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記録 アルゼンチン潜水艦からの最後の交信内容



尻切れトンボの内容ですがご容赦ください。捜索はまだ続いており、艦体は発見されていません。爆発がなぜ起こったのか解明が必要です。スノーケルから海水が入るとは荒天だったので安定する潜航のまま航行中に大波をかぶったのでしょうか。乗員の冥福を祈ります。


Water Entered Missing Argentine Sub Through Snorkel Before Detected Explosion 海中爆発音の探知前に消息不明アルゼンチン潜水艦のスノーケルから海水侵入していた

ARA San Juan

 By: Ben Werner
November 29, 2017 4:53 PM


アルゼンチン海軍本部が行方不明の潜水艦ARA サンフアンの最後の交信記録を発表した。同国政府の要望に対応し各国が救難部隊を派遣中。

11月15日午前12時30分ごろ、サンフアン艦長よりスノーケルから海水が艦内に入ったと海軍本部に衛星電話で連絡してきた。海水で前方区画のバッテリーがショートし、スパークで火災か煙が充満したとのアルゼンチン海軍発表を国内ニュース専門局が伝えている。CNNがこの発表文を英語翻訳している。「海水が空気取り入れ口から第三バッテリー部門に入り回路ショートを発生させバッテリー設置場所から火災が発生。艦首外側バッテリーが使用不能となり、現在は回路が分断状態で潜航中。乗組員に関し報告事項なし。連絡を続ける」

艦長は不良バッテリーを分離したと報告しており、サンファンは後部バッテリーで潜航を続けたとアルゼンチン海軍は伝えている。サンファンはドイツ製TR-1700型潜水艦でディーゼル電気推進式だ。潜航時はバッテリーで推進する。

11月15日午前6時:艦長は衛星通話と同じ内容を電文で伝えてきた。これはアルゼンチン海軍の標準規則によるもの。

午前7時30分: アルゼンチン海軍が同艦最後の通信を受信し艦長からサンファンは引き続き同じ針路で航行中と伝えてきた。

午前10時31分: サンファンの推定位置とほぼ同じ地点で海中爆発音が検知された。一週間後に捜索活動はこの地点を集中的に扱ったが、米海軍他各国の対潜専門家は爆発は非原子力あるが異常事態としてアルゼンチン海軍に通知した。アルゼンチン海軍は米連絡あるまで水中爆発は承知していなかったと述べている。

11月18日:救難活動支援の要請にこたえ米海軍が水中捜索救難チームを派遣し各国に加わる。米海軍は編成されたばかりの第一無人水中機部隊(ハワイ真珠湾基地)がブルーフィン-12D深海無人水中機(UUV)一基とアイヴァー580UUV3基を搬送した。P-8Aポセイドンも捜索に加わった。■


追記 アルゼンチン海軍は11月30日に捜索を打ち切った。557千平方マイルの海域を捜索したがなにも見つけられなかった。



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