同艦を「リサイクル」する 米 海軍は2020年12月に今後30年にわたる建艦計画を発表し、2051年までに546隻体制を整備するという野心的な案で、404隻が新規建造で、供用中の304隻を退役させる。 この304隻中で14隻が原子力推進艦で艦船潜水艦リサイクル事業で各艦をリサイクルする。リサイクル事業は原子力艦艇の安全な廃棄処理をめざしたものだ。 この14隻のうち、13隻が原子力潜水艦でロサンジェルス級攻撃型潜水艦11隻とオハイオ級ミサイル潜水艦2隻となる。残る1隻が長年活躍してきたUSSニミッツで、ニミッツ級超大型原子力空母の一号鑑だ。 ニミッツ他潜水艦13隻は今後5年をかけてリサイクルされる。ニミッツは50年におよぶ艦歴を終える。 USSニミッツの就役は1975年5月で、当時はUSSエンタープライズに次ぐ原子力空母2隻目となった。 艦名は米太平洋艦隊司令官として第二次大戦の連合軍作戦を率いたチェスター・ウィリアム・ニミッツ・シニア海軍元帥にちなむ。 全長1,092フィートのニミッツは米海軍、世界ともに最大の艦となった。最高速度は30ノット超で60機の航空隊を搭載し、乗組員は海兵隊員含み5千名だ。 原子力推進方式には数々の利点がある。航続距離は事実上無限で、作戦期間は年単位であり、航行用の燃料搭載が不要となり航空燃料搭載量が2倍増に、さらに航空隊の兵装搭載も3割増えた。原子炉がハイテク電子装備へ電力供給し、蒸気カタパルトを稼働し大型機発艦が可能になった。 長い輝かしい戦歴 USSニミッツは大規模作戦少なくとも7つへの参加したほか、数多くのパトロールや航行の自由運用の記録がある。 ニミッツは1976年に地中海に初めて投入された。1979年にはインド洋でイラン人質危機で待機した。その間に米大使館員の救出を狙ったものの失敗したイーブニングライト作戦に加わった。 1981年には同艦のF−14トムキャットがシド

ニミッツ打撃群に帰国命令。海上展開は240日超。米海軍は空母の作戦体制を長期間海上で維持することで世界情勢の変化に対応している。

  USS Nimitz (CVN-68) steams in the Indian Ocean on Jan. 6. US Navy Photo     U SSニミッツ(CVN-68)が八ヶ月にわたる海上展開を終了し、米西海岸に向かう。これはロイド・オースティン国防長官の命令によるもので、米政府関係者二名がUSNI Newsに確認した。 . このまま米本国へ戻れば、ニミッツ打撃群は2月末までに帰港するが、2月1日時点で240日にわたる展開となっていた。これは昨年USSエイブラハム・リンカーン(CVN-72)の294日に次ぐ長さだ。   米海軍最古参となったニミッツと随行艦は6ヶ月にわたり中東を中心に展開し、イランとの緊張が高まる中で米軍プレゼンスを2019年5月から示してきた。   クリス・ミラー長官代行(当時)から同打撃群は大晦日に帰国命令が出たが、トランプ政権は1月はじめにイランがカセム・ソレイマニ殺害一周年に不穏な動きに出るのを警戒し、帰国命令を取り消していた。   ニミッツの母港はワシントン州ブレマートン、その他打撃群はサンディエゴが母港で家族との再会は久しぶりとなる。ニミッツは定期点検を終え、乗組員はCOVID-19感染を予防するため二週間の措置期間に入っている。   同打撃群はソマリア沖への展開、インド海軍との共同訓練を経て、昨年7月からオマーン湾、北アラビア海で作戦展開していた。   海軍作戦部長マイク・ギルデイ大将はニミッツに交代する打撃群は未定とした。アイゼンハワー空母打撃群は東海岸で配備前訓練中で、ソマリア沖にはマキンアイランド揚陸即応集団が海兵隊F-35BライトニングII共用打撃戦闘機一個飛行隊を搭載し展開中だ。■   この記事は以下を再構成したものです。 USS Nimitz Heading to West Coast After SECDEF Orders Strike Group Home - USNI News By: Sam LaGrone February 1, 2021 12:23 PM • Updated: February 2, 2021 6:56 AM

緊急 ニミッツ空母打撃群の帰国取り消し、中東に当面留まる。イランの軍事行動を警戒。ニミッツは出港後10ヶ月経過。

    US NAVY USS Nimitz underway.  U SSニミッツ空母打撃群はイランへの「緊張緩和」のあかしとして本国帰還を国防長官代行クリストファー・ミラーから命じられていたが、わずか2日でこれが取り消され、追って知らせあるまで、中東地区に留まることとなった。 同艦はソマリア沖合の「オクターヴクォーツ」作戦で米軍部隊のソマリア撤収さらに北アフリカ展開を支援していた。ワシントン州ブレマートンを出港し配備は10ヶ月に及び、COVID-19流行下でとくに厳しい任務になっている。本来の帰還時期はとうに過ぎているが、イランによる敵対行為の恐れが強まる中、ドナルド・トランプ大統領の命令が下れば即対応すべく当面帰国は延期された。   DOD 2021年1月3日発表のクリス・ミラー国防長官代行による緊急声明でニミッツ空母打撃群は中東地区にとどまることになった。 原子力潜水艦USSジョージアはトマホークミサイル、特殊部隊を搭載しきわめてまれなペルシア湾入りを12月21日にしており、ニミッツがアフリカの角地区に展開する間の穴埋めとなっていた。今後イランが戦闘行動を取ってもニミッツがペルシア湾入する可能性は少ないだろう。超大型空母はペルシア湾ではイラン対艦ミサイルの有効射程に入り、小型艇の集団攻撃、機雷、潜水艦の標的となる。 イラン代理勢力による攻撃、イラン自体による攻撃の可能性はカセム・ソレイマニ・イラン革命防衛隊司令の殺害一周年をめぐり着実に増えている。ソレイマニは2020年1月3日イラクのバグダッド国際空港近郊で米軍無人機の攻撃で死亡した。同時にイラク国内有数のイラン支援を受けた戦闘員集団カテイブ・ヘズボラ首領のアブ・マーデ・アル・ムハンディスも現場で死亡している。 米情報機関の評価ではイラン軍部隊のうち防空部隊、海軍部隊は警戒態勢を強めている。イランが攻撃に踏み切った際の米報復攻撃に備えているのか、米軍の脅威を現実のものと受け止めているのか不明だ。 昨年12月はじめアリ・ハメネイ最高指導者、ハッサン・ロウハニ大統領はじめとするイラン高官がソレイマニ殺害の報復を声高に叫んだ。とくにロウハニは穏健派で知られる。こうした論調のままイランは新年を迎えた。 新年最初にイラン最高裁長官エブラヒム・ライシは「殺害したのか殺害を命じたのかをとわず、米大統領といえども正義の実

