スキップしてメイン コンテンツに移動

8月26日発射の短距離ミサイルはすべて正常に飛翔したと米軍が発表を訂正


やはり米韓演習を黙って見ておれずミサイル発射に踏み切りましたが、ICBMではなく短距離ミサイルを日本海に向け撃ったのは標的想定が日本なのが明らかです。EEZに着水しなかったらよい、という話ではありません。同時発射で精度をそこそこ確保できれば恐ろしい脅威です。戦後72年の今、日本の安全が一番危うくなっています。

 

NK Missile Tests Didn't Fail, US Military Says in Revised Report

北朝鮮ミサイルの失敗は誤報と米軍が訂正


This photo reportedly shows the July 28 launch of a Hwasong-14 ICBM at an undisclosed location in North Korea. (Korean Central News Agency/Korea News Service via AP)
7月28日発射された北極星-14型ICBMと言われる写真。発射地点不詳。 (Korean Central News Agency/Korea News Service via AP)
Fox News | 26 Aug 2017
  1. 北朝鮮が8月26日に発射した短距離ミサイル三発はすべて飛翔に成功していた。当初失敗と発表していた米軍が訂正した。
  2. 韓国統合参謀本部によれば発射地点は東海岸で155マイル飛翔した。韓米両軍が解析中だが今のところ詳細発表はない。
  3. 米太平洋軍報道官デイヴィッド・ベンハム中佐から二発が「飛翔中に故障」し三発目は「発射直後に爆発した」と発表していたが、太平洋軍は評価を見直し、ミサイル飛翔は成功だったと韓国軍評価と一致する内容になった。
  4. 韓国大統領府は国家安全保障会議を招集し、今回のミサイル発射をとりあげた。今回の発射は7月の大陸間弾道ミサイル発射以来となった。
  5. 今回の発射は米韓合同軍事演習の五日目のことで北朝鮮は演習を開戦準備の一環と非難していた。朝鮮半島では晩夏と春季にそれぞれ展開される演習で緊張が高まる。
  6. 今回の発射前に北朝鮮国営メディアは金正恩が特殊部隊の訓練視察の様子を伝えており、金正恩は部隊に「無慈悲に敵部隊を一掃し一挙にソウルを占領して半島南部へ進軍する」と訓示した。
  7. 朝鮮中央通信は「標的命中コンテスト」に軍用機、多連装ロケット発射機、推進式銃弾が投入され、韓国の白ニョン島、延坪島を模した標的に特殊部隊がゴムボートで「奇襲上陸」したという。
  8. 国境地帯に位置する両島はたびたび軍事対立の舞台となっており、2010年には北朝鮮砲兵隊の攻撃で韓国海兵隊員二名、一般市民二名が犠牲となった。
  9. 北朝鮮の核開発の進展に対応し韓国でも軍備増強の動きが強まっており、米国と弾頭数上限の緩和ならびに米軍のミサイル迎撃装備の増強で協議が始まっている。
  10. 韓国も国産ミサイル玄武2型(射程約500マイル)のテストを行っている。戦力化すれば韓国が進める「キルチェーン」先制攻撃の重要要素になる期待が高まっている。■
Fox News' Lukas Mikelionis, Lucas Tomlinson and the Associated Press contributed to this report.

コメント

  1. 標的は日本ではないでしょう
    明らかに、射程距離から、韓国ソウルが標的かと

    返信削除

コメントを投稿

コメントをどうぞ。

このブログの人気の投稿

フィリピンのFA-50がF-22を「撃墜」した最近の米比演習での真実はこうだ......

