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2026年8月23日日曜日

フランスだけとなったFCAS第6世代戦闘機開発へインドが参画を狙っている―インドはラファールなどを通じフランスとはチャンネルができているが、高度技術取得という目論見が成功するかは疑問

 

A mock-up of the European New Generation Fighter (NGF) for the Future Combat Air System (FCAS) is on display during the Paris Airshow on June 18, 2023. (Julien de Rosa/AFP via Getty Images)

インドはフランスの第6世代戦闘機計画への参画を目指す

India seeks role in France’s sixth-generation fighter program


戦闘機技術の重要分野で遅れをとっているインドは、次世代戦闘機を開発するため必要な先進的な技術へのアクセスを確保したいと考えている


ニューデリー発 — 第6世代戦闘機の開発競争が加速する中、インドは、将来の空中戦を形作る可能性のある技術分野で役割を模索し、フランス主導の「未来戦闘航空システム(FCAS)」への参加をめぐる協議を開始した。

インド国防省は今月、同プロジェクトへの「協調的な参加に向けた取り組みを開始した」と議会に報告した。

同省は今年初め、次世代戦闘機開発に取り組む2つのコンソーシアムのいずれかに参加するよう試みると表明していた。当時、1つはフランス、ドイツ、スペインが参加しており、もう1つは英国、イタリア、日本が参加していた。

しかし6月、フランスとドイツは、同計画の中核をなす画期的な戦闘機の開発に向けた共同取り組みを断念し、パリが新たなパートナーと協力する道が開かれた。

インドは、戦闘機技術、特にエンジン開発で遅れをとっている状況下で、フランスとの提携の可能性を模索しており、同時に空軍の戦力増強を図っている。

現時点で、インドが保有する最先端戦闘機は、フランス製第4.5世代戦闘機「ラファール」である。

同国はまた、多用途の第5世代戦闘機を開発する国産プロジェクトも推進しており、20年代後半に試作機の初飛行を目指している。

しかし、第6世代戦闘機には、第5世代機のステルス性や高度なレーダー能力を超える技術が組み込まれると予想されている。この未来的な戦闘機は、ドローンの支援うけ、「コンバット・クラウド」と呼ばれるシステムで駆動される戦闘機を中心に構成される。

アナリストによると、インドがフランスとの提携を検討する目的は、次世代戦闘機の開発に必要な先進技術へのアクセスを得ることにあるという。

「 「インドは依然として第5世代技術への移行を完了していないため、直面している深刻なギャップを埋めるために、第6世代プログラムを並行して開始するのが望ましい。だからこそ、次世代戦闘機に取り組んでいるグループやコンソーシアムに参加するのは良い考えだ」と、退役空軍中将のアニル・チョプラは本誌に語った。「また、獲得する可能性のある第6世代技術は第5世代プログラムの開発でも役立つかもしれない」。

8月9日に議会へ提出された報告書の中で、防衛政策を精査する議会委員会は、インドの航空戦域能力を強化するため、第6世代(6G)戦闘機の開発・取得に向けた「計画プロセスを前倒しする」よう国防省に勧告した。

アナリストらは、インドが次世代ジェット機の開発プログラムへの参加に向けた取り組みを開始するにあたり、中国の急速な航空戦力の近代化が、インドにとって主要な戦略的考慮事項であると指摘している。

「インドの防衛政策において、他国の動向より1~2サイクル遅れがちであるというのは長年の問題があった。しかし、空軍力が急速に進化し、中国が能力を急速に高めている現状を鑑みると、もはや余裕はない」と、ニューデリーのオブザーバー・リサーチ・ファウンデーション(Observer Research Foundation)の研究担当副代表、ハーシュ・パントは述べている。

アナリストらは、フランスとの協議では、産業参加における役割、設計・開発、知的財産へのアクセスといった問題が焦点となる可能性が高いと指摘している。

「現時点で、インドはフランスと予備協議を行っている。我々は産業分野での分担を望んでいるが、エンジンやレーダー技術はフランス企業から提供される必要がある。したがって、協議はインドにどの技術が提供されるかに集中することになるだろう。フランスは技術共有に対して前向きな姿勢を示しているようだ」と、チョプラ空軍中将は述べた。

