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英国防相の乗機が電子攻撃でGPSが一時利用不能となった。民間航空機も巻き込む無責任なロシアの行為は糾弾されるべきだ。

  GPSの脆弱性が目立ってきており、より強靭なシステムの運用は待ったなしでしょう。あるいはもう存在しているのかもしれません。ロシアはあらゆる手段を講じてでも西側の脆弱性をついてきます。The War Zone記事からのご紹介です。この事件は民間航空にとっても大きな脅威ですね。 英国国防相はポーランドからの帰国中、ロシアのカリーニングラード飛び地近くを飛行していた 英 国当局は、グラント・シャップス Grant Shapps 英国国防相が乗った英空軍のダッソー900LXビジネスジェットが最近、ロシアのカリーニングラード飛び地付近を飛行中にGPS妨害に遭ったことを確認した。ロシアはヨーロッパをはじめ、世界各地で電子攻撃を行っており、民間機、軍用機(乗員なしのシステムも含む)、船舶に影響を与えていることが知られている。しかし、英空軍機が特別に意図された標的だったのか、それとも、この地域では珍しくないGPS妨害作戦が集中的に行われた地域を通過しただけなのかは定かではない。  『タイムズ・オブ・ロンドン』が電子戦攻撃を最初に報じたのは、シャップス大臣がポーランド北東部のオルジシュを訪問した後の3月13日のことだった。同国防長官は、ポーランド国防省のウラディスワフ・コジニアク=カミシュ国防相と軍事訓練場で会談し、冷戦後最大のNATO軍事演習である「ステッドファスト・ディフェンダー24」に参加中のポーランド軍とイギリス軍と一緒に行動した。  シャップス大臣は訓練場でのスピーチで、「より危険な世界」を踏まえ、英国は国防費を現在の国内総生産(GDP)比2.27%から3%に引き上げるべきだと訴えた。ウクライナ紛争については、プーチン大統領について、「これを解決するために必要なことは、彼が東に戻り、2年前に侵略に踏み切った民主国家から出て行くことだ。それがこの事態を収束させる方法だ」。  3月13日発言にとどまらず、シャップスは広くイギリスとヨーロッパでロシアがもたらす脅威についてオープンに発言してきた。  ダッソー900LXは、RAFでエンボイIV CC Mk1の呼称で軍高官と外交官を世界各地に輸送する任務を担い、合計14人の乗客を乗せることができる。RAFは2機運用している。軍所有だが、民間登録されている。4月1日から完全に軍登録で運用されるようになる。  英首相リシ・スナクの報道

ロシアがバルト海でGPS妨害を露骨に行っている事実にNATOの忍耐力が試されている。国際合意を無視するロシアには相応の報いが下りて当然ではないだろうか。

  A screengrab of reported navigation issues in the airspace over eastern Europe on Jan. 19, 2023. (GPSJam screengrab) ウクライナ戦争は、安価な無人航空機の使用からこれまでにない規模の情報戦まで、現代の戦場における新戦術を前面に押し出した。しかし、同時に最新の電子戦も展開されている。ロシアによる可能性が高い、危険な干渉らしきものについて米大統領による国家宇宙ベース測位ナビゲーション・タイミング国家諮問委員会のメンバー、デイナ・ゴワード Dana Goward が分析した。 公 開されている航空機追跡データベースによると、1カ月以上前から、バルト海沿岸地域を飛行する航空機は、GPS信号への各種干渉を経験している。場合によっては、GPS受信機が電子的に捕捉されたり、航空機が意図したルートから何マイルも外れているように「スプーフィング」されたりしているようだ。 妨害やなりすましは以前からあるが、この地域ではほぼ毎日何らかの妨害が行われており、定期的に広範かつ重大な妨害が行われている。ウクライナ侵攻を支援するNATO諸国への嫌がらせとして、ロシアがこの活動の背後にいることはほぼ間違いないとされてきた。 このような妨害行為は、何千機もの民間航空機に危険を及ぼすものであるが、国際的な圧力は今のところ妨害行為を止めることができないため、NATOは相応の行動をとる時期に来ている。 12月25日と26日、ポーランド北部とスウェーデン南部の広い範囲が影響を受けた。翌週の大晦日には、フィンランド南東部の広い範囲で航空機の乱れが報告された。1月10日、13日、16日にはポーランドの北半分が主な標的となった。19日には、スウェーデン南部とポーランド北部が影響を受けた。直近では1月24日にエストニアとラトビアが標的となった。 いずれの場合も、妨害は民間航空機が搭載する航空安全ADS-Bシステムによって検知され、ウェブサイトGPSJam.orgに表示された。 テキサス大学ラジオナビゲーション研究所の大学院生ザック・クレメンツによるクリスマス妨害の分析。クレメンツ氏はGPSの妨害について研究しており、地球低軌道上の衛星から発生源を突き止めることに関して発表している[PDF]。 イン

