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2019年最後の記事はやはり戦闘機! F-15EX導入を米国は後悔しないか

F-15EX導入は間違いだったのか、歴史を見ないとわかりませんが、 おかげで米国で次の戦闘機プロジェクトが遅れるのは確かでしょう。NGFが実現するとすれば、米国との共同作業がやはり一番現実的なのではないでしょうか。F-15Jでは今年は新しい動きもありましたね。ISRに主軸を起きたいのですが読者の皆さんはやはり戦闘機にご関心が高いようです。では皆様良いお年を。 Why Does Russia Want the United States to Buy the F-15EX Fighter? ロシアがF-15EX導入を米国に希望する理由とは We shouldn't take Moscow's advice. モスクワの意見を聞く必要はない 。 by David Axe   December 30, 2019  Topic: Security   Region: Europe   Blog Brand: The Buzz   Tags: F-15 EX F-15 F-32 Russia Russian Air Force U.S. Air Force https://nationalinterest.org/blog/buzz/why-does-russia-want-united-states-buy-f-15ex-fighter-109536 Key point: Non-stealthy F-15s will be unable to compete against peer competitors like Russia and China. 非ステルスF-15ではロシア、中国の現有機材に対抗できない 。 F -15EXイーグル戦闘機を ボーイング から調達し ロッキード・マーティン F-35を補完するペンタゴン決定はいまだに議論のまとだ。国防総省は空軍に対しF-15EX合計8機を総額12億ドルで2020年度予算要求に盛り込ませた。 空軍はこれに加え136機を2020年代中に調達する。新造イーグルは1980年代製F-15Cを運用中9個飛行隊に配備する。各飛行隊は概ね米本土の防衛任務についている。 Air Force誌が両機種を比較を掲載している。 機体単価は80百万ドルと同じだが、共通点はそこ

イスラエル陸軍を最強にしている5大装備

5 Reasons Why You Won't Beat Israel in a War. Period. You'll lose. by Kyle Mizokami   December 28, 2019  Topic: Security   Region: Middle East   Blog Brand: The Buzz   Tags: Israel Weapons Defense Tank Army Gaza https://nationalinterest.org/blog/buzz/5-reasons-why-you-wont-beat-israel-war-period-108931 イ スラエル陸軍も空軍と同様に創設時は規模は小さかった。ただし空軍よりも組織化は進んでいた。起源をたどるとシオニストの準軍事組織ハガナthe Haganahに行きつく。1920年代にユダヤ住民の安全を守るため生まれた組織だ。 ハガナは英国の統治機構に当初こそ協力的だったが1944年に枢軸側の敗北が見えるや敵対しはじめた。ユダヤ人国家設立の必要性が明白になったためだ。1947年にハガナは正規軍部隊になり、イスラエル国建国の二週間後にイスラエル陸軍になった。 以来イスラエル陸軍は毎年のように戦闘に臨んでおり、イスラエル防衛のためシナイ半島、レバノン、ガザ、西岸まで展開した。 1947年当時のイスラエル人口は少ないものの教育水準が高く、国軍の編成・訓練は迅速に展開できた。人員数に限界があるイスラエル陸軍は高度技術や火力に頼る傾向が強く、周辺国より高い実力を維持している。では中東各国に対決を回避させているイスラエル陸軍の主要装備5点を見てみよう。 メルカヴァ主力戦車: イスラエル軍総司令官イズラエル・タル大将の構想から生まれたメルカヴァはイスラエル初かつ唯一の国産主力戦車で、イスラエルの戦車構想から生まれた。全高が低く、強力な主砲を備えたメルカヴァはエンジンを車体前部に搭載し乗員の安全を守る。急角度の複合材装甲をつけたメルカヴァはシナイ半島のエジプト装甲部隊、ゴラン高原のシリア部隊に対し十分な防御能力を有する。 初期型は英国設計の105mm主砲を採用し、米M1エイブラムズの初期型と同様だった。後期型は国産120m

