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★日本、韓国がF-35の艦上運用を検討中

日本の狙いは理解できるのですが韓国にとってF-35Bを搭載する目的は何でしょう。まさか日本に負けたくないという面子ではないでしょうね。今年は「平和勢力」には大変な年になったのではないでしょうか。今まで盲信していた世界が崩れてしまったので。それだけ現実世界の重みがあるわけでぜひ目を開いて現実をみてもらいたいものです。あるいは、中国の代弁者になるつもりなのでしょうか。



Japan, South Korea may refit naval ships for F-35 fighters

日本、韓国がF-35運用用に艦艇を改修する可能性が出てきた


USSワスプ(LHD-1)から発艦するF-35 (Marine Corps photo by Cpl. Anne K. Henry/RELEASED)

By: Mike Yeo
本と韓国がそれぞれF-35ライトニングII共用打撃戦闘機の艦上運用案を検討中との報道が出ている。
 共同通信、聯合通信が伝えるところでは短距離離垂直着陸型のF-35B型により日本はいずも級DDHヘリコプター駆逐艦、韓国は独島級揚陸強襲艦を戦闘任務に投入可能な空母に転用する。
 共同によれば日本はF-35Bは南西部に伸びる島しょ部の防衛に投入し、通常型機材に必要な滑走路の設置ができない点を補完する。
 この戦略は北朝鮮の弾道ミサイル・核兵器整備に対応しながら中国の急速な軍事装備近代化に対応するものだ。
報道内容について12月26日小野寺五典防衛相はいずも級を改装しF-35運用を狙う予定はないと繰り返し否定しつつも防衛省は「日本の防衛能力の各種検討の実施」は常時行っていると発言した。
 F-35B運用が可能となればミッションの柔軟性と有効範囲が伸びる。聯合通信は韓国軍が「艦の戦略価値を最大化する」検討中との関係筋発言を引用した。いずも、独島はヘリコプターを14機、10機それぞれ運用する。
 F-35B搭載となれば両艦ともに内部外部で大改修が必要となり、飛行甲板にはF-35Bの垂直着艦時の排熱に耐える高熱対応改修が、また飛行甲板にもローリング離陸対応の形状変更が必要になろう。
 またF-35B用の弾薬類搭載のため強化弾薬庫を拡張し、航空燃料関連も拡大しヘリコプターより多い燃料消費量に対応する必要がある。
 ロイターはいずもにスキージャンプが追加されると見ているが、いずも級の全長は248メートル、独島は199メートルで両艦ともF-35Bのローリング離陸には十分な長さがあるのでスキージャンプは不要だ。
 日本、韓国ともにF-35Aを日本(42機)、韓国(40機)を発注している。
 日本が空母を保有すれば防衛姿勢が大きく変化し、論議を呼ぶ可能性がある。日本国憲法が「攻撃の可能性」のある装備取得を禁じていることを根拠に反対派があらわれそうだ。

だしコーリー・ウォーレスCorey Wallace(ベルリン自由大学東アジア研究大学院)は東アジアフォーラムで日本国憲法は特定の戦闘能力を明確に禁じていないと論じている。むしろ政府が「攻撃の可能性」を脅威の状況や国際関係にあわせて自衛隊全体の能力を解釈しているのであり、特定の能力を最初から攻撃的あるいは防御的と定義しているのではないと指摘している。■

コメント

  1. 韓国の仮想敵国はジョーク抜きで日本なので、韓国の国民感情としては(その現実的な妥当性などは無視されたうえで)当然なのだろうなと思いますよ。
    どこの海で使うのか、何に使うのかとか、まったく考えてないと思いますが。
    韓国メディアでもいろいろ書かれてたりするんですが、どうも「日本が持ってるなら我が国も」以上の考えはないようです。後付けで色々理由は書いてくるのですが。
    F-35も含め、基本的に韓国は、入手後の運用に関してはあんまり考えてないとしか思えない・・・まあ、どこか他国に空母の建造を売り込むためのセールスネタにするくらいかなと思いますが。
    原潜もそうだし、KFXもそうだし、韓国が見得と欲と儒教的なマウンティングと、政権や官僚の場当たり的な言い訳と、米国や中国がやったみたいに、首根っこひっつかんで無理やり従わせられる意外で方針を定めているのをほとんど見たことないです。
    ただまあ、韓国は、最近のあっちのメディアを見る限り、軽空母を新造しようという方向に流されつつあるようですが。

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