ラベル Edgewing の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Edgewing の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年7月2日木曜日

英国がギリギリで資金拠出しGCAPは開発停止を免れていた―英国のおサイフ事情は今後も不安材料。苛立つ日本が首相の公式訪英を中止するまで脅かしていたという未確認情報

 

ファーンボロー航空ショー前に英国がGCAP契約の締結に必要な予算を拠出

UK defense plan to unlock fresh GCAP contract before Farnborough Airshow

https://www.defensenews.com/global/europe/2026/07/01/uk-defense-plan-to-unlock-fresh-gcap-contract-before-farnborough-airshow/

ローマ発 — GCAP戦闘機プログラムを推進する3カ国産業コンソーシアムは、今月開催されるファーンボロー航空ショー前に、次の大型契約を獲得する見通しとなった。これは、同戦闘機の資金繰りが底を突く寸前に、英国が資金拠出したことによるものである。

同計画に詳しい情報筋は本誌に対し、火曜日に公表された待望の「防衛投資計画(DIP)」で、英国が英国・イタリア・日本の共同ジェット機計画に対し、4年間で86億ポンド(114億ドル)を拠出すると約束したことで、次の契約が実現可能になったと語った。

この資金により、3カ国はロンドン近郊で2年に1度開催される英国航空ショーに先立ち、3カ国の企業を代表する産業コンソーシアム「エッジウィング(Edgewing)」に契約が締結できるようになったと、匿名を条件に語った情報筋は述べた。

当初は昨年発表予定だった英国のDIPは、軍高官や政治家らが防衛資金をめぐって対立したため遅れていた。対立が収まる兆しが見えない中、2035年までに実機を飛行させることが目標の第6世代GCAPプログラムのパートナー国は、計画遅延に不安を募らせていた。

パートナー各社は暫定契約を4月に締結し、長期的な資金を確保する時間を英国に確保するため、3か月間作業を継続することにした。

3カ国で設立された共同プログラム事務局は、地元の主要企業であるBAEシステムズ、レオナルド、および日本航空機産業振興株式会社(JAIEC)が提携するエッジウィングと、6億8600万ポンドの開発契約を締結したと発表した。

火曜日、3か月を経て、退任予定の英国首相キア・スターマーがDIPを公表し、ロンドンは面目を保つことができた。

「DIPに含まれるGCAPへの資金は、予想していた60億ポンドをわずかに上回っている」と、英国のサイト『Defence Analysis』の編集長フランシス・トゥサは述べた。しかし、資金調達が確実だったわけではないと、同氏は付け加えた。

「イタリア側は英国の遅れに苛立ちを隠せなかったが、日本側はさらに強い不快感を示していた。「6月のG7サミット前に予定されていた英国訪問をキャンセルし、代わりにフランスを訪問すると、日本の首相が脅したとの話を聞いた」と同氏は語った。

日本側の英国訪問中、スターマー首相は資金確保の確約に署名したと、トゥーサは述べた。

次期英国首相となる見込みのアンディ・バーナムは、GCAPに関する約束を履行するよう努めるものとみられる。

GCAPの作業を継続するための契約を獲得したエッジウィングは電子機器および推進システムを管理する3カ国によるコンソーシアムに、独自の契約を委託すると見込まれている。

トゥサは、同機の今後の道筋に完全にリスクがないわけではないと述べた。

「英国国防省は開発・統合プログラムに280億ポンドを求めていたが、150億ポンドしか確保できておらず、そのうち47億ポンドは今年の予算で確保する必要がある。さらに、同省は107億ポンドの経費削減策を講じなければならない。英国が今回発表したGCAP資金により、イタリアや日本からの圧力を当面はかわすことはできるだろうが、まだ詰めるべき詳細が残っている」。■

トム・キングトンについて

トム・キングトンは、『ディフェンス・ニュース』のイタリア特派員である。