USSロナルド・レーガンが5か月の哨戒から横須賀へ帰港。USSニミッツは第七艦隊へ編入。

  電子攻撃飛行隊(VAQ)135所属のEA-18Gグラウラーが米海軍唯一の前方配備空母USSロナルド・レーガン上空を飛行した。グラウラーは三沢基地に展開している。 Nov. 13, 2020. US Navy Photo   U SSロナルド・レーガン(CVN-76)が五か月超の哨戒任務から日本に戻ってきた。   前方配備艦 レーガンは横須賀に11月14日帰港した。哨戒は159日にわたり、日本配備の空母で1999年以来の記録となった。同年に日本を母港としていたUSSキティ・ホーク(CV-63)が中東、西太平洋で176日の航海をしていた。   日本配備の米空母は短いパトロールに出港し、横須賀で整備を受けることが多い。   「ロナルド・レーガンの柔軟展開で地域内の同盟国協力国に公海上の自由の維持に米国が真剣な姿を見せられる」とレーガン館長フレッド・ゴールドハマー大佐が声明文を発表。   「日付変更線からインド洋までさらにフィリピン海へといかなる地点へもレーガンで『力を介した平和』を維持しつつ、求めあればすぐ対応できる体制を維持している」   レーガンが日本を出港したのは5月初めで6月に西太平洋で哨戒した。その際はUSSニミッツ(CVN-68)と南太平洋での演習(7月)を展開した。   一方で強襲揚陸艦USSアメリカ(LHA-6)も佐世保に戻っている。アメリカとレーガンは9月にヴァリアントシールド2020演習に加わった。 . ニミッツは最近まで中東に出動していたが、今は第七艦隊に加わっており、マラバール演習でインド空母と共同行動している。   ニミッツはペルシア湾方面に約二か月展開してからインド方面に移動した。■   この記事は以下を再構成したものです。 Japan-Based Carrier USS Ronald Reagan Wraps Up Record Patrol; Nimitz in 7th Fleet By: Mallory Shelbourne November 16, 2020 12:48 PM

南シナ海で米中海軍部隊が演習を展開中....

前回の記事「PLAN艦艇の不合理な行動の原因は....」をご覧になった方は混み合った海域で中国艦が常識で説明できない行動を取らないか、心配になるはずです。このまま何もなく演習が終わればいいのですが.... ニミッツ級空母のUSSニミッツ(CVN-68)がロナルド・レーガン(CVN-76) と南シナ海へ2020年7月6日に通過した。両艦でニミッツ空母打撃部隊(CSF)を構成している。 US Navy Photo 米 中両国の海軍部隊が競うように南シナ海で演習を展開中だ。中国政府は同地域の軍事化を招くと米国を非難している。 7月4日土曜日、レーガン、ニミッツの両空母打撃群(CSG)がフィリピン海から南シナ海に入り演習を開始し、2014年以来久しぶりの空母2隻体制となった。 USSニミッツ(CVN-68)以下の空母打撃群はまずセオドア・ロウズベルトCSG、その後レーガンCSGと6月21日からほぼ連続で空母打撃群同士の演習に入っている。 USSセオドア・ロウズベルト(CVN-71)はフィリピン海でニミッツと演習をともにした。ロウズベルトはCOVID-19流行を受けグアムでしばらく動きが取れなくなっていた。 . ニミッツと随行艦はグアムで短期休養をとったあと、日本からUSSロナルド・レーガン (CVN-76) の打撃群が加わり、空母2隻で空母打撃部隊(CSF)を構成し、フィリピン海から南シナ海まで展開した。 「ニミッツ空母打撃部隊は独立記念日を南シナ海で空母2隻による圧倒的な体制で迎え、自由で開かれた太平洋を守っている」と米海軍は声明文を7月4日に発表。 一方、中国も領有権を巡り対立するパラセル諸島沖合で演習を実施。 「中国による今回の軍事演習は法の支配に逆行する海洋領域の権利主張の一連の流れの延長線にある」と国防総省は声明を発表。「PRCの行動は南シナ海を軍事化しないとの同国の誓いに反し、米国がかざす自由で開かれたインド太平洋地区の理想と大きく対照をなす。インド太平洋では国の規模と関係なく各国の主権を尊重し、力による圧迫に屈することなく、国際法と規範に則り経済成長の追求が可能でなくてはならない」 ペンタゴンは今回の中国演習は2002年の南シナ海当事国共同宣言に反するもので、域内での軍事演習の抑