英国に到着した米特殊作戦機材は石油タンカー乗船作戦の実行が迫る状況を示唆している
ナイトストーカーズの本拠地からAC-130ガンシップと輸送機がイングランドに到着し、逃走中の石油タンカーを米国が阻止する可能性が高まっている
–記事の順番が狂ってしまいましたが、米軍は今回のタンカー拿捕作戦に備えて、ヴェネズエラ作戦と並行して着々と兵力を前方展開していたのですね
TWZ
2026年1月5日 午後5時5分(米国東部標準時間)公開
オープンソースの追跡データと地上のスポッターによると、米国からヨーロッパへ航空機の急増が確認されている。配備には、C-17グローブマスター III 貨物機(おそらくヘリコプターを積載)、第 160 特殊作戦航空連隊(SOAR)の拠点から出発したAC-130J ゴーストライダーガンシップ、さらに謎めいた特殊作戦用ターボプロップ機が含まれている。米国の航空機は日常的にヨーロッパへ、またヨーロッパを経由し飛行しているが、飛行回数と出発地から、同地域での特殊作戦任務実施の可能性が推測されており、推測は妥当なようだ。
これらの航空機の配備は、ロシア籍の原油タンカー「マリネラ」(最近まで「ベラ1号」として知られ、先月から沿岸警備隊に追跡されている)への乗船作戦を支援するためである可能性が高まっている。CBSニュースは月曜日午後、現在北大西洋を航行中の同船を米国が阻止しようとしている可能性が高いと報じた。
過去 36 時間に確認された情報は以下の通り。オンラインのフライト追跡データによると、1 月 3 日に米国からヨーロッパに向けて少なくとも 10機のグローブマスター が飛び立った。このうち少なくとも 4機はケンタッキー州フォートキャンベルから飛び立っており、米特殊作戦航空部隊の投入に関する未確認の憶測がでている。フォート・キャンベルは、第160SOAR(ナイトストーカーズ)の本拠地で、ナイトストーカーズはヴェネズエラの独裁者ニコラス・マドゥロとその妻の位置を特定し、捕らえる上で重要な役割を果たした精鋭航空部隊。
ナイトストーカーズが所有する高度に改造された MH-47 チヌークおよび MH-60M ブラックホーク 数機が、おそらく C-17 によって運ばれ、RAFフェアフォード基地で目撃されたという主張があるが、裏付ける視覚的な証拠は現時点では確認されていない。
英国国防省(MoD)の担当者は、「これまで何度も申し上げてきたとおり、英国基地の使用を含め、他国の作戦活動についてはコメントは差し控えさせていただきます」「同様に、国防省も英国空軍も、英国にある米軍の基地がどのような活動を行っているか、あるいは行っていないかについての憶測についてはコメントは差し控えさせていただきます」と述べた。
第 160 航空団は本誌からのコメント要請に対し返答していない。
ヘリコプター搬入の可能性に加え、AC-130J ゴーストライダーガンシップ少なくとも2機が日曜日にRAFミルデンホール基地に着陸し、現在も同基地に留まっていると、写真を本誌に提供してくれた地元のスポッター、アンドルー・マッケルベイは述べている。同機を運用する米空軍特殊作戦司令部はコメントを控えている。
(アンドルー・マッケルベイ)
(アンドルー・マッケルベイ)
(アンドルー・マッケルベイ)
AC-130 ガンシップが英国に到着
米空軍の謎めいたCASA CN-235情報・監視・偵察(ISR)機も、RAF フェアフォード基地に配備されている。
この地域における米軍の作戦を監督する米国欧州軍は具体的な説明は差し控えた。「米欧州軍は、同盟国やパートナー国とのアクセス、基地、上空飛行に関する協定に基づき、米軍の航空機(および要員)の一時的な受け入れを日常的に行っている」と同軍は月曜日の早朝、Eメールで本誌に伝えてきた。「米軍の資産および要員の作戦上の安全を考慮し、現時点ではこれ以上の詳細は公表できません」。
各機の動向の性質は依然不明だが、「絶対の決意」作戦に先立つ数日間、フォート・キャンベルで同様の急増が見られた。
第160 SOAR は、世界各地で日々活動しており、さまざまな任務を遂行する作戦任務に配備されている。これらの任務には、訓練、大規模部隊演習、戦闘作戦などが含まれる。ナイトストーカーズ乗員は、世界中のさまざまな環境で経験を積んでいる。したがって、この種の移動はそれほど珍しいことではないが、ヴェネズエラでの任務の後で注目度が高まっている。
水陸両用強襲揚陸艦から作戦行動中の、米陸軍第 160 特殊作戦航空連隊所属の MH-47 チヌークのストック写真。USN/マスコミュニケーションスペシャリスト、クリストファー・ジョーンズ水兵
