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原設計が1950年代の大統領専用ヘリコプターも今年中に新型機に交代。海兵隊が全力で整備し運用しています。

 今回の大統領の交代でトランプ大統領をホワイトハウスから移動させたマリーンワンの姿を見た方も多いのではないでしょうか。基本的に旧型の同機は海兵隊整備部門の献身的な仕事で長い供用を支えているのですね。しかし、今年中に新型機に交代するということです。VC-25もそのうちに交代となりますが、民間でも見かけなくなった747-200をどんなコストをかけても整備支援する姿に国家の威信が見えてきますね。

Photo by Tech. Sgt. Robert Cloys

 

VH-3大統領専用ヘリコプターはマリーンワンとして長年共用されてきたが、退役が近づいてきたと米海軍航空システムズ本部が発表した。

 

1月15日発表によれば海軍航空システムズ本部は東部機材整備センター*FRCE)でT58-GE-400B大統領専用ヘリコプター用エンジンの最終整備を完了し、第一海兵隊ヘリコプター飛行隊 (HMX-1) による大統領、副大統領、閣僚、海外賓客の輸送任務に投入する。

 

FRCEが整備を担当する大統領専用ヘリコプターのVH-3Dシーキングは新型VH-92Aに2021年中に交代する。

 

整備修理拠点は海兵隊チェリーポイント航空基地(ノースカロライナ)にあり、大統領専用ヘリコプター事業、ゴールドプレイトプログラムに50年にわたり関与している。

 

FRCEの仕事ぶりには定評があり、VH-92A運用の支援体制の準備がすでにはじまっている。

 

「当センターの大統領専用ヘリコプター事業支援の長い歴史を誇りに思う」とセンター司令マーク・E・ニエト大佐が述べている。「FRCEの人員は誇りを持って、特別の支援をこの重要ミッションに提供してきました。新型機支援にも同様に臨みます」

 

FRCEが大統領専用ヘリコプター業務を開始したのは1967年のことで、当時は海軍航空機材再整備施設(NARF)と呼ばれていた。ジェネラルエレクトリックT58-GE-8CエンジンでVH-3A型を運用していた。VH-3AはシコースキーH-3シーキング対潜ヘリコプターを改装し大統領の短距離移動手段となった。

 

その後、エンジンは二回の換装を経て、T-58-GE-400Bが1985年に採用され、今日に至っている。

 

ゴールドプレイト事業で航空機整備に関与した専門職には誇りと任務達成感を強調する向きが多い。

 

「整備員としてテストを経て点検に合格した対象が実際に飛行するのを見れば達成感があるものです」「大統領が乗るヘリコプターに関係していると誇らしく感じます」(2005年から従事する油圧系統整備員チャールズ・モーガン)

 

「歴代の大統領5名に仕えてきました」と語るダン・スミスは1983年に同センターへ配属され、1990年代から大統領専用ヘリコプター事業に携わった。2016年にいったん退役したが2018年に復職を求められた。「ゴールドプレイトプログラムに復帰でき名誉に思います。一緒に働く仲間には以前の同僚の子息もいますよ」■

 

この記事は以下を再構成したものです。

 

Legendary VH-3 Sea King is one step closer to retire

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MARITIME SECURITY

ByDylan Malyasov

Jan 9, 2021

Modified date: Jan 9, 2021

 

About this Author

Dylan Malyasov

U.S. defense journalist and commentator. Aviation photographer. Dylan leads Defence Blog's coverage of global military news, focusing on engineering and technology across the U.S. defense industry.


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