New MDA director: US prepared to defend against North Korean nuclear ICBM threat
MDA新長官:米国は北朝鮮核ICBM攻撃の防御の準備ができている
写真 米空軍中将サミュエル・グリーヴス(宇宙ミサイル装備センター長兼宇宙分野事業統括者)が第103回ロウズボウルの観衆に手を振る。カリフォーニア州パサデナ, Jan. 2, 2017.
HUNTSVILLE, Ala. — ミサイル防衛庁長官に就任したサミュエル・グリーヴス空軍中将は米国の本土防衛体制に自信をもっており、北朝鮮の核ICBMに対応する装備の準備態勢ができていると語った。
- 宇宙ミサイル防衛シンポジウムで質問を受けたグリーヴス中将は「現在配備中の弾道ミサイル防衛システムで脅威に十分対応できる」と述べた。
- ただしミサイル防衛庁は変化し続ける脅威に対応しようとしており、ICBM同時発射や対抗措置やおとりの放出に対抗すべく脅威の「緩和」に「しっかりと」取り組んでいると付け加えた。
- グリーヴス中将はデータの裏付けが十分にあってはじめて自信が持てるとし、「解析を完了し、各種システムを構築し、モデリングやシミュレーションを実施し、テストも厳しい条件で行い、総合的に行った。裏付けデータもある」と語った。
- 長官はDefense Newsに対しMDAは脅威の深化に対応する整備大日程表に従っていると述べた。
- 金正恩になってから北朝鮮はミサイル試射回数を急増しており、呼応して朝鮮半島での開戦の危機も大きくなってきた。
- 先月のICBM発射ではじめて射程1万キロ超の性能を有するとの解析結果が出た。サンディエゴはもちろんニューヨークにも届く可能性が出てきた。また核弾頭の小型化にも成功したとの報道がある。
- 一方で北朝鮮発表の論調は一層好戦的になっており、8月9日にはグアム核攻撃を公言。
- これに対抗して注目されるのが5月に北朝鮮やイランからのICBM攻撃を想定して実施された本土防衛システムの作動試験だ。
- このテストではじめて地上配備中間軌道防衛システムが供用されICBM級の目標を狙った。以前のテストでは中距離弾道ミサイルしか標的になっていなかった。
- MDAはTHAAD超高度広域防衛システムの先月のテストを成功と判定した。THAADは2013年からグアムに配備が始まり、韓国にも導入がはじまった。■
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。