2026年5月4日月曜日

バリカタン演習にUS-2はじめ自衛隊部隊が参加中―自由主義陣営は各国共同で中国による現状変更を許さない姿勢を示しているが、なぜ日本国内にこうした姿勢を伝えないのでしょうか

 

日本のUS-2が南シナ海でバリカタン演習に参加

  • Naval News 

  • 2026年5月2日公開

  • フランシス・マンゴシング

4月27日、「バリカタン2026」演習で米海軍USSアシュランドと海上自衛隊の隊員が負傷者救出訓練に参加した。INDOPACOM

本のUS-2高性能水陸両用機が、フィリピンと米国による最大規模の合同軍事演習「バリカタン」に初登場した。

4月27日に行われたバリカタン演習に海上自衛隊の新明和工業US-2が南シナ海に着水した写真をインド太平洋軍が公表した。

同演習は、パラワン島オイスター・ベイ近海で行われた。同地は、米国支援の下で巡視艇の整備拠点として整備が進められており、フィリピン軍の南沙諸島への補給任務の中継地点である。今回の演習は、今年の「バリカタン」演習の一環としてフィリピン各地で行われた数多くのイベントの一つに過ぎない。

2026年のバリカタン演習に向けた合同医療後送演習の一環として、海上自衛隊のUS-2水陸両用機が南シナ海付近に着水する様子。日本統合幕僚監部提供写真。

米海軍の上陸用ドック艦「アシュランド」(LSD-48)は、この演習において海上自衛隊のUS-2と連携して活動した。US-2の乗組員は救命ボートでUSSアシュランドに移送され、実際の海上環境下での重篤な患者の移送および医療対応手順の訓練を行った。US-2は捜索救助任務用に設計されており、荒れた海況下を含め、水面および滑走路の両方で離着陸が可能である。

今年のバリカタン演習は、約1万7000人が参加し、過去最大規模かつ最も広範囲にわたるものとなった。日本は約1400人を派遣したが、第二次世界大戦以来初めてフィリピン本土に戦闘部隊を派遣したこととなり、昨年発効したマニラとの相互アクセス協定に基づく初の展開となった。日本は、US-2に加え、ヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」、揚陸艦「しもきた」、駆逐艦「いかづち」、C-130H輸送機、88式ミサイルなどを展開し、合同演習に初めて全面的に参加した。オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、フランス、英国も演習に参加した。

Japan’s US-2 joins Balikatan

4月27日、「バリカタン2026」演習の一環として、米海軍艦艇「アシュランド」と海上自衛隊の隊員が負傷者救出訓練に参加した。INDOPACOM提供写真

フィリピン訪問を予定している小泉進次郎防衛大臣は、5月6日、南シナ海および台湾に近いイロコス・ノルテ州ラオアグ市沖で、退役艦艇の沈没作業を視察する。

演習は、東シナ海、台湾周辺、および南シナ海における中国の活動をめぐり、地域の緊張が高まる中で行われる。フィリピンと日本はともに米国の同盟国であり、中国の海洋進出を封じ込めるための重要な防衛ラインとされる「第一列島線」の一部を構成している。

これと別に、フィリピン海兵隊と陸上自衛隊の水陸両用即応旅団は、4月28日、フィリピン北部のカガヤン州アブルグ沿岸地域で水陸両用作戦を実施した。

「この演習は、空・陸・海の能力がシームレスに統合されていることを示し、複雑な水陸両用作戦を実行する参加部隊の規律、即応態勢、相互運用性を浮き彫りにした」とフィリピン海兵隊は述べた。

4月20日から5月8日までの「バリカタン」演習では、NMESIS(海軍・海兵隊遠征艦艇阻止システム)、MADIS(海兵隊統合防空システム)、HIMARSなど、海上安全保障、統合防空、ドローン戦術に焦点を当てた米国の先進システムも導入されている。■

フランシス・マンゴシング

フランシス・マンゴシングは、フィリピンのマニラを拠点とするフリーランスのジャーナリストであり、『フィリピン・デイリー・インクワイアラー』および『インクワイアラー・ネット』で10年以上にわたり防衛・国家安全保障分野の取材に携わってきた。彼女の報道は、海上安全保障、軍事問題、そしてフィリピンで進行中の防衛近代化の取り組みに焦点を当てている。


Japan’s US-2 joins Balikatan exercises in South China Sea

  • Published on 02/05/2026

  • By Frances Mangosing


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