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2026年4月27日月曜日

MV-75シャイアンIIの登場で米陸軍航空戦力はこう変わる

 An artist's conception depicts an MV-75 with a notional aerial refueling port operating from a notional unmanned tanker.


無人給油機から給油を受ける空中給油ポートを備えたMV-75が描かれている概念図。BELL

MV-75シャイアンIIは米陸軍航空戦力の見直しを迫る

アパッチ、ブラックホークには新たな任務、さらにドローン給油機の導入につながるかもしれない


Defense One

メガン・マイヤーズ

2026年4月17日


ナッシュビル発—米陸軍幹部が新型ティルトローター機について語る際、真っ先に強調するのはその速度、航続距離、積載能力であり、すべてで同機は現行のUH-60ブラックホークを凌駕している。

しかし、MV-75 シャイアンIIの導入は、陸軍航空部隊にも変化を強いることになる。その中には、おそらく、この機体への給油専用として新型航空機の開発も含まれるかもしれない。

「確かに、MV-75で従来の回転翼機のかわりははできないが、固定翼機なら対応可能だ」 陸軍航空センター・オブ・エクセレンスを率いるクレア・ギル少将 Maj. Gen. Clair Gillは、木曜日に開催された陸軍航空ウォーファイター・サミットで記者団にこう語った。「また、空中給油機能を……従来の機種に搭載する場合、それをどう給油するかという点についても創造的に検討している。つまり、能力が大幅に強化された今、我々は自ら空中給油の要件を策定する必要があるのかどうか、といったことを検討しているのだ」

陸軍は航空部隊にティルトローター機を導入する最後の軍種であり、空中給油機を保有していない唯一の軍種でもある。米特殊作戦コマンド傘下の陸軍部隊は、空中で空軍のC-130からの給油に頼ることができるが、MV-75の試験運用を開始する部隊は、他のヘリコプター部隊と同様に地上給油に頼らざるを得ない。

しかし、ギル少将によれば、短期的な視点で見ても、MV-75は後方支援の負担を軽減する。なぜなら、ブラックホークに比べて、前線地域に設置する給油ポイントを大幅に減らすことができるからだ。

水曜日のシャイアンの発表に併せて公開されたベル・テキストロンのプロモーション動画には、ドローンによる空中給油のシーンが含まれている。この無人システムは、海軍のMQ-25 スティングレイ(空母搭載型給油機)に非常によく似ている。

「陸軍は自らの問題を解決し、MV-75に追随できるような、いわば『空中での兵站補給』をいかに実現するかを考える必要があると思います。そのコンセプトは、まさにそこを指し示していたのです」とギル少将は述べた。

しかし、陸軍には給油ドローンに関する正式な要件がまだないため、現時点ではこの構想は単なる目標に過ぎないと少将は付け加えた。

ヘリコプターの今後はどうなるか?

給油以外にも、ティルトローターが陸軍の既存の航空戦力とどのように連携するかについて考慮すべき点があり、中でも最大の課題の一つに機体の防御がある。

陸軍は任務中のヘリコプターの護衛にAH-64アパッチを使用しており、MV-75でもその運用は継続される。しかし、最高速度が時速約185マイル(約298km/h)のアパッチは、時速300マイル(約483km/h)以上の巡航速度で設計されたMV-7よりはるかに遅い。シャイアンを護衛するためには、陸軍は異なる地点から複数のアパッチを派遣しなければならない可能性がある。また、アパッチの行動半径を拡大する方法も検討中だ。

「2017年以来、要件文書を更新していないため、その更新に注力している」と、フューチャー・バーティカル・リフト(Future Vertical Lift)横断チームを率いるケイン・ベイカー少将は述べた。

ベイカー少将によると、アパッチから発射される兵器は、脅威を検知し、さらに攻撃することも可能なドローンを活用することで、その行動範囲を拡大するのに役立つという。

さらに、陸軍の頼れる主力機ブラックホークの問題もある。同機は1976年にUH-1イロコイの後継機として選定された。少なくとも理論上は、シャイアンIIはブラックホークの後継機として開発された。

ただし、完全な置き換えが実現するとしても、移行は緩やかなものになるだろう。

「可能な限り、予算が許す限り、すべての部隊を最新世代のブラックホークで近代化していくつもりだ」とギル少将は述べた。「ブラックホークは今後数十年にわたり運用され続ける。それは保証できる。」

