2050年までに登場の第7世代ステルス戦闘機は極超音速、宇宙移動、レーザー発射性能を付与?(Warrior Maven)―従来型戦闘機のサイズで優秀なステルス性能の実現は無理です。有人機は従来の延長線上の戦闘機の概念が変わるはず
第7世代有人機を大胆に予想、極超音速飛行、宇宙旅行、ジェネレーティブAI、前例のない新しい次元のステルスが登場か?
秘密裏に進められていた第6世代戦闘機「Next Gen Air Dominance」が飛び立ち、空軍が「Combat Collaborative Aircraft」と呼ばれる支援型ドローンの開発を急ピッチで進めるなか、第7世代戦闘機について考える人は少ないかもしれない。
しかし、国防総省の誰かがこのことを考え、2050年代以降に登場するまったく新しい世代のステルス戦闘機をサポートする作戦構想作りに取り組んでいる可能性は高い。重要な技術的障壁はまだ破られておらず、第7世代の領域に関する憶測を呼んでいる。有人極超音速飛行、宇宙空間での運用、生成AI、前例のない新たな次元のステルスを実現できるだろうか?
有人極超音速ステルス・ジェットが地球の大気圏外や大気圏内を通過し、極秘の攻撃を行ったり、通常では不可能な監視任務を遂行したり、あるいは宇宙戦争が必要となった場合に従事できるとしたら、壮観というほかないだろう。
宇宙での戦争
米国防総省は、宇宙空間が多国間共同探査の聖域であり続けることを望んでいたが、米国のライバルたちがその領域を兵器化して久しい。このことはもちろん、米宇宙軍を創設し、軍に攻撃的・防衛的な宇宙戦争の準備をさせる任務を鼓舞している。 有人極超音速ステルス・ジェットは、大気圏から離脱し、大気圏に戻ることができるため、前例のないミサイル防衛作戦を実行し、必要に応じ敵の衛星を破壊することができるだろう。 適切な速度、ネットワーク、照準技術があれば、有人極超音速宇宙戦闘機が宇宙空間を通過する敵のICBMを追跡し、迎撃、あるいは破壊することは十分に考えられる。
空軍研究本部が、宇宙空間でICBMを焼却するのに十分な電力を、遠征用電源として小型化する研究を続けているように、ステルス戦闘機のレーザー兵器も、この時点までに実用化しているかもしれない。
ミサイル防衛のためのレーザー
衛星や地上のセンサーと適切な高速ネットワークがあれば、レーザー武装した戦闘機が、移動するICBMや極超音速兵器を「視認」「追跡」「破壊」する位置に機動できるかもしれない。理想的には、実際のICBMからデコイや破片を識別できる高度なシーカーを搭載した「キル・ビークル」と連携したり、ネットワーク化する必要がある。例えばレイセオンは、乱雑な宇宙環境からICBMをピンポイントで捕捉できる大気圏外キル・ビークル・センサーを開発している。このような対抗措置やミサイル防衛技術が、極超音速でレーザー武装した有人戦闘機によって強化され、目標の詳細を受信して敵の脅威を破壊する戦闘機と結びついたとしたらどうだろう。
MDAはすでに、地表や陸上で発射される兵器を使って敵のICBMの金属に本質的に「穴を開ける」ために必要な、ある種の「パワースケーリング」に取り組んでいる。
有人極超音速
有人極超音速ジェット機は、人間が極超音速飛行の熱に「耐える」ことの難しさを考えれば、可能性の域を超えすぎているように思えるかもしれない。しかし、このアイデアをハリウッドが『マーベリック』でダークスターで提示したのだろうか?おそらくだが、だからといってその技術がここにあるわけではない。おそらく冷却技術や防護具が登場し、人類は極超音速に耐えられるようになるのではないだろうか?もしそうでなければ、第7世代の攻撃型ステルス戦闘機は完全に無人戦闘機になるかもしれない。無人戦闘機は、人間の介入を必要とせずに完全な操縦が可能なだけでなく、ドッグファイトのシミュレーションでは有人戦闘機を凌駕した例もある。とはいえ、人間の認知、感情、直感、その他より主観的な変数など、数学的に導き出されたコンピューター・アルゴリズムでは再現できない要素がたくさんあることは間違いない。
第7世代のステルスはどのような姿にだろうか?おそらく、センサー、コンピューター、兵器の小型化がさらに進めば、より小型で、それゆえよりステルス性の高いプラットフォームが、同レベルかそれ以上の殺傷力を達成できるようになるのではないだろうか?■
A Hypersonic, Space-Traveling, Laser-Firing 7th-Gen Stealth Fighter by 2050?
7th-generation manned hypersonic flight, space travel, generative AI and new, unprecedented dimensions to stealth?
Kris Osborn · February 2, 2025
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