インドとフランスは、航空宇宙分野において長年にわたる防衛関係を築いてきた。インド空軍がすでに配備しているラファールに加え、両国は現在、ニューデリー向けのラファール戦闘機114機について交渉中であり、インド政府はこの購入を承認している。

「インドは、追いつくのが難しすぎたり費用がかかりすぎたりする前に、次世代技術サイクルにおける地位を確保しようとしているため、信頼できるパートナーが必要で、フランスはそれにふさわしい。フランスは、他の供給国に見られるような政治的な視点や配慮なしに、ニューデリーとの防衛協力に積極的に取り組んできた」とパントは述べた。

ダッソー・アビアションのエリック・トラピエCEOは、フランスには次世代戦闘機を独自開発するためのノウハウと技術があると繰り返し述べている。

問題なのは、フランスの財政が大きな圧力にさらされている点だ。同国は欧州連合(EU)でも最も高い債務負担と最大の財政赤字を抱えており、数百億ユーロに上る可能性のある将来の戦闘機プロジェクトへの資金調達が難しくなっている。

西ヨーロッパで、国産戦闘機「ラファール」を中核とし、完全に自主的なエンドツーエンドの近代的な戦闘機エコシステムを有する国はフランスだけである。この戦闘機はダッソー・アビアションが製造し、エイビオニクスとレーダーはタレスが、アフターバーナー付きターボファンエンジンはサフランが、各種ミサイルはMBDAがそれぞれ供給している。■

パリのルディ・ルイテンバーグが本記事の取材に協力した。


2026年3月23日月曜日

大国の幻想を捨てきれないフランスが巨費を投入して超大型原子力空母1隻を建造することに意味があるのか

 

フランスの「超空母」建造の無駄:新型原子力空母「PANG」は失敗作となる


フランスは欧州最大の軍艦に120億ドルを投じ、ワシントンからの戦略的自立というマクロン大統領のビジョンを具現化する原子力超大型空母を目論む。しかし、国防予算総額がわずか748億ドルの同国で、批判派は、PANGが現代戦に実際に必要となる潜水艦、ドローン、地上部隊の予算を食い尽くすと主張している


19fortyfive

ブランドン・ワイチャート

PANG Aircraft Carrier from France.

フランスのPANG空母。画像提供:業界資料。


概要と要点: 国家安全保障担当編集者のブランドン・J・ワイチャートが、最近「フランス・リブレ」と命名された、120億ドル規模のフランスの「次世代空母(Porte-Avions de Nouvelle Génération、PANG)」計画を評価した。2038年に就役を予定しているこの7万8000トンの原子力空母は、老朽化したシャルル・ド・ゴールに代わるものとして設計され、「捕食者の時代」におけるフランスの戦略的自律性を確保することを目的としている。

-しかし、ワイチャートはこの計画を「無駄遣い」であり「誇大妄想」であると一蹴している。

PANG Aircraft Carrier from France.フランスのPANG空母。画像提供:フランス海軍。

PANG Aircraft CarrierPANG空母。画像提供:クリエイティブ・コモンズ。

-ワイチャートは、これだけの巨額支出がフランスの748億ドルの国防予算に過大な負担をかけ、ウクライナ式消耗戦に必要となるドローンやミサイルへの重要な資金を奪っていると主張する。

-結局のところ、PANGは1990年代の時代遅れの兵力投射戦略を体現している。

120億ドルの幻想:批評家たちがフランスの新型超大型空母PANGを「無駄遣い」と呼ぶ理由

フランスは今でも自国が世界舞台で大国であると信じ続けている

この誤った認識の延長で、パリは120億ドルを投じて7万8000トンの新型空母を建造している。原子力空母「Porte-Avions Nouvelle Génération(PANG)」は、「フランス・リブレ(自由フランス)」と命名される予定だ。

同艦は欧州で建造された史上最大の軍艦となり、2038年の配備が予定されている。

120億ドルの「大国の幻想」

ドナルド・トランプが米国大統領に選出されて以来、フランスをはじめとする各国は、冷戦終結以来世界を支配してきた米国主導のグローバルな同盟構造へのコミットメントを見直し始めている。