少なくとも2050年代までは、と陸軍の多用途ヘリコプター担当プログラムマネージャーであるライアン・ネスルスタ大佐は木曜日に記者団に語った。少なくとも当面の間、シャイアンはブラックホークを兵員輸送だけでなく、より複雑な任務に充てられるようにするだろう。

「以前、この機体に関しては兵員の移動や戦場での展開に焦点が当てられていました。「実際には、同機の多用途能力を最大限に引き出すための道が開かれているのだと思う」とネスルスタ大佐は述べた。これにより、自律システムの搭載を含め、「機体からの攻撃能力の活用に関する実質的な議論と活動」が進められている。

それだけでなく、ブラックホークを製造するシコースキーは、同機の補給任務を引き継ぐ完全な無人型の開発にも取り組んでいる。

「ブラックホークは、これまで通り得意とする任務、つまり空挺攻撃能力、医療搬送能力、後方支援能力を継続して遂行するだろう。ただし、おそらくは我々が『近接戦闘』と呼ぶ領域により密着した形で展開することになるだろう」とギル少将は述べた。■

How the MV-75 Cheyenne II is pushing the service to re-think its aviation lineup

It might mean longer-range Apaches, new missions for the Black Hawk, and even a drone tanker.


BY MEGHANN MYERS

STAFF REPORTER

APRIL 17, 2026

https://www.defenseone.com/defense-systems/2026/04/how-mv-75-cheyenne-ii-pushing-service-re-think-its-aviation-lineup/412946/



2026年4月13日月曜日

イランのドローンはこうしてヘリコプターで撃墜されていた。AH-64パイロットが内幕を語ってくれた

ヘリコプターによるイラン製ドローンの撃墜方法を米軍アパッチ操縦士が解説

AH-64攻撃ヘリコプターがUAE上空でドローンを撃墜した事実は、長年活躍してきた同ガンシップの新たな「空対空」任務となり、米軍のアパッチ操縦士は大いに歓迎している

Task & Purpose

マット・ホワイト

2026年3月11日 午前11時12分(米国東部夏時間)公開

U.S. Soldiers with the 1-151st Attack Reconnaissance Battalion, 59th Aviation Troop Command, South Carolina National Guard, conduct their annual aerial-gunnery qualification table at the Poinsett Range, Sumter, South Carolina, May 22, 2024. Aircrews fired both 30mm rounds and rockets, the training allowed Soldiers to sharpen their armory skills, communication and team work with their assigned AH-64 Apache helicopters. (U.S. Army National Guard photo by Sgt. Tim Andrews)AH-64パイロットらは、ヘリコプターがドローンを撃墜する映像が、同ガンシップの新たな「空対空」任務を示していると語る。陸軍州兵提供、ティム・アンドリュース軍曹撮影

軍のアパッチヘリコプターを操縦するパイロットたちは、地上部隊を見守り防衛する任務に全身全霊を捧げている。しかし、すべてのアパッチ操縦士の心の奥底には、密かな憧れがある。それは、空対空の標的を見つけ出し、それを空から撃ち落とすことだ。

今週、アラブ首長国連邦(UAE)国防省は、同国の標的へ向かっていたとされるイラン製「シャヒード」ドローンに対し、同国のAH-64が交戦し撃墜したとする映像を公開した。イスラエル軍もここ数ヶ月、飛行中のイラン製ドローンを攻撃するためにAH-64を使用している。

「アパッチパイロットとして、物を爆破するのが大好きだ。そして、空中戦をする発想は実に素晴らしい」と語るのは、ドン・ベントレーだ。彼は陸軍で10年間アパッチを操縦し、第4歩兵師団の一員としてアフガニスタンにも派遣された経験を持ち、現在は軍事小説を執筆している。

ベントレーと、もう一人のベテラン・アパッチ操縦士は本誌に対し、UAEでの交戦は、導入から40年の同ヘリコプターが、ドローン戦争という新しい世界でも重要な役割を担えることを示していると語った。

エミリー・ヒルズはトラック整備士として陸軍に入隊したが、准尉として10年間にわたりヘリコプターを操縦し、実戦配備やテストパイロットとしての任務も経験した後、2018年退役した。

