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ラベル(2021年10月USSコネティカット衝突事故)が付いた投稿を表示しています

USSコネティカット修理に米議会が予算を計上したが、最終費用と工期は不明。同艦がそれだけ重要な装備品である証拠。ただし、インフレ調整でドル価値が減っていることに驚く。

  USNI News   米議会はUSSコネティカット修理に50百万ドルを計上したものの、修理費用ははるかに膨らみそうだ。   2022 年度国防政策法案の最新版からUSSコネティカットの修理費用の概略がうかがわれる。同法案では10百万ドルで艦首ソナードームを調達し、さらに40百万ドルでその他「緊急を要する修理」を実行するとある。     Forbes 記事でクレイグ・フーパー Craig Hooper が真っ先にコネティカット修理の内容を伝えている。同法案は上院を通過しており、ジョー・バイデン大統領の署名を待つのみだ。同法案は今月初めまで国防認可法案(NDAA)と呼ばれていた。コネティカットは南シナ海で水中海嶺に衝突し、ソナードームを喪失したほか各所に損傷を受けた。   US CONGRESS   NDAAではシーウルフ級潜水艦用の艦首ドーム調達費用を計上している。単位は千ドル。   US CONGRESS   その他「緊急修理」費用も計上されている。単位は千ドル。   海中衝突事故後に同艦はグアムへ移動し、ほぼ2カ月かけて損傷の初期評価(内容不詳)を受け、緊急修理および内容不詳のテストを受けた。同艦はグアムからサンディエゴ移動を経て週末に最終的にワシントン州に帰港した。   事故後のコネティカットは安全に潜航できなくなり、ソナードームを喪失し制御が難しくなり、航行の安定性を欠いており、太平洋横断は悪夢の経験になったはずだ。   法案をこれ以上見てもコネティカット修理の情報は他になく、同艦を復帰させるため必要な作業がこれ以上あるのかも不明だ。ソナードームが10百万ドル超の装備であることに驚く向きもあるかもしれないが、同艦を完全復帰させるにはさらに費用が掛かるのは大いにあり得る話だ。   USSコネティカットがワシントンン母港へ到着 (UPDATED) By Joseph Trevithick Posted in THE WAR ZONE USSコネティカットのサンディエゴまでの移動は悪夢の体験 (UPDATED) By Tyler Rogoway Posted in THE WAR ZONE USSコネティカットがサンディエゴを出港 ...

艦首喪失したまま太平洋横断したUSSコネティカットがサンディエゴをあわただしく出港し、母港ブレマートンへ移動中

SANDIEGOWEBCAM VIA @WARSHIPCAM   シ ーウルフ級高速攻撃型潜水艦USSコネティカット(SSN 22)はここ数カ月大変な目にあっている。南シナ海での水中衝突後にグアムに二カ月停泊し、本格修理のため米本土へ全行程6千マイルを移動しサンディエゴに帰還したが、航海は全行程浮上したままで乗員には決して愉快なものではなく、さらにサンディエゴ入港も事前発表はなく最終寄港地が別にあることが推定されていた。海軍は同艦は母港ブレマートン(ワシントン州)に移動し、修理すると発表した。同艦はサンディエゴを出港し、太平洋岸北西部に向かう。   海軍艦艇の動きを追う @warshipcam が本日午後のサンディエゴ港ウェブカム映像を投稿しており、艦首がないままのコネティカットが出港する姿が見られる。サンディエゴへはわずか三日の寄港となった。同艦は12月12日日曜日朝に同港へ到着し、駆逐艦USSマスティン(DDG 89)が随行して入港しており、太平洋横断中も安全確保と護送にあたったものと思われる。同艦はコネティカットと同時にサンディエゴを出港しており、この観測の通りだったと判明した。   出港時の映像からコネティカットの損傷がよくわかる。 SANDIEGOWEBCAM SANDIEGOWEBCAM   米海軍からはコネティカットの行動について情報開示はなく、サンディエゴ到着し、太平洋横断後の状態は良いとの発表があったのみだ。   ワシントン州に直行せず、同艦がサンディエゴにまず入港した理由が不明だ。カリフォーニアに悪天候で降雨量が増えたことを考慮し、入港地を変更したのだろう。あるいは最初から真珠湾など途中停泊が想定されていたのかもしれない。ただし、グアムからハワイへの距離はサンディエゴあるいはワシントンよりも遠い。   コネティカットを再び作戦投入可能状態に戻す長く困難な作業については今後もお伝えしていく。   コネティカットが浮上したまま航海したことがどれだけつらかったかがわかるクリップが出た。潜水艦乗りアーロン・エイミックが潜水艦で6千マイル超を3週間かけて航行するのがいかに大変化を伝えている。さらに、コネティカットの場合は艦首を喪失したままの状態だったので大変だったはずだ。 この大変な航行を...

