以下米空軍の公式発表内容です。さすがに米空軍はロシア発注の機体を購入したとはいえず、民間契約方式で民事商取引として購入したとぼやかしていますね。しかし民間専門家の読み通り、今週末の発表でトランプ大統領も再選されれば任期ぎりぎりで新型機に搭乗可能となるとの読みもぴったりでした。さすがです。
Air Force awards contract for two 747-8s to be modified as future Air Force One aircraft
米空軍が747-8型機二機の次期エアフォースワン機材への改修契約を交付
WASHINGTON (AFNS) -- 米空軍は2017年8月4日付でボーイングに契約修正を交付し、民生用747-8機体二機の調達・改修でVC-25Aボーイング747-200大統領支援機材二機を更新させる。
- 今回の修正内容は2016年のリスク低減契約に続くもの。空軍はボーイングに先に大統領専用機材の設計、改修、試験、就役に関する提案を求めており、その内容を今後の修正契約内容に反映させる。機体改修を2019年に開始し、2024年に初期作戦能力獲得を予定する。
- 空軍筆頭次官補ダーリーン・コステロも「交付は大きな一歩で事業を妥当な費用で実現する一歩となる」「今後も経費節減効果を求めていきたい」と談話を発表した。
- 新大統領専用機は2024年から運用開始となるが、それまでに各種改修と試験を完了する。連邦航空局が型式証明した民間向け747-8が大統領専用仕様に合うようボーイングが改修する。
- 2017年3月にホワイトハウスは大統領専用仕様に必要な裁定要求内容を再確認した。必要な機体改修内容として専用通信機能、機内発電容量の引き上げ、医療設備、大統領執務空間としての意匠、機体防御装備、自律型地上運用能力がある。
- 「機体購入により旧式化しているVC-25A更新に向けた大きな一歩となる」とデューク・リチャードソン少将(大統領専用空輸機更新事業責任者)が述べた。「今回の契約交付で2024年目標の新大統領専用機の改修試験が進む」
- 今回は機体調達の手順で価格設定その他関連業務を民間方式で行ったため購入価格は公表できない。ただし、機体価格は全体事業経費の一部であり、契約内容に関し情報公開要求があれば今後の公表の途は残されている。■
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