友軍の誤射で紅海で撃墜されたF/A-18Fは空母着艦前だった(The War Zone)―事件の調査結果を待ちましょう。一部のスーパーホーネットは記事にあるように空中給油機としても使われており、戦力としてはもったいない運用ですね。
USN/Mass Communication Specialist 2nd Class Daniel G. Providakes
この事件は、ハリー・S・トルーマン空母打撃群を標的としたフーシのドローンとミサイルによる持続的な攻撃のなかで発生した
この週末、紅海で米海軍タイコンデロガ級巡洋艦がF/A-18Fスーパーホーネットを撃墜した。 ハリー・S・トルーマン空母打撃群は、フーシのドローンとミサイルによる攻撃を撃退していた。
「最初の任務から無事に帰還した後、F/A-18Fが部隊に飛来したOWAとASCMからの防空支援を行うために再び発進した。 「残存機の回収が行われている間に撃墜された」。
F/A-18Fは現地時間12月22日未明、タイコンデロガ級巡洋艦USSゲティスバーグが発射したミサイルによって撃墜された。 ハリー・S・トルーマンの航空団の各機は、12月21日から22日の夜にイエメンのフーシ派の標的を攻撃していた。
トルーマンCSG(空母打撃群)は、事件発生までの数時間で、2発の対艦巡航ミサイル(ASCM)と2台の一方向攻撃型無人航空機(OWA UAV)の撃墜に成功し、空中で他のOWA UAVの報告もあった。「残骸は見つかっておらず、紅海の海底にある可能性が高い。乗員は2人とも無事回収され、USSハリー・S・トルーマンに戻った。 最初の報告によると、乗組員の一人は軽傷。 両名とも診察を受けた後復帰した。
本日未明、大西洋海軍航空部隊(AIRLANT)は、2人乗りのスーパーホーネットが友軍誤射の発生時に「給油任務を行っていた」と別途伝えてきた。本誌は同機の任務が具体的にどのようなものであったのか、明確な説明を求めていた。 同機が "防空支援 "を行っていたのか、それとも主に当時防空支援を行っていた機を支援するためのタンカーだったのかは不明である。本誌が先に指摘したように、F/A-18Fは定期的に空母航空団で空中給油支援を行っている。
4つの480ガロン燃料タンクとセンターラインのホース&ドローグ給油ポッドを搭載した空中給油タンカーのF/A-18Fのストック写真。 USN
また、艦上での回収作業中に別の海軍機が発砲され、危うく撃墜されそうになったという噂もあるが、本誌は今のところ確認できていない。
今夜のコメントで、米政府関係者は、友軍誤射事件をめぐる「事実と状況を明らかにする調査が進行中である」と強調した。昨年、防空・ミサイル防衛システムやその他のシステムを大幅にアップグレードして艦隊に復帰した、最新鋭タイコンデロガ級巡洋艦であるUSSゲティスバーグの乗組員が、なぜ誤ってF/A-18Fを撃墜したのかについては、多くの疑問が残る。復旧作業中に起きたとみられるだけに、なおさら不可解である。
ともあれ、現在わかっている詳細は、紅海とその周辺で米軍が直面している現在の作戦環境の複雑さを強調している。本誌が先に書いたように「紅海は幾重もの脅威が存在する非常に脅威の高い環境であり、その中には探知や分類が非常に困難なものもある。フーシ派は、アメリカの軍艦や商船を、様々な無人偵察機、巡航ミサイル、対艦弾道ミサイル、無人水上艦艇で、しばしば同時に、積極的に狙っている。重大な決断を下すのに必要な時間が秒単位となることがある」。
何はともあれ、墜落したF/A-18Fに搭乗していた両飛行士が重傷やそれ以上の怪我を負わなかったことは幸いである。■
F/A-18F Was Shot Down By Friendly Fire As Jets Were About To Land On The Carrier
The friendly fire incident also came amid a sustained Houthi drone and missile attack targeting the Harry S. Truman Carrier Strike Group.
Joseph Trevithick, Howard Altman, Tyler Rogoway
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