ラベル アルカイダ掃討作戦 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アルカイダ掃討作戦 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年8月2日火曜日

速報 アルカイダのトップ、ザワヒリをCIA無人機がカブールで殺害

 

 

アルカイダ指導者アイマン・アル・ザワヒリが、同団体が2021年9月に9・11テロ事件20周年を記念して出したビデオに映っている。サハブ/アルカイダのビデオから

 

エジプト出身のアイマン・アル・ザワヒリAyman Al Zawahirは、米国の空襲で創設者オサマ・ビン・ラディンが死亡して、アルカイダのトップに就任していた。

 

 

ワイトハウスによると、ジョー・バイデン米大統領は今晩遅く、アフガニスタンでアルカイダを標的とした「テロ対策作戦の成功」に関し公の場で演説を行う。公式には確認されていないが、米軍無人機による攻撃でテログループの指導者アイマン・アル・ザワヒリが殺害されたとすでに大きく報じられている。アフガニスタンでは、タリバンがカブールを奪還した後、欧米が支援してきた政府が崩壊し、米軍をはじめ米政府部門は1年近く前に混乱した撤退を完了していた。

 CNNによると、詳細は限られているが、米政府高官は「週末、米国はアフガニスタンの重要なアルカイダ標的に対してテロ対策作戦を実施した」と述べた。「作戦は成功し、民間人の死傷者はなかった 」という。

 Fox NewsとReutersは、匿名情報源を引用して、米軍ではなく、中央情報局のドローンが、攻撃を実行し71歳のアル・ザワヒリを殺害したと報じている。The War Zoneがこれまで報告したように、CIAと米統合特殊作戦司令部の間には、特に非常に高価値ターゲットへのドローン攻撃に関して、強い協力関係があることが証明されている。米軍は現在も、撤退後の「不朽のセンチネル作戦」と呼ばれる任務の一環として、他国からアフガニスタンでのいわゆる「オーバー・ザ・ホライズン」テロ対策活動を公式に展開している。

 また、昨日アフガニスタンの首都カブールで行われた米無人機による空爆が、同国のタリバン当局がテロリスト集団ISIS-Kのメンバーを標的にしたとする報道と何らかの関連があるかは、明らかにされていない。

 昨年発表された国連報告書は、アル・ザワヒリがアフガニスタンとパキスタン国境沿いに潜伏している可能性が高いことを示唆している。同時に、タリバン支配後のアフガニスタンでは、アルカイダンバーがより自由に行動できるようになったことを示す重要な証拠がある。

 エジプト出身のアル・ザワヒリは1998年から同グループの幹部を務め、同年5月にパキスタンでの米国の空爆により悪名高い創設者オサマ・ビン・ラディンが殺害された後の2011年に指導者となった。アルカイダは昨年、ニューヨークとワシントンDCで起きた9・11テロ事件から20周年を記念しアル・ザワヒリのビデオを出したが、これは本人が死亡したという噂の後に出てきた。

 米国政府は以前、アル・ザワヒリの逮捕につながる情報に対して2,500万ドル報奨金を提示していた。

詳細な情報が入り次第、この記事を更新していきます。

 

更新:午後8時15分(東部標準時)

 ジョー・バイデン大統領は、週末にアフガニスタンのカブールでアイマン・アル・ザワヒリを殺害した空爆を指示したことを認めた。空爆されたとき彼の家族も家にいたにもかかわらず、空爆で民間人は殺されなかったと大統領は述べた。

 ザワヒリは9.11の立案に深く関わり、アメリカ国内で2977人を殺害した攻撃で最も責任のある(個人の)1人である。バイデンはホワイトハウスからの演説で、「彼は何十年もの間、アメリカ人に対する攻撃の首謀者であり、2000年のUSSコール襲撃は17人のアメリカ人乗員の死亡と数十人の負傷を引き起こした」と述べました。  「彼はケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件で重要な役割を果たし、224人を殺害、4500人以上を負傷させた。彼はアメリカ市民、アメリカ軍兵士、アメリカ外交官、アメリカの利益に対し殺人と暴力の痕跡を刻みました」。