南シナ海で事故に遭遇したUSSコネティカットがグアムを出港。艦艇補修能力が不足の米海軍には痛い展開になるが、シーウルフ級の重要性のため高優先順位で修理が行われそうだ。一方、事故は回避可能だったとの海軍結論で艦長他が解任された。

  USN     米 海軍のシーウルフ級原子力攻撃型潜水艦USSコネティカットがグアムを本日出港した。同艦は自力航行しているが、目的地は不明で、ワシントン州へ帰還の前に試験航行した可能性もある。同艦が海図にない海中山岳に衝突し損傷を受け一カ月以上が経過しているが、海軍当局は事故は回避できたと結論づけている。   コネティカットの出港をまっさきにつたえたのはUSNI Newsで、アプラハーバーのバースから移動しているのが航路追跡ソフトウェアで確認できた。中国国内の SCS Probing Initiative もこれを確認している。同艦は事故発生の6日後の10月8日にグアムに入港していた。事故は南シナ海で発生したとされる。   「USSコネティカットは被害評価、修理、テストをグアムで受け、安全かつ安定した状態のままだ」と海軍中佐シンディ・フィールズ Cdr. Cindy Fields 報道官(太平洋艦隊潜水艦戦隊SUBPAC)が The War Zone に述べている。中佐は同艦が出港したかには触れていない。   海軍は繰り返し同艦の原子炉及び推進系には事故で損傷はなかったと述べている。ただし海中山に衝突した際の艦体への損傷程度は不明だが、衛星画像では前方のソナードームが完全につぶれた可能性が見える。その他報道でもバラストタンク含む艦の下方で損傷が発生したとある。   確実なことは言えないが、同艦はグアムを離れて移動中なのか、自力航行が可能なのか確かめてから別の基地に移動するのだろう。フィールズ中佐の発言とも符合するのは海軍が同艦への損傷評価を完了していないことだが、内容不詳の「修理」および「テスト」も行っている。   同艦の損傷度合が伝えられるより深刻だとすれば、ドライドックに入れる必要がある。アプラハーバーにはこの作業に適した設備がないため、海軍は母港のブレマートン(ワシントン州)で大規模修理を行うと公表している。同艦が安全に外洋航行できない場合は、民間会社を雇い大型運搬船で同艦をグアムから移動させる。   海軍はコネティカットの修理と現役復帰を費用や時間に構うことなく真剣にとらえている。シーウルフ級が三隻しかないことを考えると理屈に合う。各艦は高性能の大型艦で需要が高く、情...