パリはもはや、ワシントンが自国の利益と一致しているとは見ておらず、独自の戦略的優位性を模索している。

フランスは欧州で最も強力な大陸軍を保有しており、パリはその戦力を強化し、フランスの独立性と独自の軍事能力をアピールしようと動いている。

パリがもはや米国の安全保障の傘を信頼しない理由

現在、フランスは欧州連合(EU)内で唯一の核保有国である。その能力はNATOから独立している。実際、1960年代には、独自の核戦力を構築したいという理由から、パリは一時的に指揮系統をNATOから切り離したことがある。

豪華絢爛なPANGプラットフォームは、大国となるというフランスの志向を示すものだ。UNITED24 Mediaの大見出しによると、これは「1日60回の攻撃が可能な超空母」となるという。

核兵器、NATO、そしてフランスの独立への執着

『ル・モンド』によると、エマニュエル・マクロン大統領は、この将来の超大型空母について、「捕食者の時代で不可欠なもの」と述べた。

現在、フランスは老朽化した空母「シャルル・ド・ゴール」を1隻保有している。同空母が整備のため就役不能になると、フランス海軍は空母戦力を失うことになる。PANGは、途切れることのない空母戦力と核抑止力を提供し、遠征作戦の遂行も可能にするだろう。


France’s Charles de Gaulle Carrier: Prestige Amid Challengesフランス空母シャルル・ド・ゴール。


フランスの指導者たちはまた、このプロジェクトを、衰退しつつあるフランスの産業基盤にとって福音と見なしている。巨大で複雑な軍艦の建造は、防衛産業に雇用を創出し、広範にフランスの防衛産業を強化することになるはずだ。

PANG超空母は威信プロジェクトか、戦略的必要性か?

マクロン政権は、強固な空母戦力を保有することで、世界舞台において自らが独立して行動できるようになると評価している。

彼らの見解では、空母の保有は戦略的自立の拡大に等しい。しかし、フランス海軍は長年空母を保有しており、軍事的には他の多くの欧州諸国よりも自立しているとはいえ、フランスは数十年にわたり大国としての地位を失っている。同国は米国の影に隠れてきたのだ。

フランスが新たな戦力を構築することは、米軍の負担を軽減するかもしれない。しかし、英国の2隻の空母からなる艦隊を見てみよう。

英国は米国依存を全く減らしておらず、国内で建造した空母は、その価値に見合う以上の厄介者であることが証明されつつある。

コストの問題もある。予算面では夢のような状況にある米軍とは異なり、フランス軍の直近の予算配分は約748億ドル――フランスのGDP総額の約2%に過ぎない。これはロシア、米国、中国が軍事費に投じている額よりはるかに少ない。

フランスの防衛予算では維持できない。限られた資金を120億ドルの原子力空母に費やすということは、潜水艦部隊、ミサイル兵器、ドローン部隊の維持・拡充や、ウクライナ型の戦争に備えて陸上部隊を近代化するための資金が不足することを意味する。

この空母は1990年代の戦争様式に最適化されている。現在ウクライナやイランで激化している戦争に特化しているわけではない。

フランスが独立性を維持し、軍事力を投射したいという願望は理解できる。しかし、それは非現実的であり、無駄遣いである。フランスは、この無駄な事業に資金と資源を浪費すべきではない。■


著者について:ブランドン・J・ワイチャート

ブランドン・J・ワイチャートは、19FortyFive.comのシニア国家安全保障編集者である。最近、ワイチャートはEmerald.TVの「NatSec Guy」セクションの編集長に就任した。以前は『ザ・ナショナル・インタレスト』誌のシニア国家安全保障編集者を務めていた。ワイチャートはiHeartRadioの『ザ・ナショナル・セキュリティ・アワー』のホストを務めており、毎週水曜日の東部時間午後8時に国家安全保障政策について論じている。また、Rumbleでは「ナショナル・セキュリティ・トーク」という関連番組もホストしている。ワイチャートは、地政学的な問題について様々な政府機関や民間組織に定期的に助言を行っている。彼の執筆記事は、『ポピュラー・メカニクス』、『ナショナル・レビュー』、『MSN』、『ザ・アメリカン・スペクテイター』など、数多くの出版物に掲載されている。著書には『Winning Space: How America Remains a Superpower』、『Biohacked: China’s Race to Control Life』、『The Shadow War: Iran’s Quest for Supremacy』などがある。ワイチャート氏の最新著書『A Disaster of Our Own Making: How the West Lost Ukraine』は、書店で購入可能だ。Twitter/X @WeTheBrandonでフォローできる。


