GOOGLE EARTH/X イスラエルがイエメンのフーシ派石油基地へ長距離報復攻撃 イスラエルによるものとしては最長距離の空爆は、フーシ派によるイスラエルへの初の致命的な長距離ドローン攻撃の翌日に行われた イ スラエル空軍は、イエメン西部のフーシ派が支配する都市アル・フダイダの石油備蓄基地への長距離攻撃を実行した。 「イスラエル国防軍戦闘機は、ここ数カ月の間にイスラエル国に対して行われた数百回の攻撃に対抗して、イエメンのアル・フダイダ港周辺にあるフーシ派テロ政権の軍事目標を攻撃した」とイスラエル国防軍はTelegramで述べた。「ホームフロント司令部の防衛ガイドラインに変更はない。ガイドラインが変更された場合は、それに応じて国民に報告する」。 この攻撃は、イスラエルがイエメンで初めて行ったもので、最短ルートで少なくとも1,250マイル離れている。イランに支援されたグループがイスラエルでテルアビブへの初の致命的な攻撃を行った1日後に行われ、同国の当局者はイエメンを標的にすることは「検討の余地がある」と述べた。また、イスラエル空軍の707空中給油タンカーとF-35I、その他の戦闘機がエイラト上空を紅海に向かって飛行しているとされる映像もある。 国際空域を通過する最も直接的なルートを取ったなら、当時チュニジアの首都チュニスにあったパレスチナ解放機構(PLO)本部を攻撃した「木の足作戦」(1985年)以来、イスラエルによる空爆としては最長となる。その際は、イスラエル軍のF-15A/B「バズ」戦闘機が攻撃目標まで1,400マイルを飛行した。2012年のハルツームの施設への攻撃は、イエメン攻撃とほぼ同じ距離だった。 いずれにせよ、この攻撃はイスラエルの長距離攻撃能力を明確に示すものである。イランの核施設への大規模な航空作戦を実行するため、数十年にわたる実際の作戦と絶え間ない練習によって磨かれてきた。これが直接攻撃なのか、何らかのスタンドオフ兵器が使われたのかは不明だが、フーシ派の防空能力が非常に低いことを考慮すれば、JDAMや同様の兵器を使った半直接攻撃であった可能性が高い。 イエメンへの攻撃はまた、フーシ派に対するイスラエルの忍耐の終わりを告げている。イスラエル=ハマス戦争が勃発し、パレスチナ人を支...
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