最新ヴァージニア級で攻撃型原潜の作戦内容はこう変わる

Navy Block V Submarine Deal Brings New Attack Mission Ops By Kris Osborn - Warrior Maven https://defensemaven.io/warriormaven/sea/navy-block-v-submarine-deal-brings-new-attack-mission-ops-Qsz78KWSoUCKcYsSq0rgEQ 大 量の火力を敵目標付近から投入する、脅威環境で「情報」活動を秘密裏に行う、水中から攻撃・偵察用無人機を発進させる...これが米海軍がヴァージニア級攻撃潜水艦ブロックVに期待する内容だ。 9隻が建造されると潜水艦による攻撃戦略や作戦構想に変化が生まれる。総額220億ドルのブロックV建造では全長80フィートの兵装部分が艦体に追加されトマホークミサイルが従来の12発から40発へと大幅に攻撃力を増強する。 「ブロックVヴァージニア級のヴァージニアペイロードモジュールは潜水艦戦力で画期的な進歩となる」と潜水艦部門の計画主管デイヴィッド・ゴーギンス少将が述べている。「新設計で艦隊は米国の海中優越性を維持できる」 海軍はブロックV各艦は「音響面で優越性を実現する設計変更」を搭載と伝えている。 「ブロックVには開発中の装備を搭載し、USSサウスダコタが1号艦となる」とクリストファー・ハンソン大佐(ヴァージニア級計画主任)が2019年4月に海軍連盟主催のシンポジウムで述べていた。 新規建造艦の技術的詳細は保安上の理由で不明だが、USSサウスダコタは各種新技術が導入され今までにない性能の攻撃型潜水艦になるとハンソン大佐は述べていた。同艦は供用を開始しており、テスト艦として新技術の実証に使われる。新技術はブロックVに加え2024年から始まるブロックVIにも応用される。やはり詳細は不明ながらUSSサウスダコタにはエンジン静粛化技術が導入され、偵察用の高性能アンテナ、低視認性船体塗装を採用と海軍技術陣は説明している。 ヴァージニア級の各ブロックではその時点での新規技術が都度導入されてきた。例としてブロックIIIでヴァージニアペイロードモジュールが導入されており、攻撃力が大幅に強化され、トマホーク6本単位の発射管が追加された。またブ

中国の南シナ海軍事拠点は容易に粉砕できる:軍事的意義よりも政治的な主張の道具か

コメントは下にあります 。 China's South China Sea Bases May Be More Trouble Than They Are Worth More territory to defend. by Robert Farley   December 28, 2019  Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: South China Sea PLA PLAN People's Liberation Army Beijing Islands Military Technology https://nationalinterest.org/blog/buzz/chinas-south-china-sea-bases-may-be-more-trouble-they-are-worth-109131 Key point: The islands of the SCS have some military relevance, but are more important as a political claim to waterways and undersea resources. SCSの人工島に軍事的意義もあるがもっと重要なのは水路や海底資源の確保につながる政治的主張のツールとしての存在だ。 中 国は南シナ海に人工島数カ所を構築したが防御は可能なのか。 第二次大戦中の日本は島しょ部を支配する戦略的優位性に気づいたが、米軍による個別攻略を止められなかった。さらに時とともに各島が戦略面で重荷になり、糧食燃料装備の補給に苦しんだ。南シナ海(SCS)内の各島は中国に都合の良い位置関係にあり、中国軍にとって重要な存在だが、有事には価値が急速に低下する。 ミサイル陣地 中国はSCSに軍事拠点数カ所を構築し、おもなものにスプラトリー、パラセルがある。このうちスプラトリーではスビ、ミスチーフ、フィアリークロスの各地に航空施設があり、その他にもミサイル陣地、レーダー施設、ヘリコプター運用拠点がある。パラセルではウッディ島に大規模軍事施設があり、その他地点にもレーダー、ヘリコプター運用施設がある。中国は建設作業を続けており、軍事プレゼンスはさらに拡大す