USSコネティカットの事故調査結果が判明。水中地形に衝突していた。潜水艦修理設備の不足がこの事件で注目を集めている。

  USS コネティカット (SSN-22) が横須賀に入港していた。July 31, 2021. US Navy Photo     U SSコネティカット(SSN-22)の事故調査で同艦は南シナ海で海図に載っていない海山に衝突していたと判明した。   事故は10月2日発生し、調査は先週終了した。報告書は第七艦隊司令カール・トーマス中将へ回覧されており、追加措置が必要となるか待つ状態だ。   「調査によりUSSコネティカットは海図にない海山と接触したことが判明し、事故地点はインド太平洋の公海内だった」と第七艦隊報道官ヘイリー・シムズ中佐がUSNI Newsに11月1日述べている。   バラストタンクが損傷したコネティカットは潜航できなくなり一週間かけてグアムへ移動を余儀なくされた。米海軍は原子炉や推進機関に損傷がないと繰り返し発表している。 . 同艦はグアムで初期修理工事を海軍海洋システムズ本部の監督下で進めており、ピュージェットサウンド海軍工廠から人員が派遣され、潜水艦補給艦USSエモリー・S・ランド(AS-39)が支援している。   海軍はまず同艦が追加修理のためグアムから安全に航行できるか判断する。最終的な修理の場所と時期は海軍整備部門の作業日程次第だ。   「公的海軍施設で作業を行うことになれば進行中の作業日程が影響を受ける」と海軍次官補代理ジェイ・ステファニーが下院軍事委員会で先週発言していた。   同艦の修理工事で潜水艦部隊の保全整備の作業残があらためて注目を集めている。   下院軍事委員会シーパワー・兵力投射小委員会を仕切るジョー・コートニー議員(民 コネティカット)は潜水艦用乾ドック施設がハワイ以西に不足していると指摘した。   「グアムにもドックがなく、潜水艦補給艦が代行している。想定外の事態になれば修理施設が必要になる」   「攻撃型潜水艦の公的海軍施設での修理活動は優先順位が低くなっているが、シーウルフ級は世界各地で重要なミッションについており他に代えがたいはずだ」   コネティカットはシーウルフ級攻撃型潜水艦三隻の一つで冷戦時に深海でソ連潜水艦を狩るべく開発された。冷戦終結で各艦は改修を受け、海軍で最も機微なミッシ...

USSコネティカットの衝突事件を材料に米国を非難する中国はまるで日本の立民・共産党のようだ、同艦の損傷は深刻ではない模様

米海軍のシーウルフ級攻撃型潜水艦USSコネティカット  US Navy 中国関係者は米潜水艦の衝突事件を隠ぺいしていると米国へ非難の声を強めている ペンタゴンはこれを一蹴し、事件発生を公表したことこそ透明性の証明だとする 事件は米中の対立が目立つ南シナ海で発生した 中 国が南シナ海で今月初め発生したなぞの潜水艦事件の真相発表を繰り返し米国に求めている。米国が情報を「出し惜しみ」し、隠ぺいを狙っているとの非難だ。米側はその主張は当てはまらないと応酬している。 10月26日、中国外務省報道官趙立堅Zhao Lijianは1米国が「無責任」に「情報隠匿」しているとし、中国は事件の詳細を公表しない米国に「重大な懸念」を抱いていると発言した。また詳細情報開示がないことから「米国に対し真実と意図を尋ねるのは当然だ」とした。 「USSコネティカットが南シナ海で極秘裏に何をしていたのか。何と衝突したのか。そもそも衝突はなぜ発生ししたのか。放射能漏れで海洋環境汚染は発生したのか」 趙報道官の発言は同人の10月11日内容と全く同じで、米国が事件のもみ消しを狙い情報を隠していると批判していた。直近発言には米国が潜水艦事故をもみ消そうとしており、「透明性の欠如」だと批判した中国国防省報道官 Tan Kefei に通じるものがある。 ペンタゴン報道官ジョン・カービーはもみ消しを狙っているとの中国発言をとらえ、「報道発表を公開しているのにも隠ぺいと言われるのは心外だ」と述べた。 潜水艦事件について米太平洋艦隊からの報道機関向け声明文はは衝突発生の5日後に出たもので、公表を遅らせたのは作戦の保安で懸念があったためだ。逆に中国は遅れを利用し、疑惑を印象付けようとしている。 米海軍によれば同艦の衝突地点は公海で、乗組員の生命に危険な結果は生まれず、艦は安定状態にあり、原子力推進関係は無傷だとした。 中国の問いかけは米国に情報開示を求めるもので、南シナ海での米潜水艦活動の状況を明らかにさせようとしている。とくに中国が戦略的な同海域に潜水艦基地を置いているため、コネティカットが監視偵察行動に従事していた可能性がある。だが中国政府の発言には別の角度も見られる。 米国は事あるごとに中国が南シナ海の軍事化を進めていると批判し、中国が域内諸国を力で威圧していると主張するほか、中国の主張に国際法の裏付けはないとし...