 バイデンは、オサマ・ビン・ラディンの死後、ザワヒリがアルカイダを率い、隠れて攻撃を計画し続け、また別の方法で攻撃を鼓舞し続けたていたと強調した。

 バイデンはさらに、「時間がかかろうとも、どこに隠れようとも、もしわが国民にとって脅威であるなら、米国はお前を見つけ出し、連れ出す」と付け加えた。

 バイデンは、米国の攻撃は、民間人犠牲を最小限に抑えることに特に重点を置いて計画され、実行されたと述べました。米国政府は、バイデン政権と前任者がアフガニスタン他の地域で行った空爆で民間人の犠牲があったことが明らかになり、過去1年ほどで大きな批判を浴びてきた。

 バイデンはまた、今回の空爆は、昨年の混乱した米軍撤退後、アフガニスタンをテロリストの安住の地にしないという約束を実現していることの証明だとも述べた。アフガニスタンの治安が悪化し、ちょうど1年前にカブールで西側が支援する政府が最終的に崩壊したこと、そしてその後に起こったことへの大統領の対応については、今も大きな批判がある。特に、米軍や米国政府の他の機関、国際社会の他の要素と共に働いた何千人ものアフガニスタン人が、退役軍人や他の民間人で構成される様々な団体による移転支援活動を含め、現在も同国に残っており、タリバンによる報復の深刻な危険にさらされている。■


Al Qaeda Leader Ayman Al Zawahiri Killed In U.S. Drone Strike (Updated)

 

BYJOSEPH TREVITHICKAUG 1, 2022 6:49 PM

THE WAR ZONE


2019年1月8日火曜日

これが米国式の正義だ 2000年のUSSコール爆破事件の犯人を元日に空爆で殺害

U.S. Airstrike Kills Terrorist Behind USS Cole Bombing
USSコール爆破事件に関与した犯人が米空爆で死亡


By: Ben Werner
January 4, 2019 4:49 PM


2000年にイエメンからMV ブルー・マーリンにより搬送されるUSSコール。 US Navy Photo

日の米軍空爆でジャマル・アル-=バダウィが死亡したようだ。2000年10月にアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSコール(DDG-67)の爆弾攻撃を調整した人物と関係者が伝えている。


「ジャマル・アル-バダウィがイエメン空爆で死亡したとの報道は承知している」と米中央軍報道官ビル・アーバン大佐がUSNI Newsの照会に対して電子メールで回答してきた。「米軍が精密爆撃を1月1日にイエメンのマリブ行政区を実施しジャマル・アル-バダウィを標的とした。同人はアルカイダの伝説的工作員でUSSコール襲撃事件への関与で知られている」

CNNが1月4日午後にジャマル・アル-バダウィの死亡を伝えた


FBI指名手配書でのジャマル・アル-バダウィ FBI photo.

米軍は空爆の効果をまだ調査中で、しかるべく手続きを経てから本人の死亡を確認するとアーバン報道官が述べている。

2000年10月12日にコールはイエメンのアデン港で念慮補給中だったが、アルカイダ戦闘員二名がゴムボートで同艦左舷にまわり爆弾を起爆したと米海軍歴史伝統本部がまとめている。

.爆発でコールには40フィートの穴があき、水兵17名が死亡した。艦は残る乗員が沈没を食い止め、ミシシッピ州パスカゴウラに搬送され大掛かりな修理を行った。

爆破事件を受けてFBIは対テロリズム部門から100名超の捜査官を動員したほか、各地の駐在捜査官が事件を捜査した。その結果、FBIはアルカイダが事件を計画実施したことを突き止めたとFBIの捜査史にある。