「アパッチが大好きです。整備士には悪夢のような機体ですが、愛しています。ですから、あの機体が(交戦を)対応できた事実は驚くべきことです」とヒルズは語った。「冗談でよく言っていたんですが、私たちがこれほど多くの機体を販売するのは、いつかアパッチ同士の空中戦が起こることを期待しているからなんです。もちろん本当にそうなることを望んでいるわけではありませんが、見られて嬉しかったです」

地上戦向けに設計された戦術が空中で活用される

両パイロットは、映像が本物であることに同意した。画面上のシンボルはアパッチの照準・飛行システムと一致しており、戦術や兵器の痕跡も自身の経験と合致している。

この交戦映像では、アパッチがイラン製シャヒード・ドローンを追跡・攻撃している様子が確認できる。同ドローンは米国、イスラエル、イラン間の現在進行中の紛争で広く使用されている。

ベントレーは、当然のことながら、同アパッチが機首下部で回転する30mmM230チェーンガンを使用しており、その戦術は地上戦と同様であると述べた。

「動画で見られるのは、アパッチが装備する30mm機関砲です」とベントレーは語った。「空対空戦闘用に設計されたものではありません。実際、戦闘機ほどの発射速度は出ません。例えば、戦闘機の主砲が毎分3,000発を発射する一方で、アパッチの主砲はわずか600発です。そのほとんどは10発連射のように見えますが、これは装甲目標などを撃破するために設計された主砲の特性によるものです。」

An AH-64 Apache helicopter assigned to Task Force Nighthawk flies through a landing zone during aviation operations in the U.S. Central Command area of responsibility on Nov. 3, 2025. Routine flight operations ensure aircrews remain mission-ready while supporting ongoing operational requirements throughout the theater. (U.S. Army photo by Spc. Doniel Kennedy.)2025年11月3日、米中央軍管轄区域で行われた航空作戦中、タスクフォース・ナイトホークに配属されたAH-64アパッチヘリコプターが着陸地帯を飛行している。陸軍写真:スペシャリスト・ドニエル・ケネディ。

アパッチはトレーサー弾を発射しない、とベントレーは指摘している。その理由は、砲が前方監視赤外線(FLIR)システムで照準を合わせているためであり、これにより武器担当将校は各弾丸の熱シグネチャを確認できるからだ。

「銃手はFLIRモードで照準を合わせていたため、(弾丸は)黒く見えたが、実際には弾丸から発せられる熱だった」とベントレーは述べた。「トレーサー弾は、連射速度の高い機関銃用であり、弾丸を『歩きながら』撃ち込むような状況向けだ。アパッチの場合、一定数の弾丸を発射し、その着弾状況から射撃を調整する。つまり、トレーサー弾で『弾道を追う』時のような連続射撃は行わないのです。」

今回の事例では使用された様子はないが、米国はドローン撃墜用に特別に設計された空中爆発弾の試験を行っている。

「映像を見れば分かるが、弾丸が通り過ぎる様子が確認できる数発の射撃があり、それらは空中爆発していない」とベントレーは述べた。「弾は標的をまっすぐ通り過ぎています。ですから、あれは通常のアパッチ用弾薬だと思います。」

狙いを定めやすくするための激しい飛行

ヒルズは、イラクやアフガニスタンの市街地では、米軍のアパッチパイロットが短連射を好むと指摘した。

「人口密集地の上空で発砲する場合、巻き添え被害を防ぐため弾薬の節約が重要です」と彼女は述べた。「ですから、これは非常に熟練したプロフェッショナルな交戦だったと思います。」

ヒルズは、前席のパイロットが砲の照準を合わせている間、後席パイロットは射撃に最適な位置を維持するために、ヘリコプターを最高速度に近い速度で操縦している可能性が高いと指摘した。また、フルスロットルでの交戦を見て、ヘリコプターの複数のシステムを正常に機能させている整備部隊のことを思い出したと述べた。

「後部座席のパイロットは、武器の発射プラットフォームを水平に保つという、まさに後部座席のパイロットの役割を驚くほど見事にこなしています」と彼女は語った。「あの機体は極めて入念に整備されているとわかります。釘を打ち込むように正確に撃っていました。特に砂漠地帯であれほど正確に撃つのは極めて困難です。ご存知の通り、M230は気難しい娘ですから」

