現地艦艇スポッター@lyman2003の写真で052D型駆逐艦5隻が同時建造中であることがわかる 中国造船業界がレベルの高さを示し続けている。本日公開の写真には、大連造船所ドックで姿を整えつつある052D型駆逐艦5隻が写っている 写 真は、ユーザー@lyman2003が中国のマイクロブログサイトWeiboで公開したもので、大連造船所で様々な建造段階の5隻が写っている。同造船所は2年前に052D型と055型を同日に進水させていた。 この建造ペースにより、人民解放軍海軍(PLAN)は、米国国防総省(DoD)報告書によると、2021年に到達した「世界最大」の地位を確定したことになる。中国造船業界は2019年に過去最高の10隻の駆逐艦を進水させ、2021年には8隻を進水させた。 Naval News取材に応じた2人の中国軍事オブザーバーは、PLANに就役中の同級駆逐艦は25隻(052D型13隻、052DL型12隻)だと確認した。大連で建設中の5隻と、江南長興造船重工有限公司(上海の北東に位置する、大型水上戦闘艦の建造所)で建設中の(少なくとも)もう1隻が、まもなく加わる。新しい「DL」型はストレッチ船体が特徴で(詳細は後述)、新しい052型駆逐艦はすべて「DL」型で建造される。 052DL 型駆逐艦 Kaifeng 開封 (124)。北海艦隊で2021年に実弾発射演習を行った。開封はDL派生型6号艦で艦体を延長している。 052D型駆逐艦について 052D型昆明級(NATO呼称:Luyang III)は、中国海軍の最新世代の誘導ミサイル駆逐艦(DDG)の1つである。前任の052C型DDGをベースにし、船体も同じと思われる。しかし、052D型は、デザインだけでなく、センサーや武器の適合性の面でも多くの改良が加えられている。この近代的な艦船は、アメリカのイージス駆逐艦に相当する中国艦と考えられている。 同艦は現在も造船所二箇所で建造が続いている。江南長興造船所と大連造船工業公司の2つの造船所で建造されている。同クラスの1番艦「昆明」(船体番号172)は、2014年3月に就役した。 全長157メートル、全幅17.2メートル、喫水6.2メートル、乗員数280名、総トン数7,500トン(満載時)。 052D型は公海での使用を想定している。前任の052C型とほぼ同じ艦体...
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