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2025年12月30日火曜日

イスラエル軍にが新型レーザーシステム「アイアンビーム」が導入され、多層防衛システムで効果を発揮する期待され、迎撃手段とその対象の価格差を埋められるか注目だ

 

イスラエルが新型レーザーシステム「アイアンビーム」の供用を開始

ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズは12月29日、アイアンビームシステムをイスラエル空軍に引き渡した

Breaking Defense 

セス・J・フランツマン 

2025年12月29日 午前10時22分

イスラエルのアイアンビームレーザーシステムが稼働開始。(イスラエル国防省)

エルサレム発―イスラエルのレーザー防空システム「アイアンビーム」が正式に稼働を開始した。

イスラエル国防省とラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズは12月29日、初のアイアンビームシステムをイスラエル空軍に引き渡した。共同プレスリリースによれば、これは年末までにアイアンビームを納入する公約を期限ぎりぎりで達成した形だ。

同省は、ヘブライ語で「オル・エイタン」と呼ばれるこのシステムが「様々な脅威に対する広範な試験を経て、ロケット弾、迫撃砲、無人航空機(UAV)の迎撃に成功した」と指摘し、「イスラエル空軍に統合され、アイアンドーム、デイビッドスリング、アローシステムを補完し、イスラエルの多層的防空システムの一部となる」と述べた。

高価なキネティック迎撃システムと小型ドローン・ロケットのコスト格差を考慮すれば、レーザーによるドローン・ミサイル・ロケット迎撃の可能性は軍が長年望んできたものだ。これまでの発表によれば、アイアンビームは約10キロメートル圏内の目標を焼却または破壊できる。

イスラエルのカッツ国防相は今回の納入を「重要な瞬間」と称賛し、「本日ここに確立された先例に対し、計り知れない誇りを感じている。高出力レーザー迎撃システムが完全な運用成熟度を達成したのは世界初であり、多様な作戦シナリオを再現した広範な試験シリーズを通じ、複数回の迎撃を成功裏に実行した」と述べた。

ラファエルのヨアヴ・トゥルゲマン社長兼CEOは、2023年10月7日のテロ攻撃とそれに続く二正面戦争でイスラエルが戦闘中だった時期でさえ、同社が「前例のない技術的能力を開発し、先見的な構想を運用可能な現実に変えた」と指摘した。

国防省のアミール・バラム事務総長は、今回の納入が開発から量産への初期段階完了を意味すると説明。「既に多数の追加システムが生産中だ」と述べ、「生産を継続しつつ、地上・空中配備向け次世代防衛システムの開発も進めている」と語った。

ラファエルは、「アイアンドーム」防空システムの補完としてレーザーシステムに大きく賭けており、動的迎撃ミサイルを大幅に安価な指向性エナジーで置き換えている。同社は過去数年間でレーザー防衛システム数式を開発しており、小型版の「ライトビーム」や移動式バージョンもその一つだ。イスラエル当局は2025年5月、レーザーが既に脅威の撃墜に使用されたと述べていた。

発表によれば、その他の産業パートナーには「レーザー光源を担当するエルビット・システムズSCDシャフィール・システムズを含む他の防衛産業」が含まれる。■


Israel’s new laser system goes active

The Israeli Ministry of Defense and Rafael Advanced Defense Systems delivered the first Iron Beam system to the Israeli Air Force on Dec. 29.

By Seth J. Frantzman on December 29, 2025 10:22 am

https://breakingdefense.com/2025/12/israels-new-laser-system-goes-active/



2023年6月19日月曜日

レーザー兵器はここまで小型化できた。レイセオンの新型パレット装備はピックアップトラックで移動し、すぐ稼働可。ドローン対抗手段として注目。

 