GPSは敵の妨害を受ける前提で、新たな航法手段として量子技術に注目。

  iStock illustration 量子センサーがGPSを置き換える可能性 世界の政府機関や企業の研究所では、原子レベルの運動や電場・磁場の変化を検出する技術を改良しようと、研究者がしのぎを削っている。 原子の既知の特性の微細な変化を発見すれば極めて精密で正確な測定が可能になる---これが量子センシング技術である。  様々なアプリケーションに適するが、ナビゲーションに量子センシングを応用することが国防総省が最も関心を寄せている分野である。中国やロシアのような技術的に洗練されたライバルが、米軍が依存するGPS信号を破損したり無効化できるとの認識が広まりつつあるため、米国の戦闘員はGPSが無効化された環境での作戦を想定した訓練を日常的に行っている。  海軍研究所NRLの研究物理学者ロジャー・イーストン Roger Easton による研究がGPSの基礎となり、1977年にGPS信号を送信する最初の衛星NTS-2の打ち上げにつながった。今日、NRLの量子光学 Quantum Optics 部門責任者アダム・ブラック Adam Black は、GPSに代わるナビゲーション技術である慣性航法に量子センサーを適応させている。  「原子慣性技術を使えば、このようなことが可能となるのは数年先だと考えています」とブラックは言い、量子慣性計測ユニットについて、現在研究所で量子センシングの研究開発に使用されている大型の固定装置よりもはるかに小型化できる可能性があると説明した。  慣性航法は、加速度計、ジャイロスコープ、コンピューター(慣性計測ユニット、IMUと総称される)を用い、外部参照を必要とせずに、移動物体の位置、向き、速度を連続計算する。1960年代から軍用機や兵器の誘導に使われていたこの技術は、1990年代初頭までにGPSに取って代わられた。  GPSよりも破壊の影響を受けにくい量子センサーを使った慣性航法は、GPSと同等かそれ以上の精度で航行できる方法として注目されている。  軍艦、潜水艦、航空機のようなダイナミックな環境で使用できる量子センシングデバイスで最大のハードルの1つは、十分な小型化とエネルギー効率を実現することである。これまでに開発された量子センサーでは小型化すると、精度や正確さも低下する。NRL、陸軍研究所、空軍研究所、そして民間企業の研究者が取り組んでお

