潜航中の米海軍オハイオ級潜水艦がはっきりとわかる画像。
内側写真はペルシア湾に入るUSSジョージア、2020年12月21日。
米海軍の潜水艦USSジョージア(SSGN-729)がホルムズ海峡付近でイラン海軍により捕捉されたようだ。
イラン国内メディアで潜航中の米海軍潜水艦をホルムズ海峡付近で捉えたとする記事が出回っている。写真はソーシャルメディアで拡散しており、イランはSH-3シーキングヘリコプターで撮影したと説明している。
写真を見るとオハイオ級巡航ミサイル潜水艦(SSGN)のようであり、時間と場所からUSSジョージア(SSGN-729)なのは確実だ。
USSジョージアは2020年12月21日にホルムズ海峡を通過しペルシア湾に進入している。その際は米巡洋艦や警戒艇が随行し、浮上航行した。
写真撮影時の状況ははっきりしない。潜水艦は潜望鏡深度にある。セイル後方にDDS(ドライデックシェルター)が見え、SEAL搬送機(SDVs )
を格納できる装備でネイヴィーSEALが使う。
4隻あるオハイオ級SSGN各艦は通常兵器で世界最大の重装備攻撃手段だ。トマホーク対地攻撃巡航ミサイル (TLAM Block-IV)154発をミサイルサイロから発射する。魚雷発射管室にも搭載すれば176初になる。ただし、DDSを搭載するとミサイル本数も減る。
イランは初の国産哨戒潜水艦ファテの演習中だった。魚雷発射テストに加えOSINT(オープンソース情報収集活動)も行ったとするアナリストがいる。このため米潜水艦が演習の情報を集めていた可能性がある。
ペルシア湾は浅海域が多く、大型潜水艦の活動が制約されると見られている。とはいえ、USSジョージアが十分に活動できないわけではないが、インシデントが発生する可能性は残る。■
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US Navy Ohio Class Submarine Filmed By Iranian Navy While Submerged
H I Sutton 14 Jan 2021
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