F-47の開発で新型空中給油機にも期待が出ているが、米空軍に両方の航空機を購入する余裕があるのかとの疑問も出ている F-35統合打撃戦闘機に空中給油を行う架空のステルス空中給油機のレンダリング。 ロッキード・マーティン社スカンクワークス 米 空軍が次世代戦闘機(NGAD)コンペでボーイングF-47を選定したことにより、新型ステルス空中給油機に新たな疑問が生じている。米空軍は過去に、2つの取り組みは本質的に関連しているものの、両方の機材の購入は不可能かもしれないと述べていた。また、既存のKC-135の耐用年数を延長することも、現在および将来の需要を満たすために十分な空中給油能力を確保する上で、視野に入れられる可能性が出てきた。 ドナルド・トランプ大統領は、ピーター・ヘグセス国防長官とデビッド・オールビン空軍参謀総長に挟まれ、先週金曜日にホワイトハウスでF-47を発表した。 F-47は、連携型無人機(CCA)や新型ジェットエンジン、兵器、電子戦システム、センサー、ネットワークアーキテクチャ、戦闘管理機能などを含む、より大規模なNGAD構想の一部だ。また、空軍は次世代空中給油システム(NGAS)「システム・オブ・システムズ」の構想を練り上げる作業も進めており、2040年までに、あるいはそれより早く、新型のステルス機や無人給油機を導入する可能性もある。 「調査結果については触れないでおく。それは基本的に、各種選択肢がどのようなものになり得るかについての代替案分析(AOA)だ」と、空軍のジョン・ラモントゥーン大将(空軍機動軍団[AMC]のトップ)は、先週木曜日の生放送インタビューで、Defense Oneのオードリー・デッカーからのNGASの現状に関する質問に答えた。このインタビューは、Defense Oneの「2025年の空軍および宇宙軍の現状」という仮想会議としてオンライン配信された。AMCは、老朽化が進む空軍の現有機の大半を管理しており、KC-135と新しいKC-46の両方が含まれる。 「OSDとともにその仕上げの作業を行っており、今月末までには提出できるはずです」と、ラモントゥーン大将は続けた。「NGADで我々が何をしたか考えてみてください。NGADのAOAはかなり前のことでした。まだ、NGADを追求するかどうかを決定していません。数日以内にNGASが決定され...
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