GPSの脆弱性をカバーする地磁気センサーをもとにした航法技術の実用化を狙う米空軍

米 空軍が人工知能を応用し、地磁気から航法地図を作成する技術の開発を民間公開方式でスタートした。 G PSの脆弱性については軍関係者から何度も警鐘が出ているが、研究陣は解決に取り組んでおり、量子時計から慣性航法まで多様な手段を研究している。米空軍ではあらたに地球の磁場の利用を提唱し、安全に位置情報をまず航空機で入手する方法となるとし、その他装備にも展開できる可能性がある。 磁場は地表の場所で強度が異なり、磁気異常分布図としてこれまで整備されてきた。2017年に空軍工科大学助教授のアーロン・カンチアーニが航空機に磁気センサーを装備すれば磁場強度が把握でき、判明している「地理特徴」に参照させれば機体の現在位置がわかるはずと考えた。論文ではセスナ機の前後に磁力センサーを搭載するとある。40時間のフライト分のデータと読み取り時のノイズ除去の工夫で主張に根拠があることが分かった。 だがGPSのかわりに磁場を使うのはそう簡単ではない。宇宙空間なら信号は明瞭だが、機体自体に流れる電流がセンサーに干渉し磁場測定の支障となる。そこで人工知能の出番となり、センサー読み取り値からノイズを除去し信号を明瞭にし、精度も上げる。 空軍で民間と連携してイノベーションを研究するAFWERX部門はMIT研究者とこの問題に取り組み、7月にペーパーを発表したところだ。磁場読み取りの精度は最高10メートルとGPSよりわずかに劣る程度まで実現できるとある。GPSの精度は3メートルだ。だが磁場センサーの読み取り値はGPS信号より妨害にはるかに強い。GPSは特定波長で送信する遠距離信号に依存するが、磁場センサーは機体周辺の磁力環境を読み取るだけだ。 「地球自体と磁場の大きさのため、地球自体の信号を妨害するのは相当困難で、相当というのは核爆発に相当する規模になる」とAFWERXのデイヴィッド・ジェイコブス少佐が本誌に語ってくれた。「それ以外に地殻からの信号を妨害しようとすれば巨大なスケールのマシンが必要となる。ただ機械学習によりこれも克服は可能でしょう」 空軍はAI業界に対しAIツールによる磁場航法の精度向上策を公募中だ。申し込みは8月28日に締め切る。 軍としては異例の動きで空軍上層部はデータセットを民間研究機関に公開し事業実現を目指している。空軍情報部

レッドフラッグ演習で米西部でGPSが正常作動しなくなる理由

USAF Is Jamming GPS In The Western U.S. For Largest Ever Red Flag Air War Exercise 過去最大規模のレッドフラッグ演習でUSAFが米西部でGPSを妨害 The use of the mysterious jamming technology will impact the navigation of aircraft operating as far away from the Nevada as Colorado. 謎のジャミングでネヴァダ、コロラドまで飛行中の航空機に影響が出る恐れも USAF   BY TYLER ROGOWAY JANUARY 25, 2018 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17987/usaf-is-jamming-gps-in-the-western-u-s-for-largest-ever-red-flag-air-war-exercise 今 年第一回目のレッドフラッグ演習が本日ネリス空軍基地で幕を開けた。だが今年はこれまでと違う点がある。まず過去42年で最大規模であるがそれだけでなくUSAFがネヴァダテスト訓練場でGPSを無効にし、各機乗員に現実味あふれた環境で模擬戦闘にあたらせる。この事は事前に広く広報されており、米西部上空を広く飛行する航空機にGPSが断続的に中断する可能性があると警告している。 「NBAA指令センターから米軍が訓練をネヴァダ試験訓練場で連日0400Zから0700Z にかけて行うと通報あり。訓練により米西部で広範な地区で影響がでる可能性があり、カリフォーニア、ネヴァダ、オレゴン、ワイオミング、アリゾナ、ユタ、コロラド、モンタナ、ニューメキシコを含む。FAAの飛行経路ATCセンターで影響が出そうなのはAlbuquerque (ZAB), Denver (ZDV)、 Los Angeles (ZLA)、 Salt Lake (ZLC)、Oakland (ZOA)、Seattle (ZSE)の各局。 「ラスベガス出発到着の各機にはLAS近辺で正常な運航ができなくなる場合があるので南方東方へ経路変更がある。ロサンジェルス(ZLA)センター空域

