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P-8Aの初期生産開始へ

Boeing Clinches P-8A LRIP Contract aviationweek.com Jan 27, 2011 1. ボーイングはP-8A低レート初期生産(LRIP)分6機のうち一号機の組み立てを今年中ごろまでに開始する。これは総額16億ドルの米海軍契約が交付されたことによるもの。 2. 契約内容には機体の他に予備部品、ロジスティクス、取扱訓練が含まれる。ボーイングはP-8Aシステム開発実証(SDD)契約(2004年)により同機の地上テスト・飛行テストを順調に進展させていた。 3. SDD機材合計6機のうち3機は現在パタクセント海軍航空基地に配備され飛行テストを実施中で、残り一機はボーイングフィールドでシステムの組み込み中。5号機はボーイングフィールドに1月22日に到着したばかりで、6号機が現在最終組み立て中だ。 4. 海軍は計117機のP-8Aを2025年までに受領し、ロッキード・マーティンP-3Cオライオンと交代させる。P-8Aの第一線配備は2013年から開始の見込み。あわせてボーイングはインド海軍向けP-8Iの一号機の組み立てを開始している。インドの発注合計は8機。また、オーストラリア海軍とは追加発注の商談中。

米海軍 P-3C性能向上

U.S. Navy Upgrades P-3C Orion Aircraft aviationweek.com Jan 14, 2011 1. 米海軍は1月に合計10機の改装P-3Cオライオンを受領した。各機には音響受信技術向上策(ARTR)としてソノブイ信号の受信・解析能力を10倍に増加させている。 2. 今回の性能改良でオライオンと次期対潜作戦(ASW)主力機P-8Aポセイドンとの間の技術ギャップを解消し、両機種の共用性を確保することが期待される。あわせて信号処理コードとハードウェアの共用化も実現されつつある。 3. 音響技術の向上は海軍には重要だ。現在の海軍はASWの作戦形態を高高度飛行に切り替えようとしており、作戦の実施を一層効率化しより多くの目標を捕捉できると期待している。 4. ARTRを装備したオライオンは2012年までに74機を導入する。 5. 今後二年間で海軍はさらにP-3の音響性能を向上しソノブイのデジタル処理し、インプット情報の処理能力向上をめざす。合わせて海軍はオライオン向けの指揮管制通信コンピュータのC4システムを開発し、ASWネットワーク能力を向上した。 6. 改良型オライオンはリンク16の利用が可能。リンク16は状況把握で改良があり、米海軍水上艦艇と共通運用がが可能な他、NATOや米国の各軍とも共用性があり、インマルサット国際海洋衛星を利用して暗号化ずみブロードバンドサービスを海軍に提供する。 7. P-8Aの開発は順調で計画通りと関係者は評価している。2013年を初期作戦能力獲得の目標としている。P-8Aの調達合計機数は117機で変化なく、現在の予想単価は150百万ドル。