A400M 提供:エアバス・ディフェンス・アンド・スペース
山火事消火にA400Mが加わる(スペイン)
Aviation Week
トニー・オズボーン
2026年5月26日
空中消火システムを搭載したエアバスA400M輸送機が、今年、スペインの山火事消火能力を強化すると、ペドロ・サンチェス首相が確認した。
スペインの消火装備にA400Mが加わることで、同国は初めて大型空中消火能力を獲得し、スペインの空中消火の能力が拡大することになる。
「我々は、15機の水陸両用機、新型エアバスA400の消火装備、そして新型チヌークヘリコプター4機とクーガーヘリコプター2機を保有することになる」と、サンチェス首相は5月21日、トレホン空軍基地で行われた2026年度森林火災予防キャンペーンの発表会で述べた。
サンチェス首相は、最大2万リットルの水または消火剤を投下可能なこのシステムを、A400Mの何機に搭載するかについては言及しなかった。比較すると、デ・ハビランド・カナダ製CL-415は最大6,000リットルの投下が可能だ。
スペインは昨年、史上最悪級の山火事シーズンを経験し、35万ヘクタールが焼失した。
「山火事は毎年、私たちを襲い、残念ながら勢いと猛威は増すばかりだ。発生時期が早まり、攻撃的になり、消火活動もより困難になっている」(サンチェス首相)。
スペイン空軍のA400M導入は、国内の消火能力強化の一環であると彼は述べた。
エアバスは数年にわたり、A400M用のロールオン・ロールオフ式消火システムの開発に取り組んできた。昨年、このシステムは森林火災消火装備の評価を認可されているフランスの機関「セレン(Ceren)」によって試験された。スペイン空軍は、このプロジェクトに技術顧問として関与している。■
トニー・オズボーン
ロンドンを拠点とするトニーは、欧州の防衛プログラムを担当している。2012年11月に『エイビエーション・ウィーク』に入社する前は、シェパード・メディア・グループに在籍し、『Rotorhub』誌および『Defence Helicopter』誌の副編集長を務めていた。
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