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ウクライナ救援民間団体の資金源が枯渇しそう(POLITICO)―政府機関による援助で非対象分野を穴埋めしているのが各民間NPOだが、「支援疲れ」の中で資金調達に苦しんでいる。解決策はプロ組織に改変することだが、弊害もある。

  ロシアの侵攻に対するウクライナの防衛は、食料、ノートパソコン、暗視ゴーグルまで民間からの輸送に依存しているのが現状だ 2024年2月13日、ウクライナ西部の福音派教会のボランティアが、スロビャンスク郊外でウクライナ軍兵士に食事を提供している。 ダニエル・ブロック 2 022年2月24日の朝、ロシア軍戦車がキエフに向けて進軍を開始したとき、ジョナス・オーマンはウクライナ南部のホテルにいた。ウクライナの対露戦を支援するために2014年に設立されたリトアニアの慈善団体「ブルー・アンド・イエロー」の創設者オーマンは、最後の配送を終えたところで、本格侵攻が始まったという知らせの電話を受けた。  「私はその場でポーランドに行くことを決めました」とオーマンは語る。彼はタクシーを止め、国境までのストレスの多い道のりのために現金で500ユーロを支払った。その途中、慈善団体の会計担当者から驚くべき連絡が入った。ウクライナの経済は急降下しているかもしれないが、ブルー・アンド・イエローには寄付金が殺到しているというのだ。  「彼は『ヨナス、100万ユーロいや、200万ユーロある。いや、300万ユーロあるぞ!」と。オーマン氏はインタビューでこう振り返った。「まるで親友が癌と診断された日に自分が宝くじに当たったような気分だった。  オーマンにとって、その後の数か月間は夢の中の出来事のようだった。寄付金が次々寄せられた。個人からの寄付は毎分のようにあった。企業からの多額の小切手は毎日届いた。オーマンと仲間は、ウクライナに送り返すための寄付金を24時間体制で処理した。 ジョナス・オーマンは、ウクライナの対ロシア戦を支援するために2014年に設立されたリトアニアの慈善団体「Blue and Yellow」の創設者だ。  数か月後、ようやく事態が落ち着きを取り戻し、オーマンと彼のチームは現状を把握する機会を得た。   そこで彼らが目にしたのは、深刻な状況だった。戦争の初期の数か月間に団体が受け取った多額の寄付金が、急速に枯渇しつつあった。3月には1480万ドルを集めていたが、4月には510万ドルに減少した。5月には240万ドル、6月には150万ドルとなった。8月には85万ドル余りにまで落ち込んだ。  「私たちは明らかに不安を感じていました」とオーマンは語った。当初は寄付金に圧倒さ...