ヒルズはまた、整備士が実は契約社員として働いているアメリカ人ではないかと推測した。

「私が陸軍にいた頃の仲間の多くが除隊して、あちらへ渡ったんです」と彼女は語った。「だから今でも彼らを非常に誇りに思っています。彼らは今も整備作業に励み、戦いの最前線にいるのですから」

Army AH-64 Apache attack helicopters supported U.S. troops in countless engagements in Iraq and Afghanistan. Now they are shooting down drones.陸軍のAH-64アパッチ攻撃ヘリコプターは、イラクやアフガニスタンでの数え切れないほどの戦闘において、米軍部隊を支援してきた。写真提供:ダン・マクリントン。

UAEは30年近くアパッチを運用しており2024年には同ヘリコプターの最新型を30機以上購入した。

「私はUAEのパイロットたちと一緒に訓練を受け、学校に通った」とヒルズは語った。「私が訓練を受けていた頃、彼らは私たちの飛行クラスにいました。」

アパッチによる空対空撃墜を目の当たりにしたという新鮮さは、両パイロットに、このヘリコプターが戦闘機の撃墜用に設計されたスティンガーミサイルを搭載する能力を持って構想されていたことを思い出させた。初期のアパッチには、操縦装置に空対空システムの発射スイッチさえ備わっていた。

「アパッチの主翼両端の兵器搭載点に、スティンガーを装着できる可能性があると想定されていた」とベントレーは語った。「10年間の飛行経験の中で、それを実際に使ったことは一度もない」■

マット・ホワイト

シニアエディター

マット・ホワイトはTask & Purposeのシニアエディターである。空軍およびアラスカ空軍州兵で8年間パラレスキューマンを務め、日刊紙や雑誌のジャーナリズムにおいて10年以上の経験を持つ。


US Apache pilots explain how helicopters are shooting down 

Iranian drones

The ability of AH-64 attack helicopters to shoot drones out of the sky over the UAE shows a new, air-to-air role for the venerable gunship. And U.S. Apache pilots love it.

Matt White

Published Mar 11, 2026 11:12 AM EDT

https://taskandpurpose.com/tech-tactics/us-apache-pilots-drones/


2026年2月24日火曜日

攻撃ヘリにドローン撃墜任務。AH-64があらたな威力を発揮する場面が搭乗しそう。攻撃ヘリは存在意義を改めて主張できるか

 

AH-64アパッチが30mm近接信管砲弾でドローン撃墜を狙う

XM1225APEX弾薬はアパッチの対ドローン装備で新たな武器となる

TWZ

タイラー・ロゴーウェイ

公開日 2026年2月16日 午後3時29分 EST

AH-64 has tested APEX proximity fuse roundsチャーリー・デューク軍曹

AH-64アパッチ攻撃ヘリコプターは近年、対ドローンプラットフォームへ進化を遂げている——これは本誌が注視してきた動向だイスラエル空軍が長年AH-64のこの役割を開拓してきた一方、米陸軍は今やこれを正式に規定し、新たな能力を追加した。我々が以前から提言していた通り、アパッチは顎部搭載のM230機関砲用に近接信管式30mm砲弾を装備し、ドローン撃墜兵器体系を強化。これにより代替手段よりも低コストで大量投入可能な交戦オプションを獲得した。

米陸軍の最新発表によれば、アパッチは昨年12月に30x113mm XM1225航空用近接信管弾(APEX)の実弾射撃試験を実施。試験はアリゾナ州南部の広大なユマ試験場(YPG)で行われ、各種ドローン標的に対する複数回の模擬交戦が実施された。

A U.S. Army AH-64 Apache helicopter assigned to the 5-17 Air Cavalry Squadron, 2nd Infantry Division, fires the M230 Bushmaster chain gun during live-fire aerial gunnery training at Rodriguez Live Fire Complex, Republic of Korea, on March 6, 2025. The exercise certified aircrews, sharpened weapons proficiency, and enhanced overall force readiness. (U.S. Army photo by Staff Sgt. Neil McLean)2025年3月6日、大韓民国ロドリゲス実弾射撃訓練場での空中射撃訓練で、第2歩兵師団第5-17航空騎兵中隊所属の米陸軍AH-64アパッチヘリコプターがM230ブッシュマスター機関砲を発射した。(米陸軍写真:ニール・マクリーン軍曹)コーネリアス・マクリーン軍曹

