F-15の機首に赤外線センサーが搭載された模様(The War Zone)―IRSTにはレーダーと異なる利点があり、これまでもポッド搭載の形で運用されていましたが、機体本体に組み込むことでどんな違いが生まれるのでしょうか。
Boeing コックピット前方に搭載されたIRSTセンサーは、F-15アドバンスド・イーグルで効果を発揮するだろう ボ ーイングが公開した新しい写真には、の F-15アドバンスド・イーグル シリーズ戦闘機のコックピット前方に、これまで見たことのない赤外線捜索追跡(IRST)センサーに見えるものが取り付けられている。F-15は実戦配備でIRSTセンサーを使用しているが、これまでのところ、運用されているIRSTはポッドやパイロン設置型に限られていた。機首上部に搭載された内部バージョンが重要な利点をもたらす。 問題の写真は最近、ソーシャルメディアサイト「X」でボーイングにより公開された。キャプションは付いていなかったが、ボーイングの子会社である タペストリー・ソリューションズ に 発注された 契約に関するメディアリリースを説明する目的で提示された。この契約により、空軍はF-15を含む各種戦闘機用のミッション計画ソフトウェアソリューションを入手することになる。 ボーイング社が「X」で公開した写真のクローズアップ。風防ガラスの前方にIRSTと思われる装置が見える。 ボーイング 写真のF-15は完全に影に隠れているが、F-15アドバンスド・イーグル戦闘機の特徴がわかる。ただし、どの特定の派生型であるのか、あるいは、可能性が高いと思われる社内テストベッドなのかは、すぐには明らかではない。 しかし、同機の最も顕著な目に見える特徴は、風防ガラスの前方にある小さなフェアリングで、これはほぼ間違いなくIRSTセンサーだ。 同時に、フェアリングがテスト用のIRSTセンサーなのか、あるいは、可能性のあるセンサーハウジングのモックアップなのかは不明だ。 ボーイングは、私たちの問い合わせに回答し、確かに実物であり、フォトショップ加工ではないことを確認してきた。 少なくとも、ボーイングがこの種の技術を最新型F-15に直接搭載する可能性を検討していることは明らかだ。 これまでもさまざまなタイプのF-15にIRSTが搭載されてきたが、この場所に搭載された例はなかった。 F-14D トムキャット に搭載されたAN/AAS-42を改良した 「タイガーアイズ(Tiger Eyes) 」と呼ばれるIRSTは、シンガポールのF-15SGや韓国のF-15Kなど、ストライクイ...