スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(#フランス海軍)が付いた投稿を表示しています

海上自衛隊「しらぬい」が南太平洋でフランスと共同演習「オグリ・ヴェルニー」を実施。インド太平洋でのフランスの存在感に注目すべき。

  JMSDF picture   海 上自衛隊 (JMSDF) の あさひ級駆逐艦JSしらぬいが防空演習をフランス海軍と共同で先週展開した場所は南太平洋のフランス領ニューカレドニアだった。   演習は「オグリ・ヴェルニー」の名称で、フランス海軍はダッソー・ファルコン200ガーディアン海上監視機を飛行させた。   フランス海軍発表は今回の演習の目的は以下の通りとしている。 戦術レベルの共同作戦体制の向上 二国間協力体制の強化 仏日両国が進める自由で安全なインド太平洋で課題への共通認識を深める French Navy picture   演習後にJSしらぬいはニューカレドニア最大の都市ヌーメアに入港した。同地には「FANC」つまりニューカレドニア駐留フランス軍が拠点を置き、フロレアル級フリゲート艦一隻、ダントルカストー級多用途艦一隻、P400型哨戒艇が常置されている。タヒチ配備の艦艇とともにフランス太平洋艦隊を構成し、ジャン・マチュー・レイ中将がタヒチに司令部を置き、ファルコン200を2機、ヘリコプター数機をニューカレドニアで運用する。   JSしらぬいは9月17日にフランス海軍航空機とニューカレドニア付近で演習を展開し、その後フランス領ニューカレドニアのヌーメアに18日から19日にかけ寄港した。   フランスはインド洋から太平洋にかけ海外領を保有しており、自由で開かれた太平洋の価値観を共有する。フランス海軍との演習により、防衛協力関係を深めた。   自衛隊艦艇は海軍戦力の機動性、柔軟性を生かして自由で開かれたインド太平洋の実現を目標に友邦国との協力関係を強化しつつインド太平洋の安定をめざす。     JSしらぬいはあさひ級駆逐艦二号艦(かつ最終艦)で2019年2月に就役した。あさひ級はあきづき級の発展形だが対潜戦に重点を置いている。     フランスの海外領土にはマヨット、レユニオン、南方南極領、ニューカレドニア、ウォリス・フツナ、フランス領ポリネシア、クリッパートン等があり、 排他的経済水域の93%がインド洋太平洋に分布する。各地合わせて150万人のフランス人が居住し、フランス軍8千名を配備する。さらにフランス本国から艦艇等が派遣される。直近ではルビ級SSNエムロードが南シナ海で哨戒している。■   JMSDF Asahi-class Destroyer in

フランスが第3世代SSBN建造に乗り出した。水中核抑止力をなんとしても維持する姿勢。完成すれば2090年までの供用をめざす。

  Naval Group Image   フ ランス国防相フローレンス・パルリがSNLE 3G計画が正式開発段階に入ったと2月19日発表し、フランスは第3世代の原子力弾道ミサイル潜水艦 (SSBNs)を建造する。   式典はノルマンディの ヴァル=ド=ルイユで開かれた。ここにフランスで 装備調達にあたるDGAが流体力学試験施設を運営している。   パルリ国防相は「第3世代SSBNはル・トリオンファン級よりわずかに長く、排水量も微増する。聴音能力を改良し、防御力が向上する。静粛度も高まる。海中の環境音の中と一体化し、運用上の優越性を実現する」と演説した。   フランスの2019-2025年の軍事計画法では四隻あるル・トリオンファン級SSBNsの代替艦として第三世代 SSBNs (SNLE 3G)に2035年から交代させるとある。フランスは常時一隻のSSBNを展開し、海洋配備抑止力を引き続き維持する。   フランス軍およびDGA (Direction Générale de l’Armement, フランス政府国防装備保調達技術開発庁)がSNLE 3G事業を統括する。産業界とは新型SSBNs4隻の開発、建造の大枠合意をめざす。このうち ナバルグループ が主契約企業となり、 テクニカトム が原子力ボイラーを製造する。   第一段階契約は2021年中に交付し、開発研究を2025年までに完了する。   フランスの国防産業界200社以上がナバルグループと協同し、艦設計を完成させる。工期30年、100百万時間相当の作業量となり、設計に15百万時間、建造に80百万時間を想定する。   ナバルグループの潜水艦建造部門はシェルブールにあり、300名超が設計部門に従事し、建造部門で2千名が働く。シェルブールで艦体を建造し、各システムを搭載し、潜水艦として完成させる。    SNLE 3Gの一部としてDGAは タレス とソナー開発で合意書を締結しており、各種ソナーとともに処理装置の開発を目指す。   タレスは新世代艦側部・艦尾曳航式ソナーを完成させる。これは光学技術をもとにした直線的アレイ(ALRO)で、その他として聴音アレイ、反響探知装置、水中通話を実現する。   センサー情報の処理に用いるALICIAは分析、探知、識別、分類、統合、警告の略で入手済みデータを活用し、操作員の負担を軽減

速報 フランス海軍強襲揚陸艦トネールが日本に派遣

  French Mistral-class helicopter carrier Tonnerre heading to Japan Posted on  February 5, 2021 http://alert5.com/2021/02/05/french-mistral-class-helicopter-carrier-tonnerre-heading-to-japan/ https://www.nicematin.com/vie-locale/le-porte-avions-charles-de-gaulle-va-appareiller-de-toulon-a-la-mi-fevrier-640612 フランス海軍のミストラル級強襲揚陸艦トネールが日本派遣のため今月移動を開始する。随行刷るのはラファイエット級フリゲート艦シュルコフ。両艦は2月18日本国を出港し、7月に帰還する。帰途の途中で北朝鮮制裁の海上実施に加わる予定。 National Museum of the U.S. Navy , Public domain, via Wikimedia Commons

