- ロッキード・マーティンによる発表文でF-35Aでコスト低減等の効果を主張していますのでご注意ください。しかし生産が軌道に乗ってきました。増産が続きます。しかしソフトウェアの対応が間に合っていません。今や航空機特に戦闘機材ではハードウェアだけ見ていても間に合いませんね。
気になる表現
the transformational F-35 air system --- 変化し続ける
the F-35 enterprise ---F-35事業
Lockheed Martin Meets 2017 F-35 Delivery Target
ロッキード・マーティンが2017年のF-35引き渡し目標を達成
マーティン (NYSE: LMT) が通算66号機のF-35を引き渡し、政府と共に定めた2017
年納入目標を達成したことになる。
- これで265機が米国ならびに各国向けに納入ずみで、パイロット530名、整備要員5千名の養成が完了している。完成機体の総飛行時間は115千時間に上る。
- 「2017年の納入目標の達成は政府産業界一体となっての懸命な努力と尽力の結果で変化し続けるF-35航空システムを第一線に提供できた」とロッキード・マーティン執行副社長兼F-35事業総支配人ジェフ・バビオン Jeff Babioneが語った。「チームは今後も課題解決に取り組み今回の達成実績で顧客にはF-35の年間生産量が毎年増えていくのが確信していただけるでしょう」
- 2017年の引き渡し66機とは前年比40パーセント増で、F-35生産は2023年に年間160機体制を目指している。
生産面での改良続く
- 増産と改良でロッキード・マーティンの目標はF-35A機体単価を2020年に80百万ドルに下げることにある。これまでの知見を盛り込み、工程改善や自動加工、生産施設の改良やサプライチェーンの努力他でF-35生産はコスト低減の一方で生産性を引き上げている。以下は例。
- F-35A機体価格は契約金額より60パーセントも下がった
- 修正作業がこの五年間で75パーセント減った
- 生産期間が2015年比較で20パーセント削減された
- 増産に備えロッキード・マーティンはテキサス州フォートワースで2017年1月以降だけで従業員を1,300名増員し、さらに1,800名増員する。F-35生産には米国や世界で数千名が従事しており、サプライヤーは国内とプエルトリコだけで1,400社に上る。米国内で直接間接合わせ17万名の雇用を生む経済効果は年240億ドルだ。さらに各国にサプライヤー100社があり数千名分の雇用になっている。
- 超音速多用途機のF-35は今後も変化継続する性能で前例のない状況把握能力、威力、残存性を実現している。次世代のレーダー回避ステルス性能、超音速飛行、戦闘機としての操縦性にかつてないほど強力な統合センサーパッケージを搭載し、これまでの戦闘機の水準を超える。
ロッキード・マーティンについて
ロッキード・マーティン(本社メリーランド州ベセスダ)は世界規模の安全
保障航空宇宙企業で従業員数は全世界で97千名が高度技術応用のシステム、
製品、サービスの研究開発、設計、製造、統合、維持にあたっている。■
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。