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横田基地のC-130Jが活躍するクリスマスドロップ作戦とは

クリスマスというと海兵隊にもToys for Totsがあり、こちらも恵まれない人に何か与えたいと言うクリスマスの価値観がありますね。誰かに何かをしてあげたい、と思う日本人が減る中で理解するのはちょっと工夫が必要でしょう。C-130Jの呼称はスーパーハーキュリーズですか,、昔のアニメのタイトルみたいですが、日本もH型を頑張って使っていますがどこかで更改を検討すべきでしょうね。


Yokota’s new Super Hercules cargo planes take over Christmas Drop mission

横田基地に新たに配属されたスーパー・ハーキュリーズがクリスマスドロップ任務に活躍している。

ミクロネシア諸島でクリスマスドロップ作戦の貨物二点が投下されている。2017年12月13日。DAVID OWSIANKA/U.S. AIR FORCE

 By LEON COOK | STARS AND STRIPES Published: December 21, 2017

YOKOTA AIR BASE, Japan — スーパーハーキュリーズ輸送機の新技術でクリスマスプレゼントを太平洋諸島の住民向けの空中投下が正確になった。
C-130HからC-130Jに機種変更した横田の第374空輸飛行隊がグアムのアンダーセン空軍基地からクリスマスドロップ作戦に展開している。
同作戦は1952年から行われており、各地の孤立した島民に必需品を空中投下している。今年は特に注目されている。
「機内エイビオニクスにより投下地点を正確に把握し、島民が楽にかつ安全に回収できる地点を割り出せます」とクリスマスドロップに加わる横田基地パイロットのブライアン・デンディ大尉が米空軍発表資料で述べている。

在日米軍司令ジェリー・マーティネス中将はC-130Jを「世界最高の正確、頑丈で戦術面で有益なマシン」と評している。以前より乗員を二名減らし、エイビオニクスを改良し、貨物搭載量が増え、燃料消費効率が向上して航続距離が伸びた。

今年のクリスマスドロップは米、日本、オーストラリア航空部隊が参加し補給品140箱以上を投下している。平均400ポンドの重量でミクロネシア連邦、北マリアナ諸島やパラウ共和国で計56か所の島しょ部分が対象だ。
66回目を迎えた今年のクリスマスドロップ作戦でボランティアが投下品を入れている。アンダーセン空軍基地、グアム、2017年12月9日。
DAVID OWSIANKA/U.S. AIR FORCE

箱の中身は漁網、建設材料、粉末ミルク、缶詰食品、米、衣類、靴、学習用品にくわえもちろんクリスマス玩具だ。

北マリアナ諸島のアグリガン島は現在無人島だがそこで育ったアンディ・ネパイアル(58歳)は小児期のクリスマスドロップの思い出を今も大切にしている。

「飛行機が島上空に来ると興奮のあまり島が二つに割れるようだった」とスターズアンドストライプスに12月21日語ってくれた。

ネパイアルは輸送機が投下地点に煙幕弾を投下して風の状態を見ていたのを鮮明に覚えている。C-130Jではこの計算は電子装備が行う。

「飛行機の後ろから荷物が出てくるのが見えると叫んでいましたよ。『おもちゃが来るぞ』って」

ラリー・ライジェタルも14歳までミクロネシアのラモトレク島に住んでおり、空軍がウェブで公開した映像を見て当時を思い出した。子どもたちの間で荷物を誰が最初に手に入れるかで競走していたという。

「最初だとパラシュートが手に入ります」と防虫ネットにできたのだという。「一番だとパラシュートのひもを切って自分のものにできますから」

ライジェタルによれば荷物の中の玩具を巡って喧嘩が絶えなかったという。「年長者が分配してくれたので運が良ければ自分の欲しいおもちゃが手に入った」「クリスマスドロップには毎回興奮していましたね」


グアムの非営利団体クリスマスドロップオーガニゼーションが現地企業等の協力で投下品を一年を通じ集めている。■

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