「狂気だ」:イタリア国防相がGCAP戦闘機開発で英国の秘密主義を非難
Defense News
トム・キングトン
2026年1月31日 午前1時10分
https://www.defensenews.com/global/europe/2026/01/30/madness-italys-crosetto-slams-british-secrecy-on-gcap-fighter-jet/
2024年ファーンボロー国際航空ショーで、GCAP戦闘機のコンセプトデザイン(ジャスティン・タリス/AFP via Getty Images)
ローマ発―イタリアの国防相は、英国が三国間GCAP戦闘機計画のパートナー国に対し、先端技術の共有を十分に行っていないと主張し、英国の秘密主義を「狂気」と呼んだ。
グイド・クロセッティ国防相は、英国が第6世代戦闘機計画においてパートナー国イタリアと日本に最先端技術を共有しない限り、世界各地の敵対勢力に利益をもたらすリスクがあると警告した。
「ロシアと中国が大きく恩恵を受ける」と同大臣は本誌に語った。
クロセッティ大臣の非難は、GCAP技術共有を控える英国を名指しで批判した2度目の発言となった。
2025年4月にはロイター通信に対し、英国は「利己主義の障壁」を取り除く必要があると述べていた。
当時同大臣は「イタリアは完全に、日本はほぼ完全に障壁を撤廃した。英国は非常に消極的だが、それは誤りだ。利己主義は国家にとって最悪の敵だからだ」と述べた。
「英国が技術共有を渋っているとの見解は変わったか」と今週本誌が問うと、同大臣は「何も変わっていない」と答えた。
「彼らは共有を望んでいない」とクロセッティは述べ、「このような状況下で同盟国と技術を共有しないのは狂気の沙汰だ」と付け加えた。
クロセッティは、戦闘機開発におけるイタリアの主導企業レオナルドとの協議で模範を示そうとしていると語った。
「レオナルドに技術共有を命じた。他社が追随するか見守ろう。そうすれば我々が第一歩を踏み出せる」と述べた。
イタリア国防相の発言は、GCAP(グローバル戦闘航空プログラム)の進展が順調に見える中でのものだ。作業分担をめぐる対立で停滞している仏独西共同のFCAS戦闘機計画と比較すれば好対照である。
英国では、GCAP担当の三国政府機関が現在、センサー・推進システム・統合を担当する産業コンソーシアムと緊密に連携し、2035年までの機体納入を目指している。
今月のもう一つの懸念材料は、イタリアが発表した同国が負担する戦闘機の設計・開発費用が、2021年の予測額60億ユーロ(71億ドル)から186億ユーロに増加したことだ。これによりイタリア野党から批判が噴出した。
しかしながら、今月行われたイタリアのジョルジア・メローニ首相と日本の高市早苗首相との会談では、両首脳が「グローバル戦闘航空計画(GCAP)の進展に満足を表明した」とされている。■
トム・キングトンについて
トム・キングトンはディフェンス・ニュースのイタリア特派員。
‘Madness’: Italy’s Crosetto slams British secrecy on GCAP fighter jet
By Tom Kington
Jan 31, 2026, 01:10 AM
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