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アメリカが秘密裏に運用しているといわれる伝説の航空機は実在するのだろうか

  さあ、またもや楽しい謎の機材のお話です。実在するのかしないのか、こうした噂が次々に出てくるのは闇予算が潤沢にある結果で、今後も一般予算では不可能なエキゾチックな技術を堂々と応用した機体がこっそりと生まれることから表の世界に新技術が登場するのでしょう。都知事選挙で予算を全部オープンにするなどと主張する候補者がいますが、安全保障の世界では考えられないことですね。同候補が堂々と落選することを祈っています 。Sandboxx News記事からのご紹介です。     F -117ナイトホーク、B-2スピリット、F-22ラプターのようなパラダイムシフトを起こす航空機には、試作機、技術実証機、設計案の長いリストがある。こうしたエキゾチックな航空機実験の多くは、画期的な技術をもたらし、今日の実用機の開発に果たした役割によりファンの支持を集めてきた。 YF-23、ハヴ・ブルー、コンベアー・キングフィッシュのような航空機は、それぞれの時代のテクノロジーが生み出すことができるものについての初期の、そして代替的なビジョンを象徴している。ボーイングのYF-118Gバード・オブ・プレイのように、1990年代にエリア51で設計、製造、試験された航空機は、まさに異星人の作品にさえ見える。 しかし、ボーイングがバード・オブ・プレイの最終飛行から何年も経ってから、しかも同機には公的資金が投入されていなかったという理由だけで、機体を公開する決定を下したことから導き出される暗黙の了解は明らかだ。これらはDARPAが主導する新技術の成熟のための努力の産物かもしれないし、あまりにも繊細な運用要件を満たすための特別アクセスプログラム(SAP)かもしれない。 バード・オブ・プレイ ボーイング・バード・オブ・プレイ(米空軍撮影) 航空ジャーナリスト、歴史家、愛好家たちが、目撃者が空で発見した珍しい未知の航空機の報告を、機密領域から漏れ伝わってくる伝聞、噂、作り話と結びつけようとする。 私たちが空で見つけた謎を解明しようとするこうした努力から生まれた説明は、時に多くの人が可能と信じている内容の限界を超えることがある。極端な主張には、リバースエンジニアリングされたエイリアンの宇宙船から、第二次世界大戦中のドイツで生まれたテクノロジーとオカルトの神聖でない結婚まである。また、実現可能性が高...

極超音速機オーロラの噂は真実だったのか、それとも...これまでの経緯を振り返ってみた

  「オーロラ」と呼ばれる極超音速機の噂は1980年代から航空界に浸透しているが、証拠は依然まばらなままだ。米国は1980年代にマッハ5以上の航空機を開発・運用できただけでなく、今日に至るまでその秘密を守り続けてきたのだろうか? 「ブ ラック・プログラム」と呼ばれるように、国防総省は先端技術の機密開発に資金を提供してきた長い歴史がある。現在、秘密裏に行われているのは、特別アクセスプログラム(SAP)と呼ばれるもので、最高レベルのセキュリティクリアランスを持つ者でも情報の流通が制限される。また、SAPの中には、完成から数年経っても完全に明らかにされないものや、全く明らかにされないものもある。  歴史的なメディア報道、機密解除文書、目撃者の証言、そしてフォーラムの投稿から、米国が極秘の極超音速航空機を持っていた可能性は極めて低いようだ... しかし、だからといって、エリア51の巨大なハンガーに何かが暗躍していなかったわけでもない。 編集部注:この記事のために素晴らしいオーロラのアートワークを使用してくれた友人のRodrigo Avellaに大感謝です。彼の作品はこちら、またはInstagramでフォローしてください。. グルーム乾湖の底にある「エリア51」 (Google Maps)  大量生産し戦闘投入できるまで成熟し、信頼性の高いテクノロジーと、手の届く範囲にあっても経済的、資源的、あるいは政治的な観点で持続不可能な最先端テクノロジーの間には、大きな隔たりがある。  簡単に言えば、iPhoneは、最新型であっても、現在世界で最先端のスマートフォン技術ではない。今の機種は、ターゲットの価格帯と消費者のため大量生産できる技術に過ぎない。実際の最新・最高の通信技術は、間違いなく指数関数的にコストが高く、信頼性に欠ける可能性があるからこそ、心を動かすものがある。  航空機も同じ形で進歩している。20億ドルで素晴らしい航空機を作ることができるかもしれないが、翌週から生産ラインを立ち上げられるとは限らない。技術実証機、プロトタイプ、エキゾチックな航空機の少量生産は、 ロッキード・マーティン のパームデール工場やファンが多いエリア51など制限された施設では当たり前のことと考えられているだけでなく、検証可能な事実でもある。  時には、意図した成果が得られないこともある。高...

エリア51から太平洋にかけ高高度の制限飛行経路が設定されていた。利用した極秘機材とは何か

    FOREFLIGHT   先 週末、連邦航空局の航空関係者向け通達つまりNOTAMのデータベースに興味深い告知が加わっていた。米軍の極秘テスト施設、エリア51として知られるグルーム湖、トノパ試射場空港からサンフランシスコ南西を経由し太平洋に至る経路上の高高度飛行に注意喚起していた。   このNOTAMに気づいたのは Dreamlandresort.com の掲示板で発出は2021年3月12日の日付だが実際に公表されていたのは翌日の現地時間5:45PMから8:15PMのみだった。通常は時間帯を最小に限定する軍の訓練やテスト活動としては不自然だ。通達では幅20カイリ、全長426カイリでフライトレベル450、600つまり45千フィートと60千フィートの設定で、ウェイポイント数カ所を設定し、ウェブサイト ForeFlight は下のように図示した。   FOREFLIGHT 今回のNOTAMで設定した経路の全体像。     太平洋からはサンフランシスコへ104カイリ伸びて、次にモンテレイ西から54マイル先でカリフォーニアでも人口密度が低い地点で内陸上空に達し、ネヴァダ西部に入っている。   この飛行経路はネヴァダ上空の制限軍事空域R-4807Aの端で終わっている。R-4807Aは米空軍の広大なネヴァダ試験訓練施設の一部で、その北部にはR-4809としてトノパ試射場と空港がある。また南部にはR-4808Nが設定され、中にR-4808Aが「 The Box 」の設定がある。ここが極度に制限されているエリア51付近の空域だ。   実際の公示は以下の通りだった: !CARF 03/165 ZOA AIRSPACE STNR ALT RESERVATION DEFINED AS 10NM EITHER SIDE OF A LINE FM BEBOP TO PIRAT TO CYPRS TO CANDA TO RUSME TO LIDAT TO TPH168031. FL450-FL600 2103140145-2103140415   今回の飛行制限は静止ALTRVとよばれ、ALTRVとは高度事前承認要求の略だ。今回はNTTR(ネヴァダ試験訓練施設)を太平洋と接続させ、高高度を飛...