フランスがウクライナに初のミラージュ2000戦闘機を引き渡し(Defense News)―F-16と合わせウクライナ空軍の主力機はどんどん西側機材に置き換わっています。さらにグリペンも欲しいなと言うのがウクライナのリクエストです
ジブチ上空で海兵隊空中給油中隊234(VMGR-234)K C-130Jから空中給油を受けるフランスのミラージュ2000戦闘機(US Air Force)
ゼレンスキー大統領は機材納入を歓迎し、「ウクライナの安全保障を強化する新たな重要な一歩」と述べた
フランスはミラージュ2000第4世代戦闘機をウクライナに引き渡し、ロシア軍との戦闘を続けるキーウの攻撃能力を強化した。
「その第一号が本日ウクライナに到着した」と、フランスのセバスチャン・ルコルヌ軍務大臣は、ダッソー製航空機の納入についてXの投稿で述べた。 同機は空対地攻撃を主に行うる。
「フランス国内で数ヶ月間訓練を受けたウクライナ人パイロットが搭乗し、ウクライナの空を守るため参加することになる」とルコルヌは付け加えた。
ルコルヌ大臣は、納入される航空機の正確な機数は明らかにしなかったが、報道によれば、フランス国民議会は以前、6機のミラージュ2000-5が派遣されると認識していた。
ウクライナに米国製F-16第4世代ジェット機を供給している西側諸国は、通常、作戦上の安全保障上の懸念から、引き渡し機数についてコメントしていない。
ルコルヌは昨年、ウクライナにミラージュ・ジェットを送る計画の詳細について、空対地兵器と新しい電子戦装置を装備すると述べた。
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「陸、空、海、宇宙、サイバーにまたがるシームレスな作戦を可能にするための新たな重要な一歩」と称し、新機材の納入を歓迎した。
レガシーシステム、新システム、次世代システム、最先端システムが戦場で連携することで、真の利点が生まれる。
また、「今回の納入にあわせ、F-16フリートの拡大を続けており、オランダがこの取り組みを支援する約束を果たしている」と付け加えた。
2024年7月の時点で、デンマーク、オランダ、ベルギー、ノルウェーは、全16カ国の空軍能力連合の下で約80機のF-16を供給することに合意している。 さらに、デンマーク、ルーマニア、イギリス、アメリカは、ウクライナ軍パイロット訓練を受け入れている。
戦争の初期段階では、ウクライナはロシアの侵攻に対抗するため、ソ連時代のMiG-29とSu-27戦闘機に頼らざるを得なかったが、当局者や専門家はF-16の供給は特効薬にはならないと述べている。
ゼレンスキーはスウェーデンのグリペン戦闘機の供給も強く求めているが、スウェーデンのパル・ヨンソン国防相によると、他の同盟国は、ウクライナがF-16を使いこなすことを優先するため、このような計画は保留にするよう要請してきたという。
一方、多国籍のウクライナ国防コンタクトグループ(CCG)の指導者交代も近いようだ。トランプ政権が英国に対し、来週開かれる会議で議長を務めるよう伝えたという。
タイムズ紙によれば、ジョン・ヒーリー英国国防長官が、2022年以来米国が独占してきた新議長に就任する予定だという。
国防長官室にコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。
ピート・ヘグセス米国防長官は、ドイツのラムシュタイン空軍基地で開催される会合で米国代表団を率いる。
ロイド・オースティン前国防長官は先月のお別れ演説で、50人のメンバーで構成されるグループに「たじろぐ」「くじける」「失敗する」ことのないよう呼びかけた。■
‘Defending the skies,’ France delivers first Mirage 2000 fighters to Ukraine
Ukraine President Volodymyr Zelenskyy welcomed the new deliveries on X, calling them “another significant step in strengthening Ukraine’s security.”
By Tim Martin
on February 06, 2025 at 2:59 PM
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