連邦大陪審は2003年にアル-バダウィ及び共犯者フアハド・アルキューソをテロ関連犯罪50件の罪で有罪とし、コール以外に2000年にUSSザ・サリヴァンズ(DDG-68)の爆破も狙っていたと結論づけた。米政府は賞金5百万ドルでアル-バダウィ逮捕に繋がる情報を求めと米司法省の記録にある。

アル-バダウィの起訴状によればオサマ・ビン・ラディンに近い筋により勧誘され攻撃を実施に至ったとある。またアル-バダウィが戦闘員用に隠れ家をアデンで確保したともあり、攻撃に用いたボートを手配し、tラックでボートをアデン港に運んだともある。

連邦大陪審がアル-キューソをコール襲撃幇助の一環で市内アパートから一部始終を撮影したと断定。アル-キューソは2012年に米軍の無人機空爆で死亡したとの報道がある。■

コメント これが米国の正義の意味です。地球の果まで自国人を殺害した犯人を追求し、欠席法定で有罪となれば本人を生死を問わず排除する。記事には全く触れていませんが、同人が偶然殺害されたのではなく、情報戦の勝利でしょう。では、過去日本人を殺害した複数案件の外国人を日本は起訴もしていないのはどういうことでしょう。当然、捜査も終結しています。遺族からすればやりきれないですね。

2017年2月7日火曜日

イエメン強襲作戦の内幕を推理する


What has emerged so far about the deadly U.S. Special Operations on Al Qaeda in Yemen

Feb 02 2017 - By Tom Demerly


米特殊軍団によるイエメンのバイダ地方ヤクラのアルカイダ施設郷愁作戦の情報がその後浮かび上がってきた。

  1. 作戦情報は依然極秘扱いだがABC13 News Now の記者エリーズ・ブラウンが消息筋から「アルカイダはSEALの来襲を事前に知っていたようで準備していた」との発言がABCニュースにあったと伝えている。
  2. 米海軍上等兵曹ウィリアム・「ライアン」・オーウェンス(36歳、イリノイ州出身)が作戦中に死亡したと報道されている。その他に米隊員三名が負傷し、別に海兵隊MV-22オスプレイの着陸失敗で3名が負傷した。同機は米軍により地上で破壊され敵による機体回収を防いだ。
  3. 今回の急襲作戦は米特殊部隊の混成チームで実施されたようだが、オーウェンス兵曹は東海岸配備の米海軍海空陸(SEAL)チームの所属でヴァージニア州リトルクリーク基地に配属されていた。報道によればオーウェンスは特別に訓練を受けたタスクフォース・ブルーの所属で「SEALチームシックス」とメディアが報じる部隊のことだ。
  4. 米海軍のタスクフォース・ブルーには対テロ特殊作戦部隊と同様に内部に「戦隊」を置いており、赤、金、青、銀の各戦隊が「急襲」部隊で黒戦隊が支援し、その他情報収集分析部隊が後方に回る。オーウェンス兵曹の所属戦隊は不明だ。
  5. 公式発表では急襲の目的は物理的な情報の確保で、電子媒体やコンピューターのハードディスクや文書でアルカイダの今後の作戦を知ることだったとロイター通信は米国防総省から報道陣に説明があったと伝えている。
  6. ロイターのカイロ駐在モハメド・エル・シェリフの記事によれば「現地のアルカイダは2015年のシャルリエブド編集部襲撃事件をお膳立てした以外に米エアライン機の撃墜もねらっていたという。
  7. 急襲作戦は現地報道によれば「一時間の消火活動」で終わったという。死傷者報道はバラバラで現地人17名から30名が死亡したとしており、アルカイダ戦闘員含め急襲作戦で地上で死亡しているという。
  8. 週末に実施された米特殊部隊による急襲は「相当前に」立案されており、情報収集内容を反映していた。急襲のタイミングは匿名条件の米軍内部関係者によれば「ちゃんとした理由がある」のだという。おそらく月齢が関係しているのだろう。新月で急襲は実施されており、反射の関係から暗さが最大限期待できた。
Approximate location of the raid (Google Earth screenshot)