中国のJ-20はF-22、F-35の性能水準に届かない存在だ

China's J-20 Stealth Jet Has Nothing On America's F-22 And F-35 中国のJ-20ステルス戦闘機は米F-22、F-35に追いつけない Which means China is out of the game.  つまり中国は同じ土俵に立てない by Zachary Keck December 27, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: Stealth Air Force China America J-20 F-22 F-35 Military Technology https://nationalinterest.org/blog/buzz/chinas-j-20-stealth-jet-has-nothing-americas-f-22-and-f-35-109 中 国のJ-20戦闘機は初期作戦能力を獲得したと宣言があり、中国は同機が西側のステルス戦闘機の牙城に挑戦する存在と散々持ち上げている。「J-20はアジア太平洋地区の空軍の状況を書き換える。米空軍や日本だけがステルス戦闘機を配備してきた。だがいまや独占状況は中国のJ-20の登場で崩れた」との論評が国内に出ている。 中国はJ-20を米第5世代戦闘機のF-22およびF-35に競合する存在と一貫して宣伝してきた。だが新たに出てきた情報からこの主張に疑義が出ている。香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは「中国は初の高性能ステルス戦闘機の配備を急ぐあまり、間に合せエンジンを搭載した」と報じている。同紙によれば「性能が大幅に制約を受け、操縦性や燃料消費の点でも影響が出ており、超音速飛行時にステルス性も下がる」という。 記事ではJ-20は専用設計のW-15エンジンの搭載を予定していたが、2015年の試験中にW-15が爆発したある。事故で負傷者が発生しなかったのは幸いだったが、中国技術陣は問題解決できていないという。取材では「原因が多岐にわたり、タービンブレイドの単結晶で品質管理がうまく行っていない。エンジンの中核部品だ」との関係筋発言を受けている。具体的にはW-15の単結晶タービンブレイドではJ-20の高温環境や操縦性能に対応でき

次期戦闘機はNGFの呼称へ。日本独特の大型戦闘航空機になりそう

Latest Japanese Fighter Concept Suggests Greater Range 最新の日本の戦闘機コンセプトは、長い航続距離を示唆 Bradley Perrett December 20, 2019 https://aviationweek.com/defense-space/latest-japanese-fighter-concept-suggests-greater-range Latest Next Generation Fighter concep t. Credit: Japanese Ministry of Defense 防 衛省は、日本が目指す次期戦闘機の新デザイン案を公開した。航続距離とペイロードが以前より重視されているようだ。 写真は決定案ではないとされるが、2020年4月1日から始まる新年度における戦闘機および関連技術で認められた総計280億円(255,780,000米ドル)の予算案の一貫として防衛省が示した。 事業名が将来型戦闘機から次世代戦闘機(NGF)へ変更になったと12月17日に河野太郎国防相が言及したが、2020年度予算案の防衛省文書で確認された。 双発型の同機は、2030年代の運用開始をめざし、日本は、英国および米国のパートナー企業との協力案を検討中。 今回発表の想像図は、26DMUと呼ばれた2014年度作成のものと大きく異なる。新設計は、将来型戦闘航空機構想(FCS)およびテンペスト戦闘機プログラムのコンセプトに通じるものがある。前者はフランスとドイツ、後者は英国が主導する。テンペストはNGFの原型になる可能性がある。 26DMUには傾斜した尾部表面4つがあったが、NGFには2つしかなく、おそらく45度で取り付けられる。 主翼部分も劇的に異なり、高いアスペクト比のようだ。前と同じように前縁部は直線構造だが、後縁はテンペストとFCASコンセプトの主翼に似ており、さらに1990年代に共用打撃戦闘機競合に失敗したマクドネルダグラス案のように、また1950年代のマクドネルF-101ブードゥーのように内側に傾斜している。 ダッソーのFCASコンセプトのように、日本案の後縁は、尾部表面の前縁とほぼ同じ点で胴体につながる。英国が公開したテンペス