JSかがの改修工事第一期が完了しました。海上自衛隊ではDestroyerを一貫して護衛艦と称していますが、当ブログでは駆逐艦としています。ストレートに表現する事が重要ですね。The War Zone記事からのご紹介で、報道内容をまず御覧ください。
Photo credit: @betafujihara via Twitter.
改装工事ドックを離れたJSかががF-35B空母へむけ大きな一歩を踏み出した
新しい画像は、日本のいずも級JSかが(DDH-184)「ヘリコプター搭載駆逐艦」の大きく変更された艦首を示している。同艦は改修工事中のドックから出たところでで、海上自衛隊(JMSDF)のF-35B統合打撃戦闘機母艦をめざす。
広島県呉市のドックからタグボートで離脱する同艦の写真がネット上に出回り始めた。Naval Newsによると、「かが」の最初の改修は、艦首部の形状変更と甲板への耐熱コーティング含むものだった。次の改修では、艦体のバランス調整と構造補強を行い、2024年3月までに完了する。
「かが」をF-35B空母にする作業は2027年初頭まで続く見込みだと、USNI Newsは述べている。JSかがは2015年進水し、2017年に就役した。
今年4月に撮影されたものと2022年末に撮影された画像を比べると、艦首が根本的に変化したことが明らかだ。短距離離離着陸(STOL)可能なF-35B用に最適化されたことにより、大幅に幅が広くなっている。さらに、これまで艦の前方にあったファランクス20mm近接武器システム(CIWS)が撤去され、F-35B発艦に対応し、飛行操作のデッキスペースを確保したと思われる。
日本政府は2隻のいずも型空母を改造しF-35Bを運用に改装することを2018年決定した。日本政府関係者による否定にもかかわらず、これらの野望は長い間抱えられていたのはThe War Zoneが以前論じたとおりだった。
両艦の改造作業は、2段階に分かれる。Naval Newsによると、「かが」の第一段階改造は、艦首部形状の変更と飛行甲板への耐熱コーティングの施行を含む。この作業は2023年3月に完了する予定でしたが、耐熱コーティングがどの程度施されているかは、現在のところ不明だ。その後、艦体の再調整が始まり、2024年3月までに完了する。2027年には、「かが」のSTOVL能力運用への移行で必要な作業がすべて完了する。
1号艦JSいずもは第一段階改修を2021年に完了した。2015年就役の同艦はこれまで、F-35Bの排気に対応する耐熱飛行甲板、照明や甲板標識の変更などを受けた。2025年3月開始の第2期改修では、「いずも」の飛行甲板は「かが」のように四角い形状に変更される。また、「いずも」改修は2027年までに終了する。最近、レイセオンは、JPALS(Joint Precision Approach and Landing System)を「いずも」に納入すると発表した。JPALSが組み込まれると全天候・全地形での誘導をF-35Bに提供する。
「いずも」は米海兵隊F-35Bによる概念実証試験を2021年後半に実施済みだ。試験では、飛行甲板が未改造であるため、米海兵隊F-35Bは短い離陸を行った。
海兵隊F-35Bによる試験が示唆するように、「いずも」級は、F-35Bを使用するその他同盟国との相互運用性を高めることがねらう改造が行われている。これには米国だけでなく、シンガポールも含まれる。日本同様、韓国も以前は独島クラスの水陸両用強襲揚陸艦(上陸用プラットフォーム・ヘリコプター(LPH)に分類される)をF-35B空母に改造する計画があった。しかし、最近、潜水艦調達を優先して予算が削減され、F-35Bを調達する韓国側のコミットメントも疑問視されている。
日本は、F-35Bへの将来のコミットメントを考慮し、いずも級を改修する選択とした。ロッキード・マーティンによれば、航空自衛隊は、F-35A戦闘機105機と最大42機のF-35B戦闘機からなる147機の調達計画を策定している。このうち未納入のF-35Bは、いずも級に搭載される。
海上戦力の優先順位における変更、および日本の最近の防衛費増加は、最近の中国の海軍能力の増大との関連で、より広範な緊張の中で生まれたものだ。The War Zoneが以前指摘したように、日本は東シナ海で係争中の尖閣諸島の防衛に特に関心がある。尖閣諸島は、潜在的な紛争の際に脆弱となる可能性が高く、その保護には、いずも級空母から発艦されるF-35Bが有効だ。また、中国も空母保有数を増やしている。同国は2022年に003型空母を、2019年に初の075型揚陸ヘリコプタードック水陸両用強襲艦を進水させたところだ。
いずも級を本格的空母に変えることは、何よりも、日本が防衛的な軍事態勢を堅持することから、兵力投射とそれに伴う地政学的上の変化の象徴かもしれない。■
Japan's Converted F-35B Carrier Leaves Dock Sporting New Bow
BYOLIVER PARKEN|PUBLISHED APR 21, 2023 6:01 PM EDT
オリジナル版読者の声(ピンボケな発言はご容赦ください)
Dtoecutter
アヒルのように見え、アヒルのように歩けば、それはアヒルである!
それは航空母艦です。真珠湾攻撃を行った第二次世界大戦当時の空母よりも大きい。
badbadleroybrow
でも、同じ素晴らしい艦名を使って!日本との転戦を嬉しく思う。加賀の第二次世界大戦バージョンは、旗艦として中国沖で過ごすこともありました。だから、全体の経験を得ることができる。
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そう、日本人は真珠湾を爆撃したいと願う遺伝子を持っているのだから。日本人とはそういうものなんだ。ドイツ人が世界大戦を起こすのと同じだ。文化的、人種的なステレオタイプを不快にさせる「いつもの容疑者」リストには、もっと多くのものがある。
Spock Puppet
きれいな外観の艦だ。真珠湾を攻撃した空母の1隻の名前を付けたのは変だろうか?この艦が合同演習でハワイを訪れることはあるのだろうか?
badbadleroybrow
45 minutes ago
歴史的な艦名ですが、私たちの船や他の多くの艦船と同じように、さらにさかのぼります。でも、なんだかかっこいいですね。
Spursfan10
ミッドウェーに近づかない限り、同艦は大丈夫です。
Spock Puppet
笑 ミッドウェイを調べてみました。googleストリートビューでいけるよ。試しに見てみてください。そして、鳥を確認するs.
Eng Phil
花のつぼみという意味の名前です。歴史ある名です。
Donald_SkBalls
もし彼らがWakeから300マイル西にいれば、我々はクールだ...。
財務省のt-bill負債では、日本が現金支払を期待しているわけではありませんよね?(LAより西に住んでいる人に聞いてみただけなんだけどね)。
Full Frontal
韓国はまた考えを変えて、以前の提案よりもさらに大きなCVXを倍増させようとしているようです。
日本の建造する艦船は、いつも清らかで、目的を持っているように見えます。不思議だ...
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