マリネラもヴェネズエラと関連がある。同船はヴェネズエラ産原油を積載しており、いわゆる影の船団の一員として、米国や他国が課した制裁に違反しながらロシア・イランにヴェネズエラ原油を輸送している。トランプ政権は今週末、こうした船舶への阻止活動を継続すると表明した。沿岸警備隊は12月20日に同船へ臨検を試みたが、乗組員が拒否した。先月確認されたように、ヘリコプターからの高速ロープ降下要員は、別の制裁対象タンカー「スキッパー」の拿捕で重要な役割を果たした。ナイトストーカーズの資産は「マリネラ」拿捕作戦にも大いに貢献しうる。同作戦は、収集された情報と乗組員との接触を考慮すると、より危険な作戦と見なされる可能性がある。
「スキッパー」乗船作戦の映像は下記で視聴できる。
この種の作戦の潜在的な危険性を浮き彫りにする形で、CBSニュースは「ヴェネズエラ当局が、防衛目的で民間人に変装させた武装軍人をタンカーに乗船させること、携帯型ソ連製防空システム配備について協議していた」と報じた。同局はさらに、この協議がマドゥロ大統領夫妻の拘束以前に実施されていたと付け加えた。
ナイトストーカーズは、防御システムを備え自前の航空支援能力を有する点で、防御態勢の整った船舶の制圧に適している。AC-130Jは船舶への精密砲撃も可能であり、過去の報道で示した通り、まさにこの種の作戦に最適である。
第 27 特殊作戦航空団が RIMPAC 2024 において沈没演習を実施
特殊作戦による乗船作戦が差し迫っているという説を裏付けるように、オンラインの追跡者たちが、マリネラを追跡する米海軍 P-8 ポセイドン海上哨戒機を確認している。
1 月 4 日、RAF ミルデンホール基地から離陸する米海軍の P-8 ポセイドン海上哨戒機。(アンドルー・マッケルベイ)
他の国々もこの石油タンカーを追跡している。アイルランド空軍の C-295W 海上捜索機も、マリネラ付近で飛行する様子を追跡者により観測されている。
特殊作戦航空資産がヨーロッパに配備される理由は他にも考えられる。1 つの可能性は、1 月 2 日に開始された「ステッドファスト・ダート 2026」と呼ばれる NATO 演習である。
この演習は、「平時における、NATO警戒区域中央部への[連合軍即応部隊] ARF 25 要素の作戦展開および増援を試験・訓練するための共同展開演習」であるとNATOは述べている。しかし、これは以前から計画されていた演習であるため、フォートキャンベルなどからの急な展開を考えると、関連性は低いと思われる。
一方、SOAR は 1 月 6 日からドイツで募集活動も実施していると、同連隊は X で発表している。募集活動のためSOAR機材が前線に配備されているかどうか、またその数は不明。SOAR は、本誌のコメント要請にすぐには回答していない。
これらの可能性に加え、将来イランとの紛争が発生する可能性を見越して、一部の米国資産が中東に向かっているのではないかという憶測も飛び交っている。6月にイランを攻撃した「ミッドナイト・ハンマー作戦」の前にも、同様の動きが見られた。ただ、中東への貨物便は日常的なものかもしれない。同地域との航空機往来は頻繁である。
とはいえ、過去の米軍主要作戦がこうした航空機展開に続いて実行された事実があり、ロシア船籍となったタンカー「マリネラ」の事例(最近の乗船作戦対象より防御が堅固との報告あり)、これらを踏まえると、第160特殊作戦航空団が間もなく活動を開始する可能性は高い。■
ハワード・アルトマン
シニアスタッフライター
ハワードは『The War Zone』のシニアスタッフライターであり、『Military Times』の元シニアマネージングエディターである。それ以前は『Tampa Bay Times』のシニアライターとして軍事問題を担当した。ハワードの作品は『Yahoo News』『RealClearDefense』『Air Force Times』など様々な媒体に掲載されている。
U.S. Special Ops Aircraft Arriving In UK Could Point To Looming Oil Tanker Boarding Operation
The arrival in England of AC-130 gunships and cargo jets from the home of the Night Stalkers comes as the U.S. may interdict a fleeing oil tanker.
Published Jan 5, 2026 5:05 PM EST
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