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B-52エンジン換装案がやっと始動する

Aerospace Daily & Defense Report

USAF Could Start Re-engining First Two B-52s By 2022


B-52エンジン換装をまず2機で2022年までに開始する

U.S. Air Force
Dec 21, 2017James Drew | Aerospace Daily & Defense Report

空軍によればボーイングB-52Hの1960年代製プラット&ホイットニーTF33-103エンジンは「2030年代まで維持できない」ため今後20年の運用を続けるにはエンジン換装が必須とし、試験用にまず二機が2022年度までに作業を受ける。
76機残る冷戦期の爆撃機には新型核長距離巡航スタンドオフ(LRSO)ミサイルの搭載が決まっている。
2050年代まで運航し次世代兵装、火器管制レーダーやその他電子装備に十分な電源を確保するため空軍はTF33エンジンと同寸ながら性能が高い民生エンジン8発に換装したいとする。
空軍が狙うのはTF33比で燃料消費が2割4割向上しながら十分な発電容量となる400から500kVAの確保だ。機体では電源系統の更新や完全デジタル式エンジン制御も必要だ。だが機体構造や機内搭載装備への影響は最小限に抑え離陸重量488千ポンドを維持したいとする。
エンジンメーカーや主要装備統合業者に詳細情報が2017年12月12日から13日の業界向けイベントで配布されている。
主要エンジンメーカーはすべて会合に参加し、GEエイビエーションプラット&ホイットニーロールスロイスサフランの他、ボーイングユナイテッドテクノロジーズのRohr、ノースロップ・グラマンL3テクノロジーズオメガエアD-Jエンジニアリングハネウェルスピリットエアロシステムズマギルエアクラフトパーツも出席していた。
当日のプレゼンテーションで政府側は「B-52には今後も長く活躍してもらい(2050年代以降も)たいがTF33では2030年以降はもたない」と説明。
配布文書では76機用と予備42基含めエンジン650基調達を検討するとある。当初は20基を調達しテスト用機材2機分とする。
機体や兵装の再認証手続きを回避するため空力特性変更は最小限とし機体の重心点も変更しない。
2018年度空軍予算に着手金が確保され、初期検討用に複数契約が交付される。その後主契約が一本に絞られエンジンの技術作業、生産、搭載に進む。
空軍が調達大日程を公開したのはこれが初めてで、エンジンメーカー、機体統合の最終決定は2020年と予想される。
まず2機から始め続いて実用型10機の換装を2026年度に着手し、残る64機の作業を2028年から2034年にかけ行う。実施になれば同機で最大規模の改修になる。
空軍はB-52G/Hエンジン改修を1971年から検討しており、TF33の8発を大型ターボファン4発に換装する検討から始めた。
以後9通り以上の検討がなされたが1990年代末から関心が高まり、国防総省は実行に移す気配を示さなかった。だがロシア、中国との競合の現実の前にLRSO巡航ミサイルの導入も決まり、空軍がやっと真剣になった。

最有力候補はロールロイスのBR725(推力16,000 lb.)、GEエイビエーションのCF34-10(18,000-lb.)。■

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