レイセオンのパレット型レーザー兵装は米軍仕様で作られ、スタンドアローン仕様で移動可能な装備


レイセオンのパレット式レーザー兵器は、米軍仕様の10キロワットレーザーで初の移動式スタンドアローン構成となった


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レイセオン・テクノロジーズは、完全可搬型の戦闘対応レーザーを米空軍に納入したと発表した。最新のレーザーは完全に移動可能ですぐに配備が可能だという。▼「パレット積みされた新しいレーザー兵器は、米軍仕様の10キロワットレーザーとして初めて、必要な場所に移動できるスタンドアローン構成としました」と、同社プレスリリースに説明がある。▼社内呼称「H4」の今回の戦闘用レーザーは、レイセオンが空軍に納入した4番目の兵器で、米国防総省(DOD)に納入した装備としては8番目となった。▼これまでレイセオンの高エネルギーレーザー兵器システム(HELWS)や、史上最強の戦闘用レーザーと呼ばれるロッキード・マーチン製品など、開発中の類似の戦闘用レーザー兵器を数多く取り上げてきた。▼しかし、今回の最新のコンバットレーザーは、これまでにない携帯性とともに、即戦力として活躍できるのが特長だ。▼つまり、戦闘用の各種車両に搭載し、実戦にすぐ投入できる。▼21世紀の戦場は、さまざまな新しい脅威で常に変化しているため、このような汎用性と実用性の高さが重要な意味を持つ。▼もちろん、定格出力10kWは最も強力なものではないが、低価格ドローンの使用が急速に拡大している非対称攻撃から前方部隊を守るのに適している。▼レイセオン・テクノロジーズの高エネルギーレーザー担当シニアディレクター、マイケル・ホフルは、「空軍がドローンの脅威を感じる場所ならどこでも、非対称脅威を阻止するために配備できる実績あるレーザー兵器が4種類ある」と述べている。▼「固定場所であれ、フラットベッドであれ、あるいはピックアップであれ、レーザー兵器はコンパクトで頑丈で、すぐに使えるものです」。▼「当社は、この新しい技術を必要とする人員に現場で提供する空軍を支援することを誇りに思います」「システムの能力を信頼し、確信しています」と述べた。▼プレスリリースでは、新型レーザー兵器システムは、「高エネルギーレーザー兵器モジュール、ビーム監督を兼ねた長距離EO/IRセンサー、熱制御、内部電源、ターゲットソフトウェアで構成」とある。▼同リリースによると、レーザーシステムはノートパソコンとビデオゲーム風のコントローラーで操作でき、「必要な防御層を提供するため、既存の各種防空・指揮統制システムにプラグインできる」とある。▼DODは、戦闘用レーザーや、「トールのハンマー」として知られているマイクロ波システムのような他の指向性エネルギー兵器にますます注目し、多くの新たな脅威に対処している。▼開発中の強力な戦闘用レーザー兵器は、100kWから300kWの範囲で、飛来するミサイルや、場合によっては敵機を撃墜する可能性がある。▼しかし、なんといっても軍へのな脅威は、ドローン使用が拡大し続けていることだ。▼また、レーザーの弾薬は軽量で、従来型弾薬より大幅に安いため、現在、空中の脅威を撃墜する選択肢の通常弾薬よりレーザーを使用することには本質的なコスト・ベネフィットがある。▼このコスト・ベネフィットをイスラエル国防省が強調しており、従来型ロケット弾で敵のドローン、迫撃砲、ミサイルを落とすアイアンドーム・システムを補完するため、アイアンビームと呼ばれるレーザーシステムを配備している。▼イスラエルのナフタリ・ベネット首相のツイートには、「これは、1発あたり3.50ドルのコストで、向かってくるUAV、ロケット弾、迫撃砲をレーザーで撃墜する世界初のエネルギーベースの武器システム」とある。1発15万ドルとも言われるアイアンドームロケットのコストに比べれば、戦闘にレーザーを使用するメリットは歴然だ。▼レイセオンと空軍の発表では、H4の配備時期で具体的なことは述べられていないが、この兵器の可搬性と戦闘投入可能を考えれば、ほぼ即座に行動を開始できる可能性がある。■


Raytheon Technologies Delivers Fully Portable, Combat-Ready Laser to U.S. Air Force - The Debrief

CHRISTOPHER PLAIN

JUNE 13, 2023

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Christopher Plain is a Science Fiction and Fantasy novelist and He Science Writer at The Debrief. Follow and connect with him on Twitter, learn about his books at plainfiction.com, or email him directly at christopher@thedebrief.org.


2014年3月10日月曜日

海軍艦載レーザー兵器開発の現状(米議会文書から抜粋)米海軍協会


Document: Report on Navy Shipboard Lasers

USNI News
Published: February 28, 2014 2:50 PM
Updated: February 28, 2014 2:51 PMThe Laser Weapon System (LaWS) installed aboard the guided-missile destroyer USS Dewey (DDG-105) US Navy Photo
The Laser Weapon System (LaWS) installed aboard the guided-missile destroyer USS Dewey (DDG-105) US Navy Photo

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以下は2013年2月7日付議会調査局による報告書「海軍艦載レーザー兵器による対水上艦艇、航空機、ミサイル防御策」からの抜粋である。

これまでより高出力のレーザー兵器の搭載が今後数年で可能となり、米海軍水上艦艇に敵の水上艦艇や航空機をから射程10マイルで防御能力が備わる。また最終飛行段階での敵弾道ミサイルの防衛手段にもなり、中国の新型対艦弾道ミサイル(ASBM)も含まれる。

海軍と国防総省は海軍水上艦艇用に三種類のレーザーを開発してきた。繊維状固体レーザーfiber solid state lasers (SSLs),スラブ状SSL slab SSLs および自由電子レーザー free electron lasers (FELs)である。
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海軍が独自開発した繊維状SSL試作機はレーザー兵器システム Laser Weapon System (LaWS)の名称。もうひとつの繊維状SSL開発は戦術レーザーシステム Tactical Laser System (TLS)と呼ばれる。国防総省にはスラブ状SSLの軍事利用で複数案があり、海上レーザー実証 Maritime Laser Demonstration (MLD)をまず開発中。低出力FEL試作機は完成ずみで、現在は高出力モデルを開発中だ。艦載兵器として各型の効果が異なる。

海軍はレーザー技術を開発しつつ艦載装備を念頭においた試作機を完成させ今後の艦載レーザーの方向性をまとめているが、まだ量産型の調達は開始していないし、レーザーを艦艇に搭載する具体的な計画はない。海軍艦艇にレーザーを搭載するためには議会としては以下の点を検討すべきである。.


  • 海軍予算の制約を考慮すると、何種類のレーザー開発を継続すべきか、また現在開発中の各型式の比較優位性は何か
  • 艦載レーザー兵器により海軍艦艇の設計、調達がどんな影響を受けるか。とくにDDG-51駆逐艦フライトIIIの調達を海軍が2016年度に開始したいとしてることとの関係で。