特殊なAPEX弾薬は、対象物に接近した際にのみ起爆し、破片を散布する形で爆発する。小型で自律移動するドローンを撃墜するにはこれが重要だ。アパッチの単眼照準式顎下砲は、精度面で狙撃銃とは言い難い。同時に、この弾薬は地上目標(人員、装甲のない車両、小型ボートなど)に対しても使用可能であり、アパッチ標準装備の衝撃起爆式高爆発弾と比較して独自の広域効果を発揮する。

(短編動画) M230チェーンガンがAH-64アパッチ砲手の頭部動作を追尾

AH-64アパッチ攻撃ヘリコプターが30mm機関砲でイラク軍トラックと砲兵を撃破

主要請負業者をノースロップ・グラマンが引き継いだM230機関砲の派生型は、地上からの低性能ドローン脅威対策として既に広く採用が進んでいる。軽量型M230LF(陸軍ではM914と指定)は対ドローン車両に搭載されている。これには8×8ストライカー軽装甲車を基にした「サージェント・ストウト機動短距離防空(M-SHORAD)システム」が含まれる。陸軍は別途、M914用として自爆式およびその他の近接信管式30mm弾薬の開発を進めてきた。新開発のAPEX弾薬は性能が向上し、アパッチ/M230の組み合わせと互換性がある。地上システム用として開発された他の弾薬は、我々の知る限りアパッチでの使用が承認されたことはない。

多弾種砲塔の中核を成すM230派生型を搭載したM-SHORAD(米陸軍)

M230LF ブッシュマスター連装機関砲 | XM914

XM1225の試験成功に関する陸軍公式発表の一部は以下の通り:

「ニュージャージー州ピカティニー兵器廠の中口径弾薬製品管理官(PdM MCA)が開発・管理するXM1225 APEX弾薬は、アパッチのM230エリア武器システムや射撃管制システムの改造を必要とせず、無人航空機(UAS)、露出した要員、小型ボートなどの現代的脅威に対抗するよう設計されている。XM1225は信頼性ある性能を確保するため徹底的な安全試験を経ており、アパッチの兵装体系に安全かつ効果的に追加される。この革新的な設計は、既存プラットフォームへのシームレスな統合を保証すると同時に、殺傷力と作戦上の柔軟性を向上させる。

…主な目的は、同一条件下でXM1225弾薬の精度を評価し、従来のM789高爆発性両用弾(HEDP)との性能比較を行うことだった。副次的な目的は、地上目標および無人航空機(UAS)目標に対するXM1225とM789の混合装填弾薬に関するデータを収集することであった。

初期結果は極めて成功しており、XM1225は全ての精度要件を満たし、地上目標とUAS目標の両方に対して卓越した有効性を示した。XM1225の近接信管機能により、目標付近で起爆が可能となり、より広い殺傷半径を確保。これにより空中および分散した脅威を無力化する能力が大幅に向上する。この機能によりアパッチは対地・対空戦闘双方で戦場を支配し、現代の戦闘シナリオにおいて戦闘員に決定的な優位性を提供する。」

U.S. Soldiers with the 1-151st Attack Reconnaissance Battalion, 59th Aviation Troop Command, South Carolina National Guard, conduct their annual aerial-gunnery qualification table at the Poinsett Range, Sumter, South Carolina, May 22, 2024. Aircrews fired both 30mm rounds and rockets, the training allowed Soldiers to sharpen their armory skills, communication and team work with their assigned AH-64 Apache helicopters. (U.S. Army National Guard photo by Sgt. Tim Andrews)2024年5月22日、サウスカロライナ州サマーターのポインセット射撃場で、サウスカロライナ州兵第59航空部隊司令部第1-151攻撃偵察大隊が年次航空射撃資格試験を実施している。(米陸軍州兵、ティム・アンドルー軍曹撮影) ティム・アンドルー軍曹

APEX弾薬の重要な特徴は、弾道特性がすでに実戦配備されている M789 高爆発性二重目的 (HEDP) 弾と非常によく似ているため、アパッチの乗組員がこれをうまく使用するために追加の訓練をほとんど必要としないことだ。これらの砲弾は、衝撃/掠弾信管を使用して爆発を指令する。