フランスが次期原子力空母建造を発表。

  フランスが新型空母建造に踏み出しました。記事によれば推進方式はこれまで未定だったということですが、どうなんでしょう。シャルルドゴール一隻の空母運用になっている事情もわかります。新型機FCASを搭載するということですが、空母運用型も最初から開発するのでしょうか。運用はいっせきだけ?それとも中断中のドゴール級二号艦を完成させ、非対称の二隻で運航する?フランスだけで運用可能なのでしょうか、わからないことが多すぎますが、大国の威信で空母を建造するようです。Defense Newsが以下伝えています。   Naval Group   エ マニュエル・マクロン大統領は次期原子力空母の建造を 開始し、2038年に就役し、現行のシャルル・ドゴールと交代すると12月8日に発表した。   新型空母はフランス史上最大の艦艇となる。フローレンス・パルリ国防大臣は将来型戦闘航空機システム(FCAS)30機を搭載し、75千トン、全長300メートル、27ノット航行可能、2千名が乗り組み、同艦はK22原子炉二基を搭載し、出力220メガワットとなると発表していた。シャルルドゴールは全長261メートル、満排水量42千トンである。   フランス中央部ルクルソにある原子力発電大手企業 フラマトム Framatomeで演説したマクロン大統領は演説の最後の4分間で次期空母が原子力推進になると発表した。   主契約企業は ナバルグループ は直ちに声明文を発表し、大統領の決断を称賛するとともに チャンティデラトランティーク  Chantiers de l’Atlantique 、 テクニカトム  TechnicAtome 、 ダッソーエイビエーション  Dassault Aviation 等フランス主要企業と連携し建造に進むと述べた。   ナバルグループ会長兼CEOピエール・エリック・ポメレは「今回の発表を喜ばしく思う....フランスは原子力空母運用という主要国でも限られたサークルの一員の位置を維持できる」と述べた。またポメレはマクロン演説に関し、「技術水準の維持を約束する」今回のような大規模事業の重要性ならびに「推進系分野、高付加価値軍用装備の各分野を通じフランス技術の優位性ならびに戦略地政学上の地位を維持すること」を強調している。   原子力推進方式が選定されたが、未決定事項もある。カタパルトがそのひとつ

フランスが進水させた新型原子量潜水艦シュフラン級一号艦

France Launches The First Of Its New Class Of Super Quiet "Barracuda" Attack Submarines フランスが超静粛攻撃型潜水艦「バラクーダ」初号艦を進水させた The Suffren and her sisters are set to usher in a new era of French Navy submarine operations.シュフラン級はフランス海軍の潜水艦に新時代を開く BY JOSEPH TREVITHICK JULY 13, 2019 https://www.thedrive.com/the-war-zone/28949/france-launches-the-first-of-its-new-class-of-super-quiet-barracuda-attack-submarines NAVAL GROUP フ ランスの造船メーカー Naval Group  が新型原子力推進攻撃型潜水艦シュフラン  Suffren を進水させ、6隻建造する同型の一号艦となる。フランス海軍はルビ型と交代させる。新型艦はSCALP対地攻撃巡航ミサイルを運用可能で特殊作戦用の小戦隊も搭載することでこれまでより大幅に戦力を向上去せながら各種ミッションを実施できる。 進水式はシェルブールで行われエマニュエル・マクロン大統領、海軍トップのクリストフ・プラザック大将他が参列し2019年7月12日に行われた。当時はDCNSの社名だった同社がシュフランを起工したのは2007年で、同艦は来年にも就役する予定だ。. 建造は予定より遅れ、DCNSの当初予定では2016年に海上公試、同年後半あるいは翌年早々に引き渡しだった。Naval Groupは固定価格契約を受入れ、建造費の超過分負担も合意したことで建造費を安定させた。フランス政府によれば6隻の建造費合計は102億ドルで、最新の潜水艦建造費としては大幅に低い。 「シュフラン建造は全体として成功となり、従来からの各パートナー、フランス海軍、フランス国防調達庁(DGA)との強い協力の賜物であるが、同時に原子力エナジー代替エナジー委員会(CEA)他民間企業も参画している」と Nav

フランス海軍原子力空母ド・ゴール空母戦闘群は3月に本国出港

フランスを3月に出港し途中各国と訓練しながら太平洋で日本近くに到達するのは4月末でしょうか。香港寄港は無理と思われますので日本へやってくる可能性もありますね。また左巻きな人たちが反対の声を上げるのでしょうか 。 France's Only Aircraft Carrier Is Back in Action (And Headed Asia) フランス唯一の空母が現役復帰し、アジアへやってくる The French navy's only aircraft carrier is back in action following an 18-month, $1.5-billion overhaul that compelled French aviators to practice aboard an American flattop.フランス海軍唯一の空母は18ヶ月15億ドルの大改修を終え現役復帰する。この間はフランス航空部隊要員は米空母で技量を維持していた。 by David Axe Follow @daxe on TwitterL February 25, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: France Aircraft Carrier Navy U.S. Navy Military Technology https://nationalinterest.org/blog/buzz/frances-only-aircraft-carrier-back-action-and-headed-asia-45592 フ ランス海軍で唯一の空母が工期18ヶ月15億ドルの大修理を終え復帰する。フランス航空部隊はその間米空母で技量を維持していた。 フランス海軍は排水量42千トンの原子力空母シャルル・ド・ゴールを2018年11月にフランス調達機関 Direction Générale de l’Armementから受領した。 「大修理近代化改修はフランス南部ツーロンで行われ戦闘システム、航空整備施設、艦体を対象にした」とJane'sは報じていた。 『新装備の長距離3D航空探知レーダーほか高性能航法レーダー、ネットワークのデジタル化