  1. 衛星画像からは対象地は山地に囲まれた小都市で海抜は1500フィート以下とわかる。つまりMV-22オスプレイの着地失敗には高地特有の渦輪気流は関係なかったことになる。
  2. オサマ・ビン・ラディンへの急襲となったネプチューン・スピア作戦で特殊部隊仕様のヘリコプターが着陸に失敗した原因が渦輪気流であった。回転翼機が自機の回転翼流に包まれて急降下すると揚力が消滅する。
  3. 当日の天候条件は華氏70度と比較的低く、視界は新月で「8マイル」で中程度の湿度と風速10マイル以下であった。これに暗い月明かりの条件を加えても作戦実施には差し支えない範囲だった。
  4. 一部報道では急襲はアデン湾の米海軍艦船から行ったとしている。
  5. 追加航空支援は同艦が搭載する海兵隊のAH-1Zヴァイパーガンシップから投入可能だったのだろう。また現地報道ではガンシップを「アパッチ」だったとしている。これは考えにくい。急襲作戦は艦船から始まったとの報道があるためだ。
  6. では同地区にいた艦船名は何か。保安上の理由があるが、強襲揚陸艦からの発進だったとすれば、可能性はUSSキアサージ、バターン、ボンノム・リチャード、イオウジマ、またはマキン・アイランドであろう。オンライン資料によればUSSワスプ、エセックス、ボクサーの当日の位置もわかる。
  7. 米第五艦隊管轄地区で興味深い艦船関連の報道があるのは通常とは違う仕様に改装sれたUSSポンセ(AFSB(1)-15)の存在だ。USSポンセの可能性があるのは最近同艦が特殊作戦支援用の改装を受けているためで、ヘリコプター甲板があり、その他特殊部隊用仕様もある。USSポンセは艦載レーザー兵器システム(LaWS)の運用試験にも使われている。
複合艇に爆発物処理移動ユニット’EODMU)12隊員が乗り、移動海上基地(暫定)のUSSポンス(AFSB(I) 15)の収納部分に入ろうとしている。 (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Scott Raegen/Released)
  1. また最近だが同地区には誘導ミサイル駆逐艦USSニッツェ (DDG-94)とUSSメイソン(DDG-87)がUSSポンセとともに展開しているとの報道がある。各艦はイエメン沖合のバブ・エル・マンデブ海峡近くで活動中とされ、紅海とアデン湾を結ぶ場所にいたとの報道が9月にあった。そのまま残っていれば、今回の作戦に各艦も参画していた可能性がある。
  2. イエメンでの米特殊作戦に注目が集まったのは2016年5月6日のNBCニュースでペンタゴン報道官ジェフ・ディビス海軍大佐の発言として「小規模の米軍人がイエメンで限定的な支援をアラビア半島のアルカイダ勢力と戦っているイエメン政府及びアラブ連合軍に提供している」と報道したためだ。これは以前の発言である「米軍部隊はイエメンでは2014年12月以降いかなる特殊作戦も実施していない」との声明と矛盾していた。
  3. そして水曜日遅くに飛び込んできたのがドナルド・トランプ大統領が予定外にドーヴァー空軍基地(デラウェア州)に移動し、オーウェンス兵曹の遺体帰国に立ち会うとの発表だった。トランプ大統領はマリーンワン専用ヘリコプターでイヴァンカ令嬢、デラウェア選出クリス・クーンズ上院議員とともにドーヴァー基地に向かった。■

U.S. President Donald Trump and his daughter Ivanka Trump walk toward Marine One while departing from the White House, on Feb. 1, 2017, en route to Dover Air Force Base. (Credit: Mark Wilson/Getty Images)