空からドローン対策に銃を使用する場合の主な問題は、標準的な高爆発性または焼夷性の大型砲弾は、何かに当たるまで飛行を続け、当たった時点で爆発するということだ。そのため、水平方向や上方向への発砲は非常に問題がある。弾は地面に到達するまで何キロも飛行する可能性があるからです。その予測不可能な区域にいる人や物は、良い結果にはならない。高偏向射撃でさえリスクが高く、特にドローンの小型化が進む中で顕著である。大半の砲弾は目標を外れて下方に着弾するだけでなく、航空機自体がドローンに衝突する危険性もある。空中での距離測定や目標追跡は困難だからだ。したがって、自爆機能を備えた砲弾、さらに優れた近接信管式砲弾の採用が鍵となる。

アパッチに30mm砲弾を装填する様子

AH-64はロングボウレーダーで空中目標を追尾する改良型AGM-114ミサイルを装備している。レーザー誘導ヘルファイアも潜在的には選択肢となり得る。いずれにせよ、ヘルファイアの単価は6桁台後半に達する。先進精密殺傷兵器システムII(APKWS II)レーザー誘導ロケットは低コストな選択肢で、単価は5桁台前半から中盤である。AH-64が、空中目標攻撃用に近接信管を採用したAPKWS IIの対無人航空機システム弾薬(FALCO)バージョン(固定翼機向け空対空最適化型)の使用認可を得ているかは現時点で不明である。

したがって、AH-64に近接信管弾によるはるかに信頼性が高く安全な銃撃オプションを提供することは、対ドローン任務を担う乗員にとって大きな恩恵となる。アパッチは30mm弾を驚異的な1,200発搭載可能で、前線の過酷な地上拠点でも極めて迅速に再装填できる。

現状を踏まえると、AH-64が対ドローン戦術に新たな武器を装備する日もそう遠くないだろう。■

タイラー・ロゴウェイ

編集長

タイラーは軍事技術・戦略・外交政策の研究に情熱を注ぎ、防衛メディア分野でこれらのテーマにおける主導的な発言力を築いてきた。防衛サイト『フォックストロット・アルファ』の創設者であり、その後『ザ・ウォー・ゾーン』を開発した。


AH-64 Apache Is Getting Proximity Fuzed 30mm Cannon Ammo For Swatting Down Drones

The XM1225 APEX ammo will offer another arrow in the Apache's growing anti-drone quiver.

Tyler Rogoway

Published Feb 16, 2026 3:29 PM EST

https://www.twz.com/air/ah-64-apache-is-getting-proximity-fuzed-30mm-cannon-ammo-for-swatting-down-drones





2024年12月2日月曜日

AH-64アパッチで小型AESAレーダーのテストへ(The War Zone)―ウクライナ戦で脆弱性を露呈した攻撃ヘリの将来をAESAが変える可能性はあるのでしょうか

 





米陸軍は、アパッチのスタブウィング下に収まる小型アクティブ電子スキャンアレイレーダーを求めている


陸軍は、AH-64アパッチ攻撃ヘリコプターの武器パイロンを使いアクティブ電子スキャン・アレイ(AESA)レーダーをテストしたいと考えている。この種のレーダーは、特に悪天候時や、空中の脅威を含む遠距離の標的を発見、追跡、交戦するための非常に貴重なツールとなるが、その他にも機能があり、一般的な情報収集や状況認識の向上も可能になる。このレーダーが成功すれば、陸軍の他のプラットフォーム(回転翼と固定翼の両方)に搭載される可能性がある、と陸軍は述べている。

 AH-64に搭載される可能性のあるレーダーの機内デモンストレーションに関する情報提供要請書(RFI)が最近、米国政府によって公表された。アパッチ攻撃ヘリコプタのプロジェクト・マネージャーが適切なレーダーを提供してくれそうなソースの市場調査を行っている。その後、アラバマ州レッドストーン工廠で最新のAH-64E V6バージョンを使用したデモンストレーションが実施される。


A U.S. Army AH-64E Apache Guardian helicopter, assigned to the 12th Combat Aviation Brigade, simulated an opposing force for an attack on a patrol base at Grafenwoehr training area, Germany, Aug. 14, 2024. This exercise enabled the unit to practice engagements using stinger missiles mounted to the Avenger weapon system and to track the helicopters in the air with the Sentinel Radar.