78,000 Tons of Supercarrier Waste: France’s New PANG Nuclear Aircraft Carrier Is A Mistake

France is spending $12 billion on the largest warship ever built in Europe — a nuclear-powered supercarrier meant to project Macron’s vision of strategic independence from Washington. But with a total defense budget of just $74.8 billion, critics argue the PANG will cannibalize the submarines, drones, and ground forces France actually needs for modern warfare.

By

Brandon Weichert

https://www.19fortyfive.com/2026/03/78000-tons-of-aircraft-carrier-waste-frances-new-pang-nuclear-aircraft-carrier-is-a-mistake/


フランスの次期原子力空母はフランス・リブレ(自由フランス)とするとマクロン大統領が発表。排水量8万トン、電磁カタパルト搭載し、2038年の就役を目指す

 

フランスが建造する次世代空母の正式艦名が「フランス・リブレ」に決定

Naval News

2026年3月18日公開

ザビエル・ヴァヴァスール

France Libre aircraft carrier PANG

フランスが建造する次世代空母は「フランス・リブレ」と命名される。MO Portes-Avions / Naval Group 提供画像。

エマニュエル・マクロン大統領は本日、ナント近郊のナバル・グループ施設で行われた式典において、フランスの次世代原子力空母(CVN)の正式名称を発表した。これまで「次世代空母(PANG)」というプログラム名称で呼ばれていた同艦は、今後『フランス・リブレ』の艦名を冠することとなる。

1940年6月のフランス陥落後、「自由フランス(France Libre)」は、ナチス・ドイツとの休戦を受け入れなかった亡命政府およびレジスタンス運動の名称となった。シャルル・ド・ゴール准将の指導の下、ロンドンにおける「反乱者」グループから、フランスを解放へと導いた正当な暫定政府へ変貌を遂げた。

エマニュエル・マクロン仏大統領は演説で、この名称を選んだ理由を次のように説明した。

「将来の空母をド・ゴール将軍の系譜に位置づけたいと考えた。彼の生涯、運命、そして1940年6月の崩壊直後に下された決断――これらは、ある種のフランス像を物語っている。彼にとって、そして我々にとって。それが『フランスの精神』だ。それはレジスタンスの精神である。何ものにも阻まれない意志である。

「自由であり続けるため抵抗する意志。占領下にあっても、自国領土であれ他国であれ、屈することのない、不屈の意志。必要とあれば、勝利が達成されるまで、我々の空母のように海へ出ることができる意志。自由であり続ける意志――そう、それこそが、我々の偉大なプロジェクトであり、我々を結びつけるものである。

「それはわが軍のプロジェクトであると同時に、研究や国内産業のプロジェクトでもある。この自由であり続ける意志とは、いかなる代償を払っても独立を貫く意志であり、完全かつ制約のない行動の自律性を求める意志であり、フランスの国益を守るために必要とされる場所、世界のどこであれ、我々の戦力を展開させる意志である。

「だからこそ、新しい空母は『フランス・リブレ』と名付けられる。この名には、野蛮に立ち向かった男女の記憶が宿っている。祖国を救うために団結し、我々の国家に対するあるべき理念を守る決意を固めた。解放の戦士たちにとって、この名は未来への誓いを刻むものである。自由であり続けるためには、恐れられなければならない。恐れられるためには、強くなければならない。そして強くなるためには、努力する覚悟が必要だ。その努力において、我々は決して屈してはならない。団結し、そして妥協なく突き進むのだ。力。独立。抵抗。そう。祖国に奉仕することこそが、我々の勝利をもたらすのだ。」

命名式は、マクロン大統領が2025年12月に同空母の建造段階を承認した決定に続くものであり、これにより、ナバル・グループとシャンティエ・ド・ラトランティックの産業合弁企業であるMO Porte-Avionsと、同艦の原子炉を担当するテクニカトムが共同で主導した5年以上にわたる設計開発が正式に完了した。