  Wikimedia Commons フィリピン空軍のかわいい軽戦闘機FA-50が米空軍の獰猛なF-22を演習で仕留めたとの報道が出ていますが、真相は....The Nationa lnterest記事からのご紹介です。 フ ィリピン空軍(PAF)は、7月に行われた空戦演習で、FA-50軽攻撃機の1機が、アメリカの制空権チャンピオンF-22ラプターを想定外のキルに成功したと発表した。この発表は、FA-50のガンカメラが捉えた画像とともに発表されたもので、パイロットが赤外線誘導(ヒートシーキング)ミサイルでステルス機をロックオンした際、フィリピンの戦闘機の照準にラプターが映っていた。  「この事件は、軍事史に重大な展開をもたらした。フィリピンの主力戦闘機は、ルソン島上空でコープ・サンダー演習の一環として行われた模擬空戦で、第5世代戦闘機に勝利した」とPAFの声明には書かれている。  しかし、この快挙は確かにフィリピン空軍にとって祝福に値するが、画像をよく見ると、3800万ドルの練習機から攻撃機になった航空機が、なぜ3億5000万ドル以上のラプターに勝つことができたのか、多くの価値あるヒントが得られる。  そして、ここでネタバレがある: この種の演習ではよくあることだが、F-22は片翼を後ろ手に縛って飛んでいるように見える。  フィリピンとアメリカの戦闘機の模擬交戦は、7月2日から21日にかけてフィリピンで行われた一連の二国間戦闘機訓練と専門家交流であるコープ・サンダー23-2で行われた。米空軍は、F-16とF-22を中心とする15機の航空機と500人以上の航空兵を派遣し、地上攻撃型のFA-50、A-29、AS-211を運用する同数のフィリピン空軍要員とともに訓練に参加した。  しかし、約3週間にわたって何十機もの航空機が何十回もの出撃をしたにもかかわらず、この訓練で世界の注目を集めたのは、空軍のパイロットが無線で「フォックス2!右旋回でラプターを1機撃墜!」と伝え得てきたときだった。 戦闘訓練はフェアな戦いではない コープサンダー23-2のような戦闘演習は、それを報道するメディアによってしばしば誤解される(誤解は報道機関の偏った姿勢に起因することもある)。たとえば、航空機同士の交戦は、あたかも2機のジェット機が単に空中で無差別級ケージマッチを行ったかのように、脈絡な

主張:台湾の軍事力、防衛体制、情報収集能力にはこれだけの欠陥がある。近代化が遅れている台湾軍が共同運営能力を獲得するまで危険な状態が続く。

iStock illustration 台 湾の防衛力強化は、米国にとり急務だ。台湾軍の訓練教官として台湾に配備した人員を、現状の 30 人から 4 倍の 100 人から 200 人にする計画が伝えられている。 議会は 12 月に 2023 年国防権限法を可決し、台湾の兵器調達のために、 5 年間で 100 億ドルの融資と助成を予算化した。 さらに、下院中国特別委員会の委員長であるマイク・ギャラガー議員(ウィスコンシン州選出)は最近、中国の侵略を抑止するため「台湾を徹底的に武装させる」と宣言している。マクマスター前国家安全保障顧問は、台湾への武器供与の加速を推進している。ワシントンでは、台湾の自衛を支援することが急務であることが明らかである。 台湾軍の近代化は大幅に遅れている こうした約束にもかかわらず、台湾は近代的な戦闘力への転換を図るため必要な軍事改革に難色を示したままである。外部からの支援が効果的であるためには、プロ意識、敗北主義、中国のナショナリズムという 3 つの無形でどこにでもある問題に取り組まなければならない。 サミュエル・ P ・ハンチントンは著書『兵士と国家』で、軍のプロフェッショナリズムの定義として、専門性、責任、企業性という 3 つを挙げている。責任感は、 " 暴力の管理はするが、暴力行為そのものはしない " という「特異な技能」と関連する。 台湾の軍事的プロフェッショナリズムを専門知識と技能で低評価になる。例えば、国防部は武器調達の前にシステム分析と運用要件を要求しているが、そのプロセスは決定後の場当たり的なチェックマークにすぎない。その結果、参謀本部は実務の本質を理解し、技術を習得することができない。 国防部には、政策と訓練カリキュラムの更新が切実に必要だ。蔡英文総統の国防大臣数名が、時代遅れの銃剣突撃訓練の復活を提唱した。この技術は 200 年前のフランスで生まれたもので、スタンドオフ精密弾の時代には、効果はごくわずかでしかないだろう。一方、台湾が新たに入手した武器の多くは武器庫や倉庫に保管されたままで、兵士の訓練用具がほとんどない。 かろうじて徴兵期間を 4 カ月から 1 年に延長することは、適切と思われるが、同省は、兵士に直立歩行訓練を義務付けるというわけのわからない計画を立てている。直立歩行は 18 世紀にプロ