第12戦闘航空旅団に所属する米陸軍AH-64Eアパッチ攻撃ヘリコプターが、2024年8月14日、ドイツのグラーフェンヴォーア訓練場で、哨戒基地への攻撃のために相手部隊をシミュレートしている。 米陸軍 リアラ・シュメイト少佐撮影


 RFIによると、最新鋭のAESAレーダーは、「火器管制、操縦、劣化した視覚環境下での操縦支援(DVE)、電柱/タワーとケーブルの検出、空中危険、地形追従(TF)、地形回避(TA)、拡張現実(AR)技術を使用した海岸線のマッピング」を含む、幅広い機能にわたってテストされる。

 このようなRFIは、問題群に対処するための可能性のある選択肢を広く募集するために、オープンエンドとなることは珍しいことではないが陸軍が潜在的なレーダーソリューションにも興味を持っていることを指摘している。

 また、少なくとも機内デモに関する限り、アパッチがこのプログラムの中心となる一方、陸軍はUH-60ブラックホークやCH-47チヌーク・ヘリコプター、さらに近々発表されるFLRAA(Future Long-Range Assault Aircraft)にも同じレーダーを搭載する可能性を検討しているという。 RFIはまた、非公開の陸軍固定翼機にレーダーを搭載する可能性も言及している。


米陸軍のティルトローター「フューチャー・ロングレンジ・アサルト・エアクラフト(FLRAA)」の完成予想図。 ベル


可能性としては、複数ベンダーが機内デモンストレーションのために選ばれることになるかもしれない。さらにRFIによると、陸軍は「まだ(AESAレーダーを)代替機に統合できていない」企業からの回答も求めており、「技術成熟度の限界やその他の実現可能なデモンストレーション能力を強調する」ことが奨励されている。

 試験は3週間にわたり、最終的にデモンストレーションが行われる。

 AH-64E V6のデモンストレーションでは、AESAレーダーを使って「様々な距離」で「関連するターゲット」に対しデータを収集するとある。 ターゲットは静止と移動があり、陸上(オートバイ、トラック、戦車)、沿岸環境、空中(AH-64、MD530、T-6 Texan II、非公開のドローン)が予定されている。

 提案されている飛行デモンストレーションのシナリオには、地上、空中、沿岸のターゲティングのための攻撃プロファイル、地形マッピング(TM)、TF、TAのためのnap-of-the-earth(NOE)ルート、パイロット支援シンボロジーをプレビューするためのDVE着陸プロファイル、海岸線/合成開口レーダー(SAR)マッピングのための水上ルートが含まれている。

 AESAレーダーが従来のレーダーと異なるのは、レーダー・アンテナが物理的に動いてターゲットを狙うのではなく、電子ビームを「操縦」するのに非常に小さなレーダー・モジュール数百で形成されたマトリックスを使用する点だ。 このため、AESAは機械スキャンするタイプよりもはるかに信頼性が高く、探知距離、忠実度、電子戦への耐性が向上し、探知から電子攻撃、通信まで複数タスクをこなすことができる。 AESAレーダーのビームは、素早く移動したり変調したりすることができるため、レーダーは複数タスクを同時実行することもできる。例えば、陸軍のデモでは、地上と上空で戦場のターゲットを監視したり、AH-64の飛行経路に沿って天候を監視したりする。

 テストキャンペーンにドローンのターゲットが含まれていることは興味深く陸軍とAH-64運用部隊で特に関心が高まっている分野だ。

 以前にも述べたように、陸軍のAH-64は現在、中東への前方展開中も含め、敵の空中ドローンを探知し破壊する能力を磨く練習をしている。 同時に、AESAレーダーは、一方向攻撃弾やその他の小型の「神風ドローン」の探知に関しては、レガシーレーダーよりも顕著な利点を提供する。 とりわけ、AESAレーダーは通常、小型のものやレーダー断面積の小さいものであっても、より速く、より遠くにある関心対象を発見することができる。


2024年9月23日、CENTCOM AORでの訓練中、小型無人機にヘルファイアミサイルを発射する米陸軍AH-64D。 米陸軍撮影:Spc. Dean John Kd De Dios