全長310メートル、幅約90メートル、排水量8万トンのフランス・リブレは、2001年以来フランス海軍の唯一の空母打撃プラットフォームとして運用されてきた排水量4万2000トンのシャルル・ド・ゴールを遥かに凌駕する規模となる。動力源はテクニカトム製のK-22加圧水型原子炉2基で、3軸推進システムにより最大27ノットの速度で、事実上無制限の航続距離と航続時間を確保する。乗組員(航空団を含む)は約2,000名となる予定だ。

France Libre aircraft carrier PANGMO Portes-Avions / Naval Group 提供画像。

新型空母の最大の特徴は、対外軍事販売(FMS)契約に基づきジェネラル・アトミックスが供給する、米国発祥の電磁式航空機発射システム(EMALS)および先進型着艦装置(AAG)を採用している点である。17,200平方メートルの傾斜飛行甲板には、3本のEMALSカタパルト軌道と3本のAAG着艦ワイヤーが装備され、同時発進・着艦運用が可能となる。これはシャルル・ド・ゴールにはない能力である。この配置により、高強度戦闘作戦時の出撃率(1日約60回)が大幅に向上すると見込まれている。

「フランス・リブレ」は、約30機の戦闘機からなる航空団を搭載するよう設計されており、当初はF5仕様のダッソー・ラファールMを主力とし、ノースロップ・グラマンE-2Dアドバンスト・ホークアイ空中早期警戒機3機および最大6機のNH90カイマンヘリコプターがこれを補完する。さらに先を見据えると、同空母の航空群には無人戦闘航空機が統合される予定であり、2040年代半ばまでには、仏・独・西の「未来戦闘航空システム(FCAS)」プログラムの下で開発中の次世代戦闘機(NGF)が導入される見込みである。ダッソーとエアバスの間の緊張が高まっており、これがフランスとドイツの提携解消(あるいは、それぞれのNGFを独自に設計することになるかもしれない)。

France Libre aircraft carrier PANG

フランス・リブレのイメージ図。MO Portes-Avions / Naval Group 提供。

甲板下では、艦載システムの完全な電化、2基の40トン級右舷エレベーターを備えた格納庫、そして高強度な作戦を7日以上継続できるよう設計された弾薬庫が採用されており、これは現在のフランス空母の兵站体制に比べて著しい改善となっている。

フランス・リブレの建造は、2032年にシャンティエ・ド・ラトランティックでの船体組み立てから開始される予定であり、その後、2035年半ばにトゥーロン海軍基地へ移送され、最終艤装および核燃料の装填が行われる。海上公試は2036年に予定されており、フランス海軍への就役は2038年を目標としている。その時点で、シャルル・ド・ゴールは第一線からの退役を開始する見込みである。フランス・リブレの就役期間は約45年と見込まれている。

この計画は、フランスの防衛産業基盤全体でサプライヤー約800社のと最大1万4,000人の雇用を動員し、80%が中小企業である。これは、同プロジェクトが国防戦略の柱であるだけでなく、複数の地域におけるハイテク製造業の雇用を牽引する存在でもあることを示している。調達品の90%以上はフランスのサプライヤーから調達されている。フランス大統領によると、「フランス・リブレ」の建造費は約100億ユーロである。

ザビエル・ヴァヴァスール

ザビエルは、Naval Newsの共同創設者兼編集長である。フランス・パリを拠点としている。フロリダ工科大学(FIT)で経営情報システムの学士号と経営学修士号を取得している。ザビエルは10年以上にわたり、海軍防衛関連のトピックをカバーしている。


France’s Next-Generation Aircraft Carrier Officially Named ‘France Libre’

2026年2月12日木曜日

フランスの主張の強さに辟易としたドイツでFCAS撤退論が表に出る―GCAP陣営にドイツが加わり、資金難の英国が抜ければ、日独伊というどこかで聞いたような連合が生まれそうですね(笑)

 

ドイツの主要労組と航空宇宙グループが FCAS事業から撤退を要求、プログラムに新たな打撃

問題が長引くほど、フランス、ドイツ、スペインの戦闘機プログラムが遅延するか完全破綻のリスクが高まる

Breaking Defense 

ティム・マーティン 

2026年2月11日 午後1時45分

2023年パリ航空ショーで展示された、フランス・ドイツ・スペインの FCAS 戦闘機の模型。(Aaron Mehta/Breaking Defense)

