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日本の2024年度上半期のスクランブル回数が2023年度より減少(USNI News)―回数が減っても領空侵犯を平気で行う中露には警戒が必要だ

 




本の統合幕僚監部の木曜日発表によると、航空自衛隊は半年間で358回のスクランブルを実施し、前年同期に比べ66回減少した。日本の会計年度は4月1日から3月31日までで、2024会計年度の上半期に当たる4月1日から9月30日までの約360回のスクランブル発進があった。 

 報告書によると、2024年度上半期の日本の領空侵犯はロシアと中国の2件だった。昨年2023年度は、北海道根室半島沖でロシアのヘリコプターが領海を侵犯し、同年度唯一の領空侵犯となった。

 2024年度上半期には、8月26日に中国のY-9電子情報(ELINT)機が弾正島沖で領空侵犯した。 9月23日には、ロシアのIL-38海上哨戒機が礼文島北方で日本の領空を侵犯した。ロシアの哨戒機が日本周辺を旋回飛行したのは、中国とロシアの航空活動が活発化した顕著な例である。

 報告書によると、人民解放軍海軍の空母艦載機J-15戦闘機とヘリコプターは、フィリピン海で合計1000回の出撃を行った。 

 報告書は、空母艦載機の出撃回数が具体的にどのようなものであったかを明らかにしていないが、PLAN山東空母打撃群は2024年度上半期に2回フィリピン海に展開した(1回目は7月9日から18日、2回目は8月12日から13日)。 

 JSOが発表した数字によると、航空自衛隊のスクランブルは241回、うち67%が中国機で115回、32%がロシア機、2回、スクランブルの1%がその他であった。 

 JSOは、その他カテゴリの詳細について明らかにしていない。 中国機に対するスクランブルは2023年度上半期の304回を下回ったが、ロシア機に対するスクランブルは115回で、2023年度同期の110回に比べわずかに増加した。 

 報告書はまた、2024年度上半期のスクランブルを航空自衛隊の防空指揮所別に分類した。最もスクランブルを実施したのは南西航空方面隊で211回だったが、これは2023年度同期の257回から減少した。北部方面隊のスクランブルは90回(2023年度上半期は72回)、西部方面隊のスクランブルは45回(同69回)だった。中部方面隊のスクランブルは12回で、2023年度は26回だった。 

 JSOの報告書はまた、2024年度上半期の日本周辺におけるロシアと中国の航空機の飛行経路を示す地図を発表した。 

 飛行経路の大部分は日本列島と台湾の間の海域と台湾の東海岸沖であり、東シナ海からの多くの飛行(主に無人航空機)は宮古島と沖縄の間を通過し、その後西の台湾方面に向かった。 

 一方、ロシアの飛行経路は、本州の中部西海岸と北西海岸、北海道の西海岸と北海岸であった。2機のTu-142哨戒機が日本海から飛行し、沖縄と宮古島の間を通過した後、日本の主要な島々を回り、北海道とロシアのサハリン島を隔てるラペルーズ海峡を通過して日本海に戻った。  ロシアと中国は日本周辺ではなく、ロシアとアラスカの間の海域での共同飛行を選択したため、2024年度上半期にはロシアと中国による共同飛行は記録されていない。 

 報告書はまた、2024年度上半期にロシアと中国の航空機が異常飛行を行ったとする20の事例を発表したが、何が異常飛行なのかについては詳しく説明していない。 

 PLANの空母打撃群が2024年度上半期にフィリピン海に3回展開したにもかかわらず、JSOは山東CSGの7月9日~18日の展開のみを記載し、7月9日~15日と7月17日~18日の2回に分け、中国の軍艦からJ-15戦闘機が発進したと記載した。 

 7月16日の山東CSGに関する報告はなかったが、これはおそらくCSGを監視する任務を負っていた海上自衛隊の艦船が、この日CSGを観測できなかったためと思われる。 

 残りの20件の大部分は主に中国の無人航空機で、その多くは台湾に向かっていた。 残りはロシアと中国の電子情報機と海上哨戒機、ロシアの爆撃機2機に分かれた。■


Japan Aircraft Scrambled Fewer Times in First Half of FY 2024 Compared to FY 2023

Dzirhan Mahadzir

October 17, 2024 5:28 PM


https://news.usni.org/2024/10/17/japan-aircraft-scrambled-fewer-times-in-first-half-of-fy-2024-compared-to-fy-2023


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