AH-64にAESAレーダーを試験搭載する米陸軍の決定は、ボーイングがつい最近本誌と詳細に話し合った同機の近代化計画に照らしても興味深い。

 AESAレーダーについては特に言及されなかったが、AH-64の現在のLongbow火器管制レーダーをマストマウントの位置から移動させ、胴体に統合し、空力的な改善をもたらすという野心がある。

 当時本誌が観察したように、レーダーを搭載する1つの方法は、コンフォーマルAESAアレイを使用することである。


AH-64の将来の近代化バージョンで予想される主な改良点を示すボーイングのプロダクトカード。 ボーイング


しかし現在、陸軍はAH-64のスタブウイング下にAESAレーダーを取り付けるという、シンプルな解決策を検討している。一方で、このような取り付けは、武器や外部燃料、その他の格納庫に使用される貴重なスペースと重量を奪うことになる。

 AH-64の最新バージョンは、この種のレーダーを設置する際にも大きな利点がある。オープン・アーキテクチャーのおかげで、このようなシステムの「ボルトオン」がはるかに簡単かつ迅速に行えるからだ もうひとつの大きな利点はAH-64のデータリンク・システムにある。つまり、AESAを搭載したアパッチ1機で、同型の編隊や他のプラットフォームに照準を合わせることができるのだ。

 AESAレーダーがヘリコプターに搭載されることは、ごく一部の空中早期警戒型以外には皆無に近いが、ロシアがKa-52ホクム攻撃ヘリコプターにこの種の技術を搭載しようとしていことは注目に値する。

 海軍仕様のKa-52KにはレゼッツAESAレーダーが搭載されているが、陸上仕様のKa-52Mには新しいAESAレーダーが搭載される見込みで、おそらくザスロンのV006レゼッツだろう。このレーダーはXバンドレーダーで、メーカーによると25マイルから戦車群を、31マイルから戦闘機を探知できるという。


アクティブ電子走査アンテナを備えたV006またはRZ-001 Rezets(カッター)レーダー。 ピョートル・ブトフスキ


Phazotron-NIIR社のFH02は、Ka帯用のメカニカルスロットアレイとX帯用のAESAという2つのアンテナを組み合わせている。同社によると、Kaレンジでは12.4マイル、Xレンジで21.8マイルの距離から戦車を探知できるという。


Ka-52の機首に搭載されたFH02レーダーを示す図。 ファゾトロン


 ヘリコプター用に最適化された既存の欧米製AESAレーダーとしては、欧州のレオナルドがOsprey 30を提供しており、すでに米海軍の回転翼ドローンMQ-8C Fire Scoutで制式名称AN/ZPY-8として搭載されているほか、レオナルドAW101ヘリコプターのノルウェー版にも搭載されている。


レオナルド・オスプレイ30 AESAレーダーを搭載したノルウェーのレオナルドAW101ヘリコプター。 Airwolfhound/Wikimedia Commons tim felce


 特に、オスプレイ30はコンパクトなので、回転アンテナのない設置場所でも、最大4つの固定アンテナを使って360度カバーすることができる。その小型サイズと、米軍がすでに使用しているという事実により、オスプレイ・レーダーは米陸軍AH-64でのデモンストレーション用の魅力的な選択肢となり得る。

 小型AESAレーダーは、ノースロップのAN/ZPY-5 Vehicle and Dismount Exploitation Radar (VADER)など、陸軍が固定翼機の一部でテストしているもので、ビーチクラフト・キングエアー350をベースとするEnhanced Medium Altitude Reconnaissance and Surveillance System (EMARSS)のポッドに搭載されている。

 今のところ、AESAのデモンストレーションのためにどのようなオプションが提案されるかはわからないが、AH-64が就役開始して40年が経過し、陸軍が現在、照準とナビゲーション機能の両方で、さまざまな環境において主要な新機能の追加につながる新型レーダーの導入を真剣に検討していることは確かに重要である。■


AH-64 Apache To Be Tested With Wing-Mounted AESA Radar

The U.S. Army is looking for an active electronically scanned array radar small enough to fit under the Apache's stub wing.

Thomas Newdick


https://www.twz.com/air/ah-64-apache-to-be-tested-with-wing-mounted-aesa-radar