米海軍で相次ぐ衝突事故は某国ハッカーによるものなのか

これが本当なら軍艦の保安体制をいかに強固にしても民間商船を乗っ取れば海軍力を脅かすことができるはずです。商船の数は膨大でかつセキュリティ対策もばらばらなため狙われやすくなってしまいます。米海軍が世界の笑いものだとまで公言してはばからない国があり、まっさきに関与を疑われるでしょう。しかし日本近海でも発生した事案までハッカー集団のしわざとすれば、日本国内に実施能力を有する協力者がいることになります。思い当たる筋はありますが、口だけの反体制派であり、批判がすきなだけの人たちなのでこの説は怪しくなっていますね。 Could hackers be behind the US Navy collisions? 米海軍海上衝突事故の背後にハッカーがいるのか USSフィッツジェラルドは2017年6月17日に民間商船と衝突事故に巻き込まれた。横須賀海軍基地へ帰港した事故翌日の姿 TYLER HLAVAC/STARS AND STRIPES   By ELIZABETH WEISE | USA Today | Published: August 24, 2017 https://www.stripes.com/news/navy/could-hackers-be-behind-the-us-navy-collisions-1.484351#.WZ_bnChJbcs SAN FRANCISCO (Tribune News Service) — 米海軍艦船で相次いで発生した民間商船との海上衝突事故の裏にハッカーがいるのか。専門家の意見では可能性は限りなく低いながら不可能ではないとし、米海軍が調査を開始した。 ツイッターの噂では、衝突事件二件はサイバー攻撃あるいはジャミングが原因だ。今年に入り米海軍関連の事故が連続4件発生しており、うち二件が死亡事故になったが高度なコンピュータ装備を備えた軍艦で航法上の過ちが起こったことから世界規模の米政府へのサイバー攻撃へ懸念が生まれている。 海軍作戦部長ジョン・リチャードソン大将もツイッターで今週月曜日にサイバー侵入や妨害活動の証拠はないが、「想定できる可能性すべてを検討する」と述べた。 技術に詳しい専門家の言ではGPSがハッキングされ艦の航法装備が悪影響を受けるシナリオは可能としながら今

ヘッドライン11月25日 カナダがホーネットつなぎ導入へ他

11月25日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 カナダが新造ホーネット18機導入を検討中 運用中のCF-18につなぎとしてスーパーホーネットを導入すると、ロッキード・マーティンには痛手となる。トリュドー首相はF-35導入はしないと断言している。CF-18は高機齡となり機数も減衰しており、戦闘機勢力のテコ入れは必至の状態。ロッキードはカナダがF-35導入しない場合、同国産業界向け発注を他に振る向けると牽制する姿勢を示している。 http://www.defensenews.com/articles/canada-announces-plan-to-buy-18-super-hornets-start-fighter-competition-in-2017 イオン嵐とGPS アフリカから南アフリカ上空の低軌道周回衛星ガイオン層の乱れを受けてGPS信号が受信できなくなる現象をヨーロッパ宇宙機関が発見した。イオン層は太陽光により自由電子が分散し、イオン物質が入らないバブルが混じることで「嵐」の状態になる。 http://www.defensenews.com/articles/blame-the-ionosphere-for-gps-blackouts イリジウムが新世代軍事通信手段を提供 イリジウムは国防総省から新規契約を交付され、軍事通信分野の近代化を支援することと鳴った。同社はこれまでもペンタゴンとの契約実績があり、保安回線通信手段を提供している。 https://defensesystems.com/articles/2016/11/22/satellite.aspx 海自徳島基地でフィリピン海軍向け飛行訓練実施へ 海上自衛隊徳島基地でフィリピン海軍パイロット2名が機種転換訓練を受ける。海自練習機TC-90の供与に伴う訓練で来年3月に終了する。合計6名のパイロットを養成する http://www.news24.jp/nnn/news8674303.html 北朝鮮は韓国に勝てない 国内で混乱が続く韓国だが、本当に北朝鮮に対して劣勢なのか。韓米両国に韓国の脆弱性を強調する傾