ベルファスト — 今週、ドイツの主要労働組合および地元の航空宇宙産業関係者による発言が、数十億ドル規模となる欧州の未来戦闘航空システム (FCAS) プロジェクトの命運を再び不透明なものにした。

月曜日、ドイツ経済紙ハンデルスブラットに掲載された挑発的な論説記事は、フランス・ダッソーとドイツ・エアバス間で数か月間続いている、プログラム主導権と作業分担をめぐる激しい産業紛争に油を注いだ。

執筆者マリー=クリスティン・フォン・ハーン(ドイツ航空宇宙産業協会BDLI会長)とユルゲン・ケルナー(金属労組IGメタル副代表)は、戦闘機共同開発計画の破棄を事実上要求し、「二機体制」を直接提案した。BDLIは公式サイトによればドイツ航空宇宙産業の「全セクター」を代表し、IGメタルは国内最大の産業別労組である。両者のFCASに関する見解は一致しており、政治的決定者に対し、具体的な行動を取るか、未解決問題の解決に介入するよう圧力をかけるものだ。

「堅調な連邦予算と相まって、我々は自信を持って投資を行い、大胆な産業政策の道を進む立場にある。今後は多国籍プロジェクトに参加せず、独自の[次世代戦闘機]プログラムを確立し、参加を希望するパートナーを探す」と彼らは記した。

両者はダッソーが「事実上、[FCAS]プロジェクトの独占的支配権を主張し続けてきた」と非難。「この妥協を許さない姿勢は、対等なパートナー間の主導権主張とはもはや見なせない。これは我々の産業的自立を放棄するよう促すものだ」と述べた。

ラファール製造会社に対するほのめかしを含んださらなる警告として、両名はこう記した。「今や[FCASの]絶対的支配を要求する者は、結果が生じても驚くべきではない」。

ハンデルスブラット紙のコラムに対する反応として広く報じられたコメントに基づき、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、プロジェクトが頓挫したかとの質問に対し「ノン」と回答したと報じられている。大統領は「これは優れたプロジェクトであり、ドイツ側から否定的な示唆は聞いていない…私としては、事態は前進すべきだと確信している」と説明した。

マクロン大統領、フォン・ハーン氏、ケルナー氏の発言後の動向について、エアバスの広報は本誌に対し「FCASプログラムの成功と、プログラムパートナー間でこれまでに締結された全ての合意へのコミットメントを維持している」と声明で述べた。

ダッソーとドイツ国防省は、本稿執筆時点でコメント要請に応じていない。

ハンデルスブラット紙の論評は、ドイツがマクロン大統領ら欧州首脳をミュンヘン安全保障会議に招く直前に発表された。これは空気を読ませる機会となるか、あるいは数年にわたり「便宜上の結婚」の緩やかな崩壊が続いているように感じられてきた状況を継続させる可能性もある。

ブレイキング・ディフェンスの取材に応じたアナリストらは以前、主に国内のエンジン製造経験不足を懸念材料として、ドイツが単独で次世代戦闘機を開発する能力に疑問を呈していた。当時彼らは、フランスはラファール戦闘機の開発実績と2060年までの運用可能性を踏まえ、単独で第6世代プラットフォームの開発を担う立場にあると指摘していた。

スペインも参加する三カ国共同のFCAS計画は、2040年からのユーロファイター・タイフーンおよびラファールの後継機「次世代戦闘機」を供給することを目的としており、多数のドローンと「戦闘クラウド」通信ネットワークを伴う予定だ。

しかし産業上の問題が長引くほど、特に今年予定されているフェーズ2開始(契約交渉は未完了)の遅延リスクは高まる。このマイルストーンでは、産業側がNGF本体・エンジン・ドローン・戦闘クラウド・センサーを網羅する技術実証機の開発が求められている。■


Top German labor union, aerospace group call for FCAS pullout in another blow to program

The longer industry problems persist, the greater the risk of delay or outright breakup for the Franco-German-Spanish fighter program.

By Tim Martin on February 11, 2026 1:45 pm

https://breakingdefense.com/2026/02/top-german-labor-union-aerospace-group-calls-for-fcas-pullout-in-another-blow-to-program/