- 今月に入り一般ニュースでも出てきたJASSM-ER(ジャサマと発音するのでは)の派生型巡航ミサイルの話題ですね。Jointというのが日本人に今一理解されていなかったのですが、今回米空軍が海軍のミサイルを発射した事実が中身をよく説明しているのではないでしょうか。
B-1 Bombers Attacked “Multiple Moving Maritime
Targets” in Test of New Missile
B-1爆撃機発射で新型ミサイルが「複数移動海上目標」
攻撃に成功
December 14, 2017
12月8日、米海軍がロッキード・マーティンの新型AGM-
からの発射にカリフォーニア州沖合のポイントマグ海上
試射場で成功した。巡航ミサイル複数は「移動海上標的
複数」に初めて命中したと海軍が発表。
「テスト成功で対艦攻撃力整備の早期達成に官民合同で
成功した」と海軍航空システムズ本部(NAVAIR)でLRASM
を主管するトッド・フーバー大佐Capt.Todd Huberが声明を
発表している。.
この事は海軍が新兵器の配備に一歩近づいたことを意味する。LRASMの供用開始で柔軟に長距離で高度の対艦
攻撃能力が実現する。
「公海領域への軍事アクセス作戦展開を確実にし、沿海
域でも同様に遠距からで敵艦船を撃破する能力が実現す
る」とNAVAIRは説明。
LRASMは原型がAGM-158B共用空対地スタンドオフミサイ
ル-射程拡大版 (JASSM-ER) 巡航ステルスミサイルで、国
防高等研究プロジェクト庁(DARPA)が海軍の要望に応え
開発したものだ。海軍はLRASMを対艦戦能力向上策第一
段階の実現手段として配備する計画だ。
さらに第二段階での対艦ミサイルが想定されており、
LRASMの後継装備が2024年に供用開始される。LRASM自体
もこの競合に加わり、AGM-158Cは潜水艦発射も可能とな
る。
一方で海軍はLRASMの艦隊導入を急いでおり、来年に
も開始となる見込みだ。「LRASMの初期作戦能力展開は
2018年まず米空軍B-1で、2019年に米海軍F/A-18E/Fスーパー
ホーネットで実現する」とNAVAIRは説明している。
米海軍にとって中国海軍の脅威は現実なのでLRASMの
供用開始はうれしいニュースになる。■
Dave Majumdar is the defense editor for The National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar.
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