トランプ大統領が統合参謀本部議長CQ・ブラウンを解任、退役空軍3つ星将官を後任に指名（Breaking Defense)―この人事は波紋を呼びそうです。職務能力に問題が合ったのか不明だからです。トランプ支持派のDEI憎し感情の悪影響では
Chief of Staff of the Air Force Gen. CQ Brown, Jr., addresses the audience during the Brig. Gen. Charles E. McGee Leadership Award ceremony at the Samuel Riggs IV Alumni Center, University of Maryland, College Park, Md., Jan 27, 2023. (US Air Force/Andy Morataya)
トランプ大統領は、退役空軍中将ジョン・ケインを統合参謀本部議長に指名すると発表した。
40年にわたって軍服を着続けた統合参謀本部議長、C.Q.ブラウン大将に対し、ドナルド・トランプ大統領は2年半近くも任期を残したままその地位から退くよう促した。
前例のない後任者として、退役した空軍の3つ星将校ジョン・ケイン John Caine,が指名された。
「統合参謀本部議長としての任務を含め、40年以上にわたってわが国に尽くしてきたチャールズ・“CQ”・ブラウン将軍に感謝したいと思います」と、トランプはトゥルース・ソーシャルに投稿した記事で述べた。「彼は素晴らしい紳士であり、優れたリーダーです。彼と彼の家族に素晴らしい未来が訪れることを願っています」
ブラウンが即時解雇されたかどうか、また、その場合、クリストファー・グレディ提督が現時点で同国の最高司令官を務めているかどうかは、現時点では明らかになっていない。
また、ピート・ヘグセス国防長官は別の声明で、リサ・フランケティ海軍作戦部長とジェームズ・スライス空軍副参謀総長の後任候補を求めていることも発表した。この2人がすでに解任されたかどうかは、現時点では明らかになっていない。
トランプ・ヘグセト両名は、多様性を支持する「目覚めた」将官や、アフガニスタン撤退に関する命令を遂行した人物を軍から排除しようとしてきた。ブラウンは2021年のアフガニスタン撤退時にはジョー・バイデン大統領の軍事顧問ではなかったが、トランプ支持派は「目覚めた将軍」として繰り返しブラウンの名前を挙げていた。
「まず、統合参謀本部議長を解任しなければならない。そして、明らかに国防長官も入れ替えることになる。しかし、DEIに関与した将官（陸軍大将、海軍大将など）はすべて解任されなければなりません」と、トランプが国防総省のトップにヘグセスを指名する数日前のポッドキャスト「ショーン・ライアン・ショー」のエピソードでヘグセスは語っていた。「戦闘に備える、それだけです。それが唯一の試金石なのです」。
しかし、ブラウンが最初にクビの危機にさらされたわけではない。就任式の夜、沿岸警備隊のリンダ・フェイガン司令官が、最初に解任された軍幹部とった。（沿岸警備隊は国土安全保障省の管轄。）
ブラウンはその後もその職にとどまり、ヘグセスが国防長官として初めて公務に就いた日には国防総省で彼を出迎えた。記者がヘグセスにブラウンを解任するつもりがあるかどうか尋ねたところ、ヘグセスはブラウンの肩をたたき、「今、彼と共にある。彼と仕事ができることを楽しみにしている」と述べた。
リサ・フランチェッティ提督とジェームズ・スライフ大将の解任は、今夜の統合参謀本部議長であるCQ・ブラウン大将の解任に続くものである。
ブラウンが新政権の標的になるという噂は以前からあったが、トランプがホワイトハウスに初めて入居した際にはそのようなことはなかった。
ブラウンは1984年にテキサス工科大学のROTCプログラムを卒業後、空軍に入隊した。戦闘機パイロット、第31戦闘航空団司令官、中央軍副司令官、太平洋空軍（PACAF）司令官を歴任した。
その後、トランプ大統領は同大将を空軍の第22代参謀総長に任命し同職に就く初の黒人となった。2020年10月、トランプ大統領がブラウン大将の就任宣誓式を行ったとき、米国は警察官によるジョージ・フロイド氏の殺害事件をきっかけに、国内が混乱に陥っていた。四つ星大将は、自身の経験について「常に自由と平等を謳っているわけではない」と事件について発言していた。
その後、制服組の空軍高官として3年間務めた後、ブラウンはバイデン政権下で第21代統合参謀本部議長に就任した。通常、4年任期で2027年10月まで務める。
ジョン・ケイン中将が指名される
ブラウンの後任として：ケインは2024年に退役したと、空軍の経歴に記載されている。しかし、トランプ大統領は長年にわたり、何度も群衆の前でケインを称賛しており、本人に強い印象を抱いているようだ。
「前政権下では統合参謀本部に就くのにふさわしく、尊敬されていたにもかかわらず、ケイン将軍はスリーピー・ジョー・バイデンによって昇進の機会を逃した。しかし、もうそんなことはない！」と、トランプ大統領は自身のソーシャルメディア「Truth Social」に投稿した。
ワシントン・エグザミナー紙の2024年2月の報道によると、トランプはケインから、権限を与えられれば4週間でISISを打ち負かすことができると聞いたと語り、さらに、軍で政治的な主張を公にすることは認められていないにもかかわらず、MAGA帽子をかぶっていたという。この話が事実であれば、軍の政治化を懸念する人々に警鐘を鳴らすものとなるだろう。
ケインがその役職に就くことを可能にする具体的な仕組みは不明だが、可能性としては、トランプ大統領が退役軍人を現役復帰させ、上院の承認が必要な議長職に指名するというものがある。■
Trump fires CQ Brown, nominates retired Air Force 3-star as replacement
Trump announced he would nominate retired three-star Air Force general John Caine as his chairman of the joint chiefs.
By Ashley Roque
on February 21